31日の読売新聞より
サノフィパスツール ポリオ不活化ワクチン開発へ
公開日時 2011/05/30 05:00
厚生労働省がポリオ不活化ワクチンの導入を決定したことを受け、サノフィパスツールは5月27日、同ワクチンを開発することを決定したと発表した。現在は、生ワクチンを接種しているが、ごくまれにポリオを起こすことがあり、それを避けられる不活化ワクチンの導入の必要性が医療関係者、省内審議会から指摘されていた。同社によると、承認申請時期は未定。
このワクチンは、現在使われているジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合ワクチンと併せて使用する。これとは別に同社ほか3社が、不活化ポリオを加えた4種混合ワクチンも共同開発しているが、3種混合を接種している患者には4種は接種できないため、今回開発が決定したの単抗原ワクチンが必要になる。
ポリオの単抗原不活化ワクチンは、同社の仏本社がIMOVAX Polioの製品名で82年に発売し、91カ国で承認を受けている。
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/40868/Default.aspx
サノフィパスツール株式会社、ポリオ(急性灰白髄炎)の不活化ワクチン開発を決定 5月27日
ポリオ不活化ワクチン、承認は早くても来年度に
読売新聞 5月26日(木)20時51分配信
海外で標準的に使われながら、日本での導入が遅れていたポリオ(急性灰白髄炎)の「不活化ワクチン」について、厚生労働省は26日、国産ワクチンの承認は早くても2012年度中になるとの見通しを、同省予防接種部会の会合で明らかにした。
日本の定期予防接種では、毒性の弱いポリオウイルスで作る「生ワクチン」が使われているが、ごくまれに予防接種でポリオを発症し、手足のマヒなどが残ることがある。このため、一部の小児科医が国内では未承認の不活化ワクチンを海外から個人輸入して接種する動きが広がっている。
同省によると、現在、国内4社が、ジフテリアなどの3種混合ワクチンにポリオ不活化ワクチンを加えた国産ワクチンを開発中で、今年末ごろから順次、薬事承認の申請が出る見込み。申請されれば、12年度中にも承認できるよう、迅速に審査する。これとは別に、今後、単独のポリオ不活化ワクチンについても、国内メーカーに開発を働きかけていくとしている。 最終更新:5月26日(木)20時51分
日本の定期予防接種では、毒性の弱いポリオウイルスで作る「生ワクチン」が使われているが、ごくまれに予防接種でポリオを発症し、手足のマヒなどが残ることがある。このため、一部の小児科医が国内では未承認の不活化ワクチンを海外から個人輸入して接種する動きが広がっている。
同省によると、現在、国内4社が、ジフテリアなどの3種混合ワクチンにポリオ不活化ワクチンを加えた国産ワクチンを開発中で、今年末ごろから順次、薬事承認の申請が出る見込み。申請されれば、12年度中にも承認できるよう、迅速に審査する。これとは別に、今後、単独のポリオ不活化ワクチンについても、国内メーカーに開発を働きかけていくとしている。 最終更新:5月26日(木)20時51分
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