まんてん堂こどもクリニック

仙台市宮城野区新田東3丁目2-7
小児科・アレルギー科
℡:022-782-6260

新型インフルエンザ 対策???

2009年09月21日 | 病気
新型インフルエンザが流行して 仙台市内では
あちこちの学校で学級閉鎖や学年閉鎖となっています。

”閉鎖”と聞くと少し怖い感じがしてアセッてしまいがちですが、
これは病気のまん延を少しでも少なく(あるいはゆっくりと)するための防衛策です。
「うちの子が元気でいるためにはいいことなんだ」ととらえてください。

ただ、学校での指導が少し不安をあおるようなものになっていないでしょうか。
あるいは保護者の側の受け取り方が過敏になっているのでしょうか?
もう一度、冷静に考え直してほしいと感じています。

ここのところの受診者には、発熱での方が多いのですが、
体温が37.0度を超えると病院を受診してくださいと指導されるそうです。
子供の体温は、一般に高めで、他に体調の不良がなければ、37.5度までは平熱と考えてよいでしょう。

最近聞いた話では、ある学校で1日の間に何回も熱を測り、37.0度を超えると
早退させられるというのがありました。
インフルエンザに過剰に反応しての対応でしょうか?
これでは、ほとんどの人が学校に行けなくなってしまいますよね。

どうか、もっと冷静に対応してください。

教育委員会や学校の先生方あるいは生徒を持つ親御さんは
より正しい知識と認識を持って 冷静な対応をしてほしいと思います。
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新型インフルエンザと学校~2

2009年09月08日 | 病気
『マスクえお全校生徒に持ってくるように』
『熱が下がってから、1週間は投稿を控えましょう。』
というお知らせをもらった、という話を聞きました。

マスクに関しては、全校生徒がマスクを買いに走れば、薬局から
またマスクが消えるのではと、思いましたが、
実際には アイデアあふれる自作のマスクを持参した子がたくさんいたと聞き、
つくづく子供たちとはどんな時でも、楽しいことに変えてしまう
たくましさがあるのだと、痛感しました。

熱が下がってからというのは、熱が出てから1週間の間違いでしょう。
従来のインフルエンザであれば熱が下がってから
2日間は、外出を控えたほうがよいのですが
今回は熱が意外と早く下がる場合が多いためのお知らせでしょう。
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インフルエンザかな?と思ったら

2009年09月06日 | 病気
『熱が出たら早めに医療機関を受診しましょう!』
とよく言われますが、
インフルエンザの特効薬であるタミフルやリレンザは
48時間以内に投与することで効果を現わします。
そのため早めの受診と呼びかけています。

熱が出た!
即インフルエンザではないのですが、
熱が出たらすぐ受診しなければと思う方が多いようです。

38度以上の熱が出たら
5~6時間ほど様子を見て、熱が続くようであれば受診するのが
望ましいでしょう。

5~6時間というのは、
検査で陽性に出るのには、そのくらいの時間が必要であること、
外出することでインフルエンザを広め
また、インフルエンザでなかった場合は、感染する危険性も増えます。
さらに、大流行になった場合、医療機関がパンク状態になる懸念もあります。

メディアが発達した日本では、たくさんの情報が溢れています。
正しい情報を拾って冷静な判断をしたいものです。
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新型インフルエンザと学校

2009年09月04日 | 病気
新型インフルエンザの流行で、私たち医療機関だけでなく
学校でも、対応に追われているのではないでしょうか?

インフルエンザの生徒が15%に達したら4日間休校するということです。
あまり休校が続くと授業が進まないけれど、休校しないと流行が拡大する。
4日というのは、ギリギリのラインでの結論でしょう。

近隣の小中学校でも相次いでインフルエンザが発生しましたが、
休校措置をしたと聞いてからは、陽性者がめっきり減った気がします。



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新型インフルエンザ

2009年08月15日 | 病気
8月1日に、新型インフルエンザが発生しました。
インフルエンザA型が陽性のかたが2名出たため
保健所に報告しました。
診療が終わる頃確定検査のために、保健所のかたが来ることになりました。
陽性の一人に、また来院していただき待っていましたが、なかなか到着しません。
熱が高く具合が悪いのに…
ようやく保健所のかたが到着!
やっとか!
でも、髪がみだれて大変なことに…
確かに新型インフルエンザが発生してから
保健所の方たちは、休み返上で頑張って来れているのですね。
無事、検体の採取し、結果がでしだい連絡くれることになり帰りました。
新型インフルエンザでした。の報告は、夜の8時半。
これからニュースで報道されます。とのこと陽性の二人に、電話し、長い土曜日が終りました。
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新型インフルエンザの影響~パート2

2009年05月19日 | 病気
とうとう日本でも新型インフルエンザが確認されました。
どうやら毒性はさほど強くないようなので 一安心です。
しかし、
生まれたばかりの赤ちゃんや慢性疾患を持っている子を
お持ちの場合、心配するのは当然です。

クリニックには、さまざまな症状で来院された方が
待合室に居合わせる状況になります。
少しでもの予防策ですが、まんてん堂では、
慢性疾患をお持ちの方などは、別室でお待ちいただくこともあります。
ただ、部屋も数に限りがありますの、その場合、部屋が空くまでは
ご自宅や車の中でお待ちいただくことになります。
順番も受付順より後になることがありますが、大事をとってのことですので
ご理解くださいね。

こんなことでインフルエンザの感染が防げるかというと
もちろん100%というわけではありません。
院長がいつも言っている言葉は、
『感染症は確率の問題です。』
100%は無理でも、いかに確立を下げるかを考えることが大切です。
うがいをするのも、マスクをするのも、みんな確立を下げているのです。

また、電話で『熱があるのですが、受診してもよいですか?』と
問い合わせしてから来院される方もいます。
感染しない。感染を広めない。
とても大事なことだと思います。

こんな時は、やはり予防が肝心です。
毒性が弱いことでの安心感が流行を広める原因にもならないように。



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新型インフルエンザの影響

2009年05月05日 | 病気
4月後半まで続いていたインフルエンザは、B型ばかりでしたのに

先週は
なんと数名がA型のインフルエンザでした。

ここのところの騒ぎになっている、新型インフルエンザがA型ということで
陽性が出るたびに、先生は
『メキシコとか、行ってないですよね?』
と聞いています。
もちろん、メキシコどころか海外には行っていません。
という方ばかりでしたので、ほっと一安心です。

早く、終息してくれるのを願うばかりです。
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インフルエンザ急増!

2009年01月28日 | 病気
1月25日は、休日当番でしたが、先週から急に増え始めた
インフルエンザの影響で大変な混雑でした。

来る人来る人、検査検査で待ち時間も、どんどん長くなっていき
とうとう 7時間を超えてしまいました。
受付のときに、待ち時間が7時間と聞いて
え~っ!夜になっちゃいますよね。

その通りです。小さい子は、もう寝ているかも?
結局、診察が終了したのは午後10時半をまわっていました。

スタッフも、最後のほうは舌が回らず
へろへろになっておりました。

来院者の半数はインフルエンザの検査をし、
そのうち70%は、陽性でした。
とうとう流行が本格化したようです。

毎年、こんな風に急増したときに、心配なのが
スタッフが罹患することですが、
こんなにウイルスが蔓延していることろで
一日中仕事をしているのに、めったに罹ることがありません。

インフルエンザに罹らないためには

予防接種を受けることはもちろんですが、
普段の生活の中でできる秘訣があります。

①感染を防ぐ:手洗いうがい、マスクをつける。
②感染に負けない:栄養と睡眠で免疫力を高める。

そんなことは知ってるよ!と、思うかもしれませんが、
これが一番大事なのです。
みなさまも、くれぐれもインフルエンザに罹らないよう
この冬お試しください。
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花粉症

2007年03月30日 | 病気
いつものことですが、入学式のときに花粉症がひどくなります。
今年わが家では二人の入学式があります。まもなくだというところで
例のごとく、朝方のくしゃみ連発外から帰ると目のかゆみとひどい有様です。

去年は、先生に処方してもらった小青竜湯が効いたのか、
また、花粉が少ないのもあり、軽快な春を迎えたのですが、
去年は入学式がひとつもなく

二つある今年は、前もって薬を服用していたにもかかわらず
結構ひどいのです。

特に、薬の切れかける朝方と夕方にひどくなり
自転車で出かけた日には、目の周りと鼻の下は赤くなり、
かゆみとの戦いにエネルギーを消耗してぐったりしてしまいます。

眠気の少ない新薬のおかげで、仕事中に睡魔と闘う苦労は
なくなりましたが、まだまだ、花粉とは格闘しているところです。

そこで、先生に花粉症対策をうかがいました!


どんな病気でも、そうでしょうけれども、予防が大切です。

花粉症は春ならスギ、ヒノキといったように、
ある程度原因になる物質(アレルゲン)と、
その流行時期が予想できるので、お薬を予防的に使うことが肝心です。

花粉症のお薬の中にも、色々なものがあって、
予防的投与に向いているもの(コントローラー=病気の状態を良い方向に
コントロールするという意味)と、
症状が出たときに症状を和らげるもの(リリーバー=野球の試合でピンチが
きた時にリリーフ投手が出てくるとうに、病気に対するリリーフ投手)
があるんです。

症状がひどくなってから、いくらリリーフ投手が頑張っても、
試合をひっくり返すことは、なかなか大変です。症状が出る前、
あるいは軽いうちからコントローラーを服用して、
症状を抑えてあげれば、時々鼻づまりや鼻水がひどくなっても、
リリーバーがきちっと抑えてくれます。

お薬も、飲み薬だけでなく、目薬や点鼻薬もあるのです。
うまく使いこなして連携プレイを行えば、花粉症にも負けません

注意:コントローラーは、効いてくるのに時間がかかります。
リリーバーは、即効性がある分眠気や副作用が出やすいです。
充分理解して使いましょう!



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ノロウィルス

2007年01月03日 | 病気
最近テレビで報道されているせいか、「ノロウィルス出ているんですか?」
と、質問される事が多くなりました。

確かに、嘔吐や下痢を伴う風邪(感染性胃腸炎≒ウイルス性胃腸炎)は
例年以上に流行っているのですが
ノロウィルスは、当院では検査していないため、「症状から見ておそらくそうでしょう。」
というくらいしか言えません。

ノロウィルスという言葉は最近(おそらくここ4~5年)つけられた名前ですが、それ以前からウイルス自体は発見されており、毎年多くの感染性胃腸炎を起こしておりました。
名前が付いたがために、やけに恐ろしいもののような印象になっていますが、

実はこれまでもお腹の風邪、とか、冬場に多い食中毒と
して経験されていたものです。
通常は、嘔吐・下痢などの症状が2~3日続き、抵抗力の弱い
乳幼児や高齢者では重症化することもありますが、
多くの場合安静と水分補給で回復し、経過はよいものです。。

なぜ検査しないかというと、
まず、いまのところ、保険診療ではできない検査であること、
つぎに検査結果が出るまで専門機関に依頼して1日から数日かかること、
さらに、検査料金がかなり高額であることなどがあげられます。

感染性胃腸炎の原因となるウイルスはノロウイルスのほかにもロタウイルス、アデノウイルス(これらは院内で検査可能です)あるいはサポウイルス(これは今のところ検査できません)と言うのもあります。しかし治療自体はこれらのウイルスの違いにもかかわらず水分補給と安静と下痢止めなどの薬を適切に服用する事です。とはいえ吐き気が強い時に無理に水分を取らせる事は返って症状を重くする事もあるので病院を受診して適切なアドバイスを受けて下さい。

まんてん堂では、急性胃腸炎のピークの時期は過ぎたようで
待合室もようやく落ち着きをとり戻しております。

つづく
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