昨日、羽生くんの診断書が発表されました。なんで羽生くんだけ診断書発表されるのか、ここで特別扱いするなら他でも特別扱いしろよ!という疑問を私は持ってしまうのですがそれは置いておいて、とにかく羽生くんが私なんかが予想していた以上に大変な足の状態で痛み止めを飲みながらこの試合に挑んでいた。その事実にまた涙が出てきます…
そんな状況で右足に負担のかかる4回転ループに練習で何度も何度も挑んでいたのか!とあらためて、その勝負への執念に心が動かされ…そして枠取りへの責任感もありますよね?その覚悟にまた震えます
ありがとう羽生くん、ありがとう!!!
今朝旦那が「羽生みたいなスケーターはもう出てこないだろう。強い選手はいるかもしれないが、スケート以外の人生で心を動かすような人はでてこないだろう」的なことを言っていて、たまには良いことを言うではないかとびっくりしたのですが熱心なファンじゃなくてもそのような事はわかっているんだなと。
そういえば男子フリーの日の夜、私の母から珍しくメールが来ました。母からメールなんて一年に数えるほどです。「羽生くんの演技の方がよかったように見えたんだけど…」という内容でした。母は普段はフィギュアを全然見てないのでルールも何もわかってないのです。でも、そういうことです。ルールを良くわかっていない一般人が惹かれる演技をするのは羽生くん。そして何か奇跡のような何かをやってくれそうな選手。だからみんな羽生くんだけ見たくてテレビを点けるんだなと理解しました。
しかし私は某先輩ファンのようにライバル選手の悪口は言ったりしません(文句を言うならジャッジにです)母には電話で「ルールではネイサン君の方が点が高くて勝つんだよ。競技だから」と説明した上で、羽生くんの素晴らしさを語りました
前回私はプロトコルをまだ見てないと書きました。それは見たら怒りで暴れる自分が見えるからというのもあります。(しかし大体は把握しております……)その前に観戦記を書きたい…書きたい…書きたい…
羽生くんの今回の世界選手権に対する想いはいかばかりだったのか。母国日本でどれだけ優勝したかったか。私は前回「2位でも悔しくない」と書きましたが、羽生くんが悔しいなら私も悔しい。そしてプロトコルを見たらさらに悔しくなるでしょう。だから余計に「決して負けの演技では無かったですよ!」「王者の演技でしたよ!」と羽生くんに伝えたい。
しかし、どんなにWhat?なジャッジだとしても、現実としてそれが実行されている世界に降りてきた羽生くん。そんな羽生くんの戦いの日。
今回の試合の勝利への鍵はやはり4回転ループ。ショートでネイサン君との点差が13点でしたっけ…だから何が何でも冒頭の4Loは決めなければならなかった。その勝利への執念を私も当日の公式練習で見ることができたので、それについて書きます。もう色々語られてますが書きます。
※羽生くん以外のレポが細かすぎてすみません…
2019年3月23日(土)朝9時半過ぎ。さいたま新都心駅を降り、会場へ向かった先に見た光景
この日、開場は10時半。その時間に入ればメインリンクの公式練習が見れるということで、そして羽生くんの練習が見れるかもしれないということで、私と妹は9時半に現地を目指したのですが、着いたときはこれくらいの列になってました。しかも一列8人くらいだったような…奥の方に入口が見える!
私は前日から妹の家に泊まっておりました。妹の家から会場まで約1時間…
実は私も妹も現地にいる間はいろんな情報取集をほとんどしておらずすごく適当な行動ばかりしておりました
この朝の公式練習についても良くわかっていなかったのですが
現地にいらっしゃった羽生くんファンの方(このブログを読んでくださっている方達)が教えてくれたのです!朝の公式練習で羽生くんが見れそうだと!!!
ありがとうございます。ありがとうございます
正直、私は自分が羽生くんの練習を見れるなんて全く期待もしていなかったのです
だって練習チケット買ってないし。前日の女子は会場時間少し過ぎて入り、坂本ちゃんの曲かけが観れて喜んでたのですが、男子は見れても羽生くん以外のグループだろうと勝手に思ってました…だって、羽生くんの練習が見れるなら会場が混乱するから時間をずらすんじゃないかって勝手に思ってました
だから、親切な羽生くんファンの方から「明日練習が見れそうだ」と聞いたときには「へ?私、羽生くんの練習見れるの???」ってな反応をしておりました…馬鹿すぎます…
この日は昨日と打って変わって寒く、私はマフラーを巻いて並びました…正直、私は行列が大嫌い(好きな人などいないだろうが)、それが羽生くんの為であってもあまり並ばない人なのです…(この時点でマスタークラスの羽生くんファンにはなれるはずもない)しかし、羽生くんの練習が見れるかもしれないチャンス。これを逃したら一生見れないかもしれないので頑張りました(私比で)
ちなみに翌日のスモールメダルには行きませんでした…もう、最初から私には無理だと諦めました…
こちらはとんでもなく過酷だったそうですね…皆様お疲れさまでした
そんなこんなで一時間並ぶ覚悟でいましたが、係の人が「開場を30分早めます」というアナウンスをしてくれましたあちこちから拍手が「しかし練習を見れるのは予定通りの10時半からで、それまではロビーで待機してください」と。いいんです、いいんです。寒い外で待つより全然いいよねー!と喜び合う我が姉妹
今回の運営には色々苦情もあるようですが私も期間中に何度「これは全日本じゃなくて世界選手権だよね???」と思ったことかでも、中には一生懸命仕事をして、とても良い感じのスタッフの方も沢山いました!!私が見た限りだと、この行列のスタッフや、座席誘導係の兄ちゃんや、トイレの誘導係のお姉さんなどはとても一生懸命仕事をしてくれていました
ということで10時に開場となり、列が進んでいく。この写真を撮ったのは10時14分。入口はもう少しであーる!
ここからさらに15分。会場に入って時計を見たら10時31分!もう練習が見れる時間になっておる!
私と妹は急いで400レベルの席に向かってエスカレータに乗って登っていったのです!!!入口が200レベル(2階)なので、2階分上に上がるってことですね
何せ練習スケジュールを把握していませんからねもしかしたら既に羽生くんが滑っているかもしれない?!という期待の元急ぎました。(もちろん走るなんてことはしませんよ。大人ですからね競歩ですよ、競歩!!)
そしてドアを開け、席につく前にリンクを確認!真っ赤な練習着のボーヤンを見つけて「ああ、羽生くんのグループではない」と安心してからゆっくり席につきました…リンクを見て真っ先に思ったことは!「思ったより豆粒じゃない!!」でした
むっちゃ豆粒を覚悟していたので拍子抜けでした。しかもジャッジ側で思ったより端っこじゃないし!もっと端っこかと思っていたら端っこじゃなかった喜び。何事も期待値を下げて臨むと喜びがやって来ますね
しかも前日座ったS席よりも傾斜があるので、前の人に視界が遮られるようなこともない。視界良好と盛り上がる我が姉妹…しばらくボーヤンを中心に見ていたのですが…ボーヤンが何となく元気が無いように見えて、ジャンプもほとんど跳んでないのが気になりました…
そうこうしているうちにボーヤン達の練習が終わってしまいました。しかし、選手達が引っ込んでも次の選手が出てきません。氷では製氷作業をしております。あれ?やっぱり練習はこのグループで終わりで、羽生くんたちのグループは先に終わったのかもしれない。と、私以上に素人で何もわかっていない妹と、「羽生くんは見れないんだねえ。まあ。仕方ないねえ」とアホすぎる結論を出し、おやつを食べておりました…
そんなこんなで席でぼーっとしていたのですがしばらくすると、選手入口から人が何人か出てきました。その中に日本のジャージを着た人がいたので双眼鏡で確認したら宇野君がいるではありませんか!
「あれ?やっぱり最終Gはこれからなんだ!」と宇野君を見て喜んだサラ枕です宇野君の顔を見て嬉しくなったのはこれが初めてかもしれないそして双眼鏡越しの宇野君はテレビで見るよりもアスリートの雰囲気でかっこよかったです
しかし宇野君を見るのはそこまでだ!私が見たいのはただ一人である!
その後しばらくして羽生くんが出てきたのですが……上記のような、どーでも良い内容はベラベラ書けるのに、肝心の羽生くんの事になると上手く書けない…
最初に見た印象はやはり「肉眼で見ている気がしない」でしたテレビやFancamで見た光景そのもの。
そしてやはり私はこれくらいの遠くから眺めるくらいが丁度いいのだと思いました。
近くで、しかも本番の日の真剣そのものの練習を、私のような汚れた気を持つ人間が近寄って見てはいけない!!と思ったのであります!!!
そんな私の汚れた気が届かない程度の遠方から、双眼鏡を駆使して羽生くんを見守っていたわけであります。
私は羽生くんを見ることが出来た喜びよりも、羽生くんの調子が気になっていました。とてもじゃないけど「羽生くんかっこいいー」みたいな感情にはなれませんでした
まず最初に印象に残ったのが、リンクに入ってすぐに氷を素手で触ったところです。まるで氷に優しく話しかけるように触って「今日はよろしく頼むな」と語りかけ、その氷を自分の顔に付けて氷と一心同体になろうとしたように私には見えました。キャプテン翼の翼くんが「ボールは友だち」と言ってるように、羽生くんにとって氷は友だち、または仲間なのかもしれないと思いました…そんな尊い姿を見れて私は感激しておりました…
やはり彼は違う…普通の人間とは違う…その時点で神聖なものを感じました…
その後の羽生くんの勝負への不屈の精神、あきらめない姿勢、執念を私は上の席からもヒシヒシと感じて胸がいっぱいになったわけであります…
Originの冒頭のポーズから4Loまでの一連の流れを何度やったのでしょう…人目なんて気にせず、とにかく4LOに挑み続けるその姿…
「氷から離れてください」とコールされた後も跳んだ羽生くん…今思い出しても胸がいっぱいになります…
そんな羽生くんを見て、私はとにかく本番は冒頭の4Loが決まることを祈ろう。そこに気を送ろう!と決意したのでありました!!
曲かけの時の印象は、前回も書きましたが、Originの音楽が流れた瞬間
「魔王」というワードが頭に浮かびました…本当に素晴らしい曲、編曲、音の迫力に震えました、既に感動です。ここでも他の選手の曲を全く覚えていません…
とにかく曲だけで圧倒されました…
そして前回は衣装も表現の一部と書きましたが、練習着でも羽生くんの演技は素晴らしいのは言うまでも無いです…こちらは筋肉の動きが観察できるというメリットもあります。
だから本番で衣装を着てさらに髪型も決めて演技に臨んだらさらにその世界観に引き込まれるに決まっておるわい。そんなこだわり、勝負への熱意、スケートへの情熱が心を打つのです。
と思います。
とにかく練習の時点で圧倒しておりました。
まあ、私は羽生くんしか目に入ってなかったんですけどね
そういえば、私の席から左下を見下ろすとクリケのコーチ陣、そしてその先のショートサイドには記者席があって、お馴染みの記者さん達がメモを取ってらっしゃるのが見えたんですが、一番上の席にマガジンの山口さんがいたので、私は「羽生くん、時々山口さん」という風にウォッチングしてました
山口さんは明らかに他の記者さん達よりもペンを動かす時間が多かったですしかも目線はずっと羽生くん「これはマガジンが楽しみだなあ」と思った私でございました。そして山口さんの隣にはあの田村女史羽生ファンには微妙な田村女史が座っていたのですが山口さんと田村女史はずっと何も言葉を交わしてないなあと思っていたら、最後の方、羽生くんの方を向いて二人で笑顔で何やら話しており、ああ、普通に話すんだ~!と思った記憶があります
そんなこんなでこの公式練習がすでに「羽生劇場」となっていて目が離せず、ここで羽生くんファンの結束力が言葉を交わさずとも高まっていったのではないでしょうか!!!本番全力応援へと!!!!!!!
最後までリンクに残って粘っていた羽生くんは、その後さらにリンクの外で約8分間居残りイメトレをやっていたというのは後日知ったポンコツ姉妹です
いや、私は見ていたはずです!だって最後、退場していく羽生くんに向かって、私も会場のみんなも拍手したり「頑張って!」と声をかけた記憶はあるのです!
とにかく、羽生くんのギリギリまで諦めない姿勢に圧倒されていたので最後の記憶が曖昧になってました……すみません……
その後、お昼ちょっと前に、このブログを読んでくださっている羽生くんファンの方とお会いすることができました♪今思うと、その方の席はあのリンク外で練習する羽生くんが目の前の席だったのではないでしょうか。だからかその方は既に感極まった様子でおりましたその姿を見てまた感極まる私…お会いした時間は短かったので沢山は話せませんでしたし、私の妹もいて妹のせいで余計な話をしてしまったような気がしますが沢山言葉は交わさずとも心が通じ合う。そんな事を感じましたとにかく夜に向けてさらに頑張って応援しよう!という気が沸き起こりましたそしてとても可愛くてピュアな方だったので、私もピュアな気持ちになれて浄化された気がしましたありがとうございます
他にお会いした羽生くんファンの方とのこともまた書きたいです♪
ということで、長く濃密な一日。やっとお昼です。…長くなったので続きはまた
ゆっくりゆっくり楽しませていただきます。何しろ、WTT出場も無くなりましたし・・・
ところで、もうご存知かもしれませんが、チケットを探しておいでだった韓国の方、駅(会場の前?)でチケット買いますの紙を持って待ち続けていて、ツイートを読んだ娘さんから頼まれたというご夫婦に声をかけられ、旦那様はお付き合いで来ただけだから、そのチケットを譲りますと言われ、試合を見られたそうです。
本当に喜んでおいででした。
個人同士では良い交流があったのにね。
練習は本当に胸が苦しくなりましたよね・・・決まらない4Loを飛び続ける羽生くんを見つめるあの観客席の雰囲気も独特なものがありました
ところで羽生選手の使う音楽は確かに神編曲が多いと思うのです。最高なのはやはりバラ1ですがロミジュリやオペラ座も自然且つきれいだな~と思います。趣味がいいですよね~
MYさんのお友達のお話もステキなお話ですね。運営ではいろいろ悲惨なところも多かったようですが、ファンの皆さんの情熱、けなげさ、やさしさ、清らかさ、すがすがしさがいろいろなところで目立ち、胸を打たれました羽生くんからいろいろなことを学べているんですよね
そしてブログの更新も遅くてすみません…
ちょっと今色々忙しくて更新が遅くなってしまいますが必ずや完成させるつもりであります!
韓国のファンの方、そんな展開になってたんですね!本当に良かったです
本当に、韓国も中国もどの国も、個人個人では良い人が多いし、良い交流があるのにね…って思います。特に羽生くんファンの方達の交流を見ていると!国境の無い世界
羽生くんのプログラムの音楽はどれも素晴らしいですよね!曲だけ聴いていてもその世界に引き込まれます!私は羽生結弦楽曲集を聞きながら家事をしたりしています♪
阿部 奈々美先生の時代から素晴らしかったので、それを受け継いでいるのでしょうか。そして本来持っている羽生くんの音楽センスとフィギュアへの熱意。
これだけでも羽生くんの演技中毒者が続出する理由が語れます!!!!
私も現地でお会いしたり見かけた羽生くんファンの皆様の熱意等に感動しました!そして幸せそうな皆様の顔
羽生くんという一人の青年がもたらすものの大きさ!影響力よ!!
…ということもブログで書いて行けたらいいのですが…