京極夏彦の新作「百器徒然袋~風~」をようやく読破した。
今回もあいかわらずの厚さで520ページもある。
短編というか充分読み応えのある中編が3部作だ。
「探偵小説」と銘打ってあり、おなじみの薔薇十字探偵の榎木津サマが大活躍。
あいかわらず全然探偵っぽい推理とかはしないのだが。
今作は「招き猫」「鏡」「面」がテーマだが、3作とも本島という、しごく平凡な男が主人公で語るので感情移入しやすく読みやすい。
京極堂シリーズは偏執的な狂人が一人称で語るような作品が多く、読みにくい物もあるのだがこの「探偵小説」は爽快で気分が良い。
前作「オンモラキのキズ」(漢字が面倒い)に比べても読後感はすっきりしている。
ただ、いつもどおり今回もストーリーの展開が遅い。
この作家の特徴でもある伏線と脱線だらけだ。
ちょっと読んでいてじれったくなってくる。
それと、今作の京極堂は親切すぎませんか?
なんだか丸くなってしまった気がする。
ウンチクの多さととっつきにくさが身上だったと思ったが。
ところで、第1作「ウブメの夏」の映画化決定!
あの暗~い雰囲気をどう表現するのか楽しみです。
私的に一番ヒットの「魍魎の函」も是非!
今回もあいかわらずの厚さで520ページもある。
短編というか充分読み応えのある中編が3部作だ。
「探偵小説」と銘打ってあり、おなじみの薔薇十字探偵の榎木津サマが大活躍。
あいかわらず全然探偵っぽい推理とかはしないのだが。
今作は「招き猫」「鏡」「面」がテーマだが、3作とも本島という、しごく平凡な男が主人公で語るので感情移入しやすく読みやすい。
京極堂シリーズは偏執的な狂人が一人称で語るような作品が多く、読みにくい物もあるのだがこの「探偵小説」は爽快で気分が良い。
前作「オンモラキのキズ」(漢字が面倒い)に比べても読後感はすっきりしている。
ただ、いつもどおり今回もストーリーの展開が遅い。
この作家の特徴でもある伏線と脱線だらけだ。
ちょっと読んでいてじれったくなってくる。
それと、今作の京極堂は親切すぎませんか?
なんだか丸くなってしまった気がする。
ウンチクの多さととっつきにくさが身上だったと思ったが。
ところで、第1作「ウブメの夏」の映画化決定!
あの暗~い雰囲気をどう表現するのか楽しみです。
私的に一番ヒットの「魍魎の函」も是非!
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