「つや姫」全地点で放射性物質不検出 検査終了、県産米の安全確認
2011年産米の放射性物質検査に伴い、県が独自に晩生(おくて)品種「つや姫」などの検査を行った結果、調査した全60カ所で放射性セシウムは「不検出」だった。8月下旬に始まった収穫前の予備調査(調査地点44カ所)、収穫後の本調査(同231カ所)と続いた県産米の一連の検査が終了、いずれも「不検出」で県産米の安全が確認された。28日の県議会農林水産常任委員会で県が報告した。
今秋デビュー2年目の「つや姫」をメーンとするブランド戦略調査として、県は20~26日にかけて「つや姫」のサンプルを旧市町村単位の44カ所で採取した。併せて自治体や生産者組織から要望があった晩生品種「コシヒカリ」(12カ所)、酒造好適米「出羽燦々(さんさん)」(3カ所)「美山錦」(1カ所)のサンプルをそれぞれ採取し、県内2カ所の分析機関で25~27日に計60検体を調べた。
県はこれまでに国の指針に沿って予備調査、本調査の2段階で11年産米の放射性物質検査を実施。両検査でいずれの地点も放射性セシウムは「不検出」で、19日に県内全てのコメ農家の出荷自粛を解除した。検査は国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を大きく下回る20ベクレル未満を「不検出」とする方法で行われた。
一連の検査の終了を受け、今田正夫JA山形中央会長は「県内全地点で放射性物質が検出されず安堵(あんど)している。消費者に安心して『つや姫』など県産の新米を食べてもらいたい」とコメントした。
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