まんてん堂こどもクリニック

仙台市宮城野区新田東3丁目2-7
小児科・アレルギー科
℡:022-782-6260

麻しんの流行

2007年06月08日 | 予防接種
ここのところ、少し落ち着いてきましたが、麻疹の流行以降、問い合わせの電話が多く、
診療時間中も、受付のしながら、その対応に追われています。
特に、どこそこの学校で麻疹が発生したと言うニュースが流れた日は、電話が殺到します。

子供を持つ親なら誰しも心配。成人の方からの問いあわせも多いのが現状です。

現在のところ、麻疹のワクチンは新たな入荷はまったくありません。麻しん風しんの混合ワクチンは、少しながら入荷していますが、今後どの程度入荷できるか、まったくめどが立たない状況です。さらに、麻しんの抗体検査も、2週間前に出したものも結果が出ず、新たな検査は発注できなくなりました。検査機関では、何千という検査が一度に舞い込んで、てんてこ舞い状態だと言う事です。

“なんだか大変な事になっている”と言う印象を受けますね。

まんてん堂では、幸なことに外来での麻しんの発生は少なく、5月は20代の大学生ひとりでした。20歳代のスッタフには、ワクチンをすぐ接種しました。


さて、我が家には、子供が5人います。小6(11歳)、中2(13歳)、高1(15歳)、大1(19歳)、大4(21歳)危ない年齢の子供たちばかりです。1歳の頃に全員が麻しんの予防接種を受けています。

なので危ない度の順番をつけるとすれば、21歳の長男が一番ということになります。
彼は、大学で実習に出る前に麻しんの抗体を調べてくれていたので(幸いです。今では調べる事すらできません!)、抗体が低い事が分かり、早々にワクチンを接種しました。

次は、19歳の次男です。本当は、ワクチンを接種したいところですが、流行している地域からは外れた地方に住んでいることもあり、ワクチンが順調に流通するまで、見合わせることにしました。

そして、15歳の三男ですが、彼の高校でなんと麻しんが発生!しかも同じ学年で…どうしようか…でも、ワクチンもないし…。以下の二人は、抗体が十分あることを祈ることにしました(医家らしからぬ対応ですが)。我が家の現状は、こんなところです。

たくさんのワクチンがあれば、この流行も今後の流行もおさえることが出来ると思うんですがねぇ

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