佐野の自分語り日記

自分の主観をだらだらと述べるブログ

『アクロバットはフライングダイナソーのパクり』←これ論破する

2022-03-15 17:55:00 | 日記
こんにちは!😎 佐野です


久々の投稿になります!😁

今回も、筆者の大好きなジェットコースターのお話です

私はよく三重県にある絶叫遊園地、ナガシマスパーランドというところによく行くのですが、そこの、『アクロバット』というアトラクションに並んでいると、よくこんな会話を耳にします👂

『アクロバットってフライングダイナソーパクリじゃね?』

たしかに、アクロバットも、フライングダイナソー(正式名称は、ザ•フライング•ダイナソー: USJ)も、座席がうつ伏せになった状態で急降下や1回転を繰り返すというタイプのコースターです

その乗車姿勢の独特さと、2園の知名度が比較的高いことから、残念なことに『パクり』と勘違いしている人がかなりいるらしいのです😭



↑アクロバット



↑フライングダイナソー

確かにこうして見ると、かなり似ていますね‼️笑

しかし、本日は、この『パクり』論が、いかに間違っているかを説明します‼️


1.そもそも開業はアクロバットの方が先

アクロバット:2015年7月18日開業
フライングダイナソー:2016年3月18日開業

そうです!アクロバットの方が先に開業しているのです!

なので、『アクロバットはフライングダイナソーのパクり』というのは、これだけで、そもそも間違いだと証明できてしまうのです笑

では、逆に、『フライングダイナソーはアクロバットのパクり』なら、正しいのでしょうか?


2.『遊戯機械メーカー』という存在

そもそも、この2機を『パクり』だと思う多くの人は、各機が、それぞれの遊園地がオリジナルに製作したマシーンだと考える人が多いようです

しかし、それは違います

世の中には、『遊戯機械メーカー』という、遊園地の遊具を専門に製作するメーカーが存在します

基本的には、各遊園地が遊戯機械メーカーに依頼をしてジェットコースターを作ってもらいます

アクロバットも、フライングダイナソーも、Bolliger and Mabillard社(以降、B&M社)という遊戯機械メーカーが作った、フライングコースターという機種になります

そうです、両機とも同じ会社が作ってる、同じタイプのコースターなのです

同じ会社製なのですから、それを『パクり』と呼ぶのは適切ではないですよね🤔

ちなみに、B&M社は、世界中のコースターを製作するスイスの遊戯機械メーカーで、日本では、他に『ハリウッド•ドリーム•ザ•ライド』(USJ)、『ピレネー』(パルケエスパーニャ)、『ディアブロ』(姫路セントラルパーク)がB&M社製のコースターです


3.フライングコースターは世界中にある

日本にあるフライングコースターは、アクロバットとフライングダイナソーの2機のみですが、世界に目を向けると、11機のB&M社製
フライングコースターが存在します

そうです、世界に、あのうつ伏せタイプのコースターが11機もあるのですよ。

だから、アクロバットとフライングダイナソーをパクりと呼ぶのなら、世界中がパクり機だらけになっちゃいますよね😱


4.実は...

世界中に11機あるフライングコースターは、基本的に全く同じコースレイアウトというわけではありません

もちろん、うつ伏せになって進むという点は共通していますが、最高部高度、速度、回転数、全長など、コースのあらゆるエレメントが微妙に違います

しかし、アクロバットに関して言えば、アメリカのSea World Orlando(フロリダ州)にあるMantaというコースターの完全コピーになります

そうです、アクロバットは、Mantaと、位置する国こそ違えど、車体やコースのレイアウトなどは完全に一緒です

このように、アクロバットは、海外コースターのクローン機であり、こうすることで、導入費などを安く済ませることができるなどのメリットがあります


5.フライングダイナソーはかなり特殊!

一方、フライングダイナソーは、世界中にあるフライングコースターの中で、かなり特殊なコースレイアウトを持っています

たとえば、1stドロップ直後にある、きりもみ回転しながらのドロップは、世界中のフライングコースターの中で、このフライングダイナソーにしかありません

これは筆者の想像ですが、USJとB&M社は、おそらく、『プテラノドンに背中を掴まれて空を飛ぶ』というフライングダイナソーのコンセプトに倣い、恐竜の激しさ•荒々しさを表現するため、従来機のフライングコースターより激しい動きをたくさん取り入れたのだと思います

その結果、従来のフライングコースターに比べてかなり特殊なコースレイアウトとなったのだと考えられます

6.日本にあるその他『同型機』

実は、上記で取り上げたフライングコースターの他にも、日本には『同型機』がたくさん存在します

以下にその一例を示します

•B&M社製インバーテッドコースター
ピレネー(パルケエスパーニャ)
ディアブロ(姫路セントラルパーク)

•Vekoma社製サスペンデッドルーピングコースター
ハリケーン(ルスツリゾート)
F2(那須ハイランドパーク)
NIO(グリーンランド)

このように、同じメーカーの作った同じタイプのコースターは、日本中に、そして、世界中にたくさん存在するのです

それらを全部パクりとか呼んでしまうと、それはもう世界中パクりだらけになってしまいますよね笑



以上、長々となりましたが、『アクロバットはフライングダイナソーのパクり』が間違ってい理由について説明しました

まとめると、

1.開業はアクロバットが先
2.どちらも同じ会社が製作した同型機
3.そもそも世界中は同型機で溢れ返っている
4.フライングダイナソーはコースレイアウトがかなり特殊

ということになります



では、今回はこの辺で終わりにします

さいなら〜😁


最新の画像もっと見る

コメントを投稿