まんてん堂こどもクリニック

仙台市宮城野区新田東3丁目2-7
小児科・アレルギー科
℡:022-782-6260

2012年 今年もよろしく!

2012年01月02日 | 院長の休日
あけまして おめでとうございます。
昨年の大きなできごとが嘘のような、穏やかなお正月です。

元旦は、いつも急患センターの当番で仕事をしてきましたが
十数年ぶりに、元旦を家族と一緒に福島で過ごしました。

私は、大学の6年間とその後の6年間を 福島で暮らし、妻の実家も福島にあります。

昨年の震災で、地震の被害よりも、原発による放射能の影響が深刻な福島です。

吾妻連峰の白い山並みと青い空。
稲荷神社での初もうで、だるまやまさる(注)が並ぶ露天。
参道からはみだし、公道まで連なる参拝する人たちの列。
それは、いつもと変わりなく見えます。
(注)福島の縁起物。サルの人形が付いていて、今年は去年より”優る(まさる)”ということ。

しかし、店先に並んだ野菜は茨木産、千葉産、北海道産と他県のものばかり。

車を走らせると目につくのが、きれいなオレンジ色の柿。
「こんなに柿の木が多かったのか」とつぶやくと、
「皆、今年は食べないからまだ残ってるんだよ。」と妻の弁。

仙台で暮らしていると、少しずつだが道路がなおり、建物が修復され
、復興してきているんだなと感じます。
しかし福島は、まだ出発点を探しているかのようです。

私の知っている福島は、
穏やかだが気骨に富み、
人懐っこいが頑固な人たちの住むところ。

これまでも、何度となく困難を乗り越えてきたんだろうなという人たちが住むところ。

そんな福島は、今も、地面に足を踏ん張って、キッと目を上に向けている人々が
たくさんいます。

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