稲木製茶工場 お茶屋の生活

このブログは当店の『お茶』に関した生産製造の工程・商品情報、豆知識やニュースをまぜながら投稿するぺーじです。

秋冬番茶、始まっています

2020年10月01日 | お茶屋なお話

先週末より、
秋冬番茶が始まりました。
初日から晴天に恵まれ、
爽やかなスタートがきれました。
それはもう、
ギンギンにw
秋とは思えないほど、、、



この秋冬番茶は、
5月の一番茶と比べると
葉も大きく、しっかりと色ツヤが出ています。

↑一番茶(5月)の時の葉

↓↓↓

↑秋冬番茶(現在)の葉


葉も大きく、量も多く摘採できることから、
荒茶(商品になる前の煎茶の原料のような段階)も
多く出来上がってきます。

当店でも、1日に約10,000 〜 20,000kgの葉が
各お茶農家さんによって工場に集まってきます。

これを当店では芯まで深く火を入れる
深蒸し』にするため、
湯にさすと、すぐに深い緑色が出てきます。

商品自体が安価で量も多いため、
当店ではほとんどを市場に出荷します。
施設・業務用の煎茶になったり、
ペットボトル飲料などの加工茶に
使われる業者が多いです。


先の説明の通り、
(言い方悪いですが、)
5月の葉と比べるとこの時期の葉は固いです。

そのため、強い熱を通す必要がありますが、
間違えると葉をすぐに焦がしてしまったり
逆に火が入りきれず、
思うような商品にならなかったりします。
この加減だけは
製造をやってきたお茶師と社長がいないと
作ることは出来ません。
葉の状態や天候までも計算して、
葉の状態を見極めながら経験と感覚で調整します。
製造される量が多いため、
失敗すると結構な損にもなりえます。

一番茶には一番茶の、
二番茶には二番茶の、
そして秋冬番茶には秋冬番茶の、
それぞれの葉や環境の見極めが大切です。


ブログ投稿主:sasuyone
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さすよね園 
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