★ 故郷は地球 【ウルトラマン:23話】から 2016-09-08 過去帳より転載
この夏、NHK-BSにて「祝ウルトラマン50乱入LIVE怪獣大感謝祭」というイベントがあって その中で「名作」回TOP10が再放送された。 全てを見たわけではないが、「故郷は地球:ウルトラマン23話」を最初からしっかり 見る機会を得た。今回、色々なウルトラ兄弟シリーズも観ることが出来たのも収穫だった。 しかし、初代「ウルトラマン」シリーズの映像の素晴しさを認識をしたということで 記事を作成することにした。
「故郷は地球:ウルトラマン23話」はジャミラという彗星怪獣が出てくるのだか、 元々地球の宇宙飛行士のなれの果てという悲しい設定で地球への復讐を企て、 科学特捜隊ならびにウルトラマンと敵対することになり、最後にはウルトラマンの手によって 絶命する。事の経緯を知る科学特捜隊のイデ隊員がジャミラに訴えたり、ジャミラが倒された 後も地球に残ったものの言い分に苦悩するシーンも散りばめられている。 それらのシーンは単なる怪獣を倒すストーリーだけに留まらず、随所に印象に残る 映像を組み込んでいる。
この冒頭に日本で開催される平和会議会場では、太陽を入れ万国旗を掲揚しているシーン。
ジャミラがこの万国旗に向かって突進するシーン。正にジャミラにとって、憎むべき地球の国々そのものを象徴しているのだろう。
そして、死んだジャミラを追悼するシーン。これも逆光で重く感じるような意図での映像。
TOPの画像の再掲である。イデ隊員のシルエットが太陽を背に非常に印象的に映る。
このように23話は非常に意味深いシーンを盛り込んでいる。現在でも人気の回として選ばれるのは納得できる。 一度観たはずの23話を見直すことが出来きた。秀逸な映像がウルトラマンシリーズの初期に製作されたのを 驚かざるを得ない。
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