本日も青果市場に入荷した、山菜の紹介です。
『あいこ』

あいこは、漢字で書くと『愛子』となり、
実は『敬宮愛子様』と同じ女性の名前です。
地域によってさまざまな呼び名(アイコ、アエコ、イラナ、アエダケ)があることからも、
たくさんの人に好まれている山菜のひとつと言えると思います。
山菜にしては珍しく、癖も苦味もない味でむしろ甘味さえも感じるくらいです。
全体に細かい刺毛を持ち、それに触るとしばらくの間は
「チクチク」、「ビリビリ」、「痛がゆい」といったような感覚が続く困った山菜です。
群生して自生するために見つけることは容易なのですが、
なんとも、刺毛がくせもので軍手も通してしまいます。
「きれいなものには刺がある。」と言いますが、
山菜は、「おいしいものにも刺がある。」のです。(たらの芽等も、枝には刺がたくさん。)
葉がデリケートで、非常に痛みやすいけれど、
黒ずんだ葉を取り除けば心配なく食べることができます。
この刺毛は、お湯にくぐすと無くなりますので、調理する前に容器を用意し、
手が入れられるくらいの少し熱めのお湯を張り、さっと洗うことをお薦めします。
「山菜屋.COM」様より抜粋させていただきました。

