人の死に様が分かる
犬や猫も分かる
もちろん自分のも
この人の最後は肺炎とか
家族に看取られるなとか
犬や猫も分かる
シェイクっていう子がいて
※T.P
彼は若いうちから目が見えなかった
だけど
私の声だけで
私の所まで真っ直ぐ来れるし
他の人に抱っこされてても
私の登場で掌を返すような態度で
抱っこしてくてた人を跳ね返し
こっちにくるほど
度を超えてる甘えっ子だった
彼が死ぬときは
絶対私の膝の上だと
みんなはそう話していたけど
私が視た映像は
ハウスの中で亡くなってる場面だった
きっとこの子は
旅立つところを
私に見せたくないんだな
そう思った
案の定
彼は入院中帰宅が決まっていたその日に
迎えに行く数時間前に
病院のハウスの中で旅立った
くまさんみたいな先生は
大粒の涙を流してくれたけど
私はこうなることを知っていたから
一生懸命してくれた先生には
感謝しかなかった
先生
シェイクは私のことが
とても大好きだから
旅立つときに
私の泣き顔を見たくなかったんだよ
家のハウスで旅立ったら
私が自分を責めると思って
最後の場所を病院に決めたんだよ
だって
病院で旅立っちゃったら
もうどうしようもないじゃない
最善を尽くした結果なんだから
諦めがつくし
自分を責めたりしないでしょ?
お世話になった先生にも会えるし
一番良いと思ったんだよ
不思議だね
みんな最後をちゃんと決めて
虹の橋を渡るんだ
そして
私はその場面を知ることができるし
彼らの意思も尊重することができる
だからね
あんまり辛くはないんだ
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