やまがた長井食彩館・須藤米店

お米10キロ 1,760円!

お米10㎏ 1,760円!

先日、業界紙を読んでいたら、「えっ」と思う記事を見つけました。




以下は新聞記事を抜粋しています。

島根県浜田市で来年10月に開所する、
「民間刑務所 島根あさひ社会復帰センター」の納入業者説明会の席で
刑務所を運営する企業グループが米に関して、

10㎏-1,760円を要求しているとの事。

1年以上も先の話ではあるが、地元では交渉の成り行きを見守ると
同時に困惑するムードも漂っている。

民間刑務所に対しては、これといった産業のない地方都市が地域活性化及び
経済効果を視野に入れ、誘致合戦が展開されている。
しかしながら、今年5月に開設された「山口県美弥市」の場合、
既に原料米確保に黄ランプがともっている状態である。
また野菜に関しては、地元産では量的にも価格的にも賄えず、
コメ以外は地元農産物の消費拡大につながっているとは]
言明しがたいのが現実である。

美弥市の場合、コメは従業員や訪問者が食べるレストラン用で、10㎏当たり3,000円強。
受刑者用は10㎏当たり2,000円弱での納品価格である。
地元美弥産米100%で賄う計画であり、

中米(一度選別落ち したクズ米を 再選別して仕立て直したお米です。厳選すれば十分美味しい 中米もありますが品質のムラは激しく不安定です。)

くず米(粒が小さく選別機でふるい落とされたコメ。通常は菓子や酒などの加工品や、家畜、鳥の餌などに使われる。炊いても硬く、見た目も味も主食用には適さないとされる。)等が、
相当量ブレンドされているようだ。

しかし受刑者の食事は「麦飯」のため,このような10㎏で2,000円弱のコメを入れ過ぎると
大型炊飯器ではうまく炊けず、結局、レストラン用のコメと合わせて採算が取れればと考えているようだ。

抜粋、以上

ここまでして、運営企業は利益を出さなければいけないのかと疑問が残ります。
罪を犯した受刑者は、入所してその罪を償う義務は必要ですが
、このような給食を食べさせられる事に関しては、人権の侵害とはいかないにしても、可哀相に感じられます。

それは、コメに限った事だけでは無いと思います。さまざまな食品・商品・備品に関しても
現実と余りにもかけ離れた、価格が要求されているのが現実ではないでしょうか?

施設等や量販店納入に関しても、どう逆立ちしても
この価格はありえないという納入価格があります。
損をしてまでは納入する業者はいませんから、
何らかの「カラクリ」を付けなければ利益は出せません。
それを「企業努力」と言う「ひと言」で収めてしまっていいのでしょうか?

現実に、TVや新聞で騒がれている関西のコメの業者や介護サービス会社のように
摘発された企業が存在するのが事実です。
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