県全体でみれば、3年連続の「平年並み」だとしています。
東北農政局山形農政事務所が8月15日現在でまとめた稲の作柄によりますと、もみの数が「やや少ない」一方で、コメの粒の入りや張りなどをあらわす登熟は「やや良」だとして県全体では「平年並み」としています。
この時期の調査で「平年並み」となるのは3年連続です。
地域別でみると、村山・置賜・庄内の作柄を「平年並み」としている一方で、
最上の作柄は「やや不良」としていますこれについて山形農政事務所は、「最上はことし雪解けが遅く田植えの時期が例年より6日程度遅くなり、5月下旬の低温や日照不足の影響が他の地域より大きかった」と分析しています。
山形農政事務所では9月15日にも作柄を調査し、来月末に発表することにしています。
一方、山形県では放射性物質予備調査用の稲を刈り取り開始しました。
平成23産米の放射性物質検査を進める県は8月31日、川西町上小松の水田で収穫前の
予備調査に用いる稲の刈り取り作業を報道陣に公開しました。
予備調査は「平成の大合併」前の旧44市町村単位で実施。
サンプルの稲を採取する水田は市町村や地元JAの話し合いで選定し、8月26日以降、各地で順次行っています。
この日の作業は県や同町の職員ら約15人が担当。早生(わせ)品種の餅米「ヒメノモチ」を作付けする10アールの水田で、
稲100株ほどを手刈りした。同日中に山形市の県農業総合研究センターに運んだ。脱穀作業などの後、
県内の分析機関で検査を行い、結果は9月上旬に一斉公表されます。
平成23年産米の放射性物質検査については、9月中旬以降に「昭和の大合併」前の旧235市町村を単位にした本調査も予定。今回の予備調査で、国が基準値として示す玄米1キログラム当たり200ベクレルを超す放射性セシウムを検出した場合、その地域は本調査で重点調査区域に区分し、細かく調べる事となります。
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