Sekky's FLOG

福井県立恐竜博物館で研究職員をしている関谷と申します。
仕事の内容はあまり書けませんが、コメントを頂けると嬉しいです。

サンマ定食

2012-10-29 22:27:00 | 自貢の生活
久しぶりに、自貢で唯一の日本料理屋に行ってみました。

もう一軒あったんだけど、そっちはつぶれました。

そちらの立地は悪くなかったのだが、なにぶん値段が高い上に美味くない。そりゃー、つぶれるわな。


日本料理屋といっても韓国料理も扱っており、店名はその名も『異食園』。


自貢市最大の総合大学、成都理工学院から徒歩2分という好立地にあります。

店長は北海道のホテルで数年、働いていたことがあるそうで、いくらか日本語が話せる。

前に行ったのはいつだったか…。今年の夏くらいかな。

僕が行くと日本語でお喋りしに来てくれるのですが、他の都市で反日デモが活発化してからは、客の反感を買ってお店に迷惑がかかるのではと控えておりました。

日曜の午後、2時くらいなら客も少なかろうと、ご挨拶も兼ねて行ってみることにしました。


例によって愛想よく迎えてくれて、新メニューの焼サンマ定食を試食してくれと。

このボリュームで15元(≒200円)は、かなり良心的なのでは。


付け合わせがビビンバからの流用なのは、甘んじてお受けください。

店長曰く、サンマは意外と安くて、キロ18元(≒230円)くらいで仕入れられるそうな。

脂はほとんどのってなかったけど、塩加減はまあまあで美味しかった。


ただ、薬味が四川風味の唐辛子なのが残念か。

やっぱサンマには大根おろしでしょう。

と進言してみるも、業務用のおろしがねが手に入らないとのこと。

というよりは、四川人に大根おろしが馴染まないという要因の方が強いように思われる。が、これは言わぬが華かね。


店長は僕と日本語で話すもので、数人いた他の客たちが鋭い視線を送ってくる。

何語かまではわからないまでも、韓国か日本のどっちだ?ぐらいには見定めているのだろう。

僕はなるべく中国語で答えるのだが、店長は構わず日本語。

こちらの方がヒヤヒヤしたぜ。


食べ終えて、そっちも商売なんだからと代金を払おうとしたのだが、頑として受け取らない。

なんだかなぁ。たかっているようで、申し訳ない。

店長の顔を立てる意味では、お言葉に甘えておいた方がいいのか。

ただ、店の奥で財布を握っている奥様の視線が痛い痛い。

次は友達と一緒に来ますね。
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