今日は着物のお手入れについてです。
今年のお正月のような天候の悪い場合に着た時や、
長時間着物を着ている式や会に出た時は
意外と着物は汚れています。
理想はその日に着た着物・帯・長襦袢をシミ抜きするのが一番です。
よく、この汚れは落ちますか?というお客様がいらっしゃいます。
ほとんどの汚れは落とすことができます。
ただ、軽い汚れでも長期間たったものは落ちなくなってしまいます。
何で汚れたかよりもどれだけほっておいたがが問題です。
また、最近着物のシミ落としなどの洗剤が市販されているようですが、
そういったものでご自分でシミを落とそうとした着物は
プロがそのあとにやろうと思っても落ちなくなってしまう場合が多いです。
結論から言うと
次着る機会が長期間な場合や大切にしたい着物の場合は
タンスに収納する前に一度シミ抜き屋さんに仕上げしておくことです。
お金は掛かりますが、ずっと着物を新品のような状態で着ることが出来ます。
当店でもお着物のお手入れはできますのでご相談などお気軽にお問い合せ下さい。
最後に、
黒地の着物(喪服・黒留袖)、大島紬など
湿気によってカビやすい種類になります。
特に喪服や黒留袖は着たい時に着る着物ではありませんので
たまにタンスから出してチェックすることをお勧めします。
最近の家は昔の日本家屋と違い密閉されているので、
虫くいよりも湿気に十分注意してください。
呉服のささ政