お米の過去40年間の価格推移を見てみると、昭和45年から55年の
10年間で約2倍と高い上昇率を示していますが、
これは高度経済成長影響と見るのが妥当で、それ以外、
特に近年はほぼ横ばい状態になっています。
わかりやすい例をあげて説明すると、
昭和30年の大卒(男子事務系)初任給が12,907円なのに対して、
お米は標準価格米10キログラムで765円でした。
初任給に対してお米の占める割合は約17分の1。
一方ちょっと古い時代ですが、
平成4年の時点で見ると大卒初任給が191,266円で、
お米が3761円、その比率は約51分の1となっています。
仮に大卒初任給を1ヶ月の家計に置き換えて考えると、
家計の中に占めるお米の割合は、年を追うごとに低くなってきたことがうかがえます。
確かに物価の上昇とともにお米の値段も高くなってはきましたが、
それ以上に1世帯あたりの収入も増え、
私たちは大きな負担を感じることもなく、
お米を買えるようになりました。
コシヒカリでごはん一杯分約40円。はえぬき・ひとめぼれで約35円です。
お腹いっぱいご飯を食べても、約100円くらいです。
食卓に並ぶおかずは一品いくらですか?
★本当にお米は経済的な商品であり、自給率100%の日本の主食です。★
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