亡国のクライシス+

フジテレビは電波停止になるのか

基本情報は、文春記事による。

フジテレビの組織ぐるみの中居スキャンダルの記事が正しければ、フジテレビは電波停止になりかねない大失態を犯したことになる。社長の港浩一が追っかけ取材に対して事実ではないとはねのけたが、これがさらにお粗末だった。

もし、事実であることが判明したら、嘘いつわりを主張したフジテレビそのものの責任が問われる。

愚かな経営者である。こういう場合は事実だろうとなかろうと、決して言質を与えてはいけないのだ。

かつて、ホリエモンがニッポン放送の株を集めてフジテレビを手に入れようとした際に、当時の日枝久社長が自宅前で取材を受け、まったくの経済オンチぶりを露呈してしまったことに匹敵するお粗末さである。

吉本の松本、旧ジャニーズの中居。これらのスキャンダルは、現在のテレビ編成がタレント中心になっている弊害でもある。つまり、タレントを出しておけば視聴率が取れるという安易な番組づくりである。特に吉本と旧ジャニーズ事務所は今もテレビ編成に大きな支配力を持っている。だから、バカなテレビ局ほどタレントや事務所にホイホイ、過剰な接待を繰り返しているのだ。たまには法に触れる危うい手段を弄してまで。

特にフジテレビ。日枝久氏の秘書を旧ジャニーズ事務所の役員に押し込むほど関係が深かった。

フジテレビは、グループ統合議長の日枝久氏を含むすべての経営陣の解任という責任の取り方しか、電波停止の危機から逃れられないだろう。

現在の総務大臣は日枝久氏と親しかった安倍晋三氏の派閥ではなく、安倍晋三氏を国賊と言い放った自民党には珍しい正義の政治家が就いている。

今回の中居事件は、単なるタレント絡みの性犯罪ではない。人権に関わる問題である。フジテレビが組織ぐるみで関与していたとすれば、放送免許を剥奪しなければならない。

フジメディアHDの連結決算対象になっていて、フジテレビから社長が送り込まれている仙台放送でも、国会議員になったばかりの元アナウンサーのパワハラ問題が発覚した。これも文春が報じている。

仙台放送では、パワハラ被害に遭った4人のアナウンサーが名乗りを上げた。フジテレビでも、今回の性被害にあった元女子アナ以外にも名乗り出て来る女子アナがいるかしれない。

タレントと親しい社員が出世するフジテレビの体質そのものが問われている。

フジテレビだけではない。他局もタレントありきの番組づくりをしている限り、明日は我が身である。

タレントが出ないテレビが見たいものだ。

なお、
フジテレビ社長72歳
仙台放送社長69歳。
すべて日枝久氏86歳の人事だろう。
 
もう、どうしようもない老害である。。



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