経団連会長、十倉雅和。同じ大学の出だが、恐ろしいほどのどアホである。
2ヶ月前、十倉は志賀原発を訪問し、これだけの安全な原発を再稼働しない手はない。早期の再稼働を政府に求めて行く!みたいな話をしたと報道されている。
その志賀原発は、今回の能登半島地震で電気系統が大打撃を受け、かろうじて残った一本の外部電源でメルトダウンを免れている状態である。
もし、十倉の言う通りに再稼働していたらと思うとゾッとする。おそらく能登を壊滅的に破壊してしまっていただろう。
これまでの原子力規制委員会も志賀原発の直下に活断層がある可能性が否定できないと再稼働を認めていなかった。ところが山中に委員長が代わると北陸電力の言い分をそのまま受け入れて簡単に再稼働を認めてしまった。十倉の現地での発言はこの規制委員会の見解に基づいたものだったのだろう。
十倉雅和経団連が国民からの信頼を得る方法はひとつしかない。
大阪万博組織委員会の会長でもある十倉が、万博からの撤退、中止を宣言し、予定されている万博経費のすべてを能登の復旧、復興に充てるようにしたら、十倉雅和は時代の寵児となり大喝采を浴びるだろう。
消費税を大幅アップして法人税を下げるとした過去の無責任発言も許されるかもしれない。
それは無理か。