◆川柳くろがねデジタル◆

(デジタル版)2024年3月 川柳くろがね花畑



閑話休題・・B
ミリカローデン那珂川で、詩吟の記念大会があり参加。支部のメンバーと合吟。役員として会場係。みなさん、歳を感じさせないお元気である。企画構成吟が良かった。




■福岡県川柳史展の準備、ほぼ終える
27日、龍太郎、聖、修一、余人、游心で会場の展示準備を行った。多くの人の
来場を楽しみにしています。準備風景(途中)を写真にて紹介します。
🌠甘木さくら川柳会、飯塚番傘川柳会


🌠大川川柳会えんのき、川柳楠の会

🌠久留米番傘川柳会、小倉番傘川柳会


🌠川柳くろがね吟社、福岡番傘川柳会

🌠ふくせんの会、川柳葦群
🌠
🔷準備風景🔷








 明治・大正から現代までの歴史ある福岡の川柳を還りみることにしました。先達のご苦労により数多の俊秀を世に送り出した郷土の川柳の歴史を後世に伝えるべく、福岡県川柳史展を開催します。
◆期間:令和6年3月1日~3月31日
◆場所:北九州市立文学館
◆所在地:北九州市小倉北区城内4-1
◆主催:川柳くろがね吟社
閑話休題・・A
福岡アジア美術館で世界遺産大シルクロード展が開催されているので見に行った。







🔷陽関🔷
中国唐の最盛期の詩人、詩仏と称された王維に「送元二使安西」という詩がある。送別の詩として、あまりにも有名である。その結句に<西の方陽関を出ずれば故人無からん>という句がある。これは<さあ、元二、もう一杯飲みほしてくれ。西に向い陽関をでれば、もう親しい友はいなくなるのだから>陽関をでれば、砂漠地帯。ほとんど人は住んでいない辺境の地。いったん別れると生きてはもう会うことはできない、送別の詩。私の好きな詩吟の一つ。平和な世ならば、訪ねてみたい地のひとつ、現地で吟じたい。




選評 火花抄 (2月号から私の好きな句)

<櫻木 山彦 選>

 元日に家族引き裂く震度7   久男 

 先見えぬ夢も持てない能登の人  きょうこ

 このたびは、早々能登地震を詠んだ、久男さんときょうこさんの句が、心を打ちました。一刻も早い復興を願ってやみません。

<的場 しずえ 選>

 俺の家断りもなく地図に載る    久勝 

 ん、もしかして「俺んち?」ガレージの車とポチが断りもなく地図に。ケシカラン話しだなあーポチよ、尻尾など振るんじゃないぞ!

しっかりと靴紐結ぶ退院日   正章 

 久し振りに履く靴、共働きの頃がふと過ぎる。娘たちに付き添われ退院、靴紐をほどくとホッと一息。ここが一番、ああわが家。

<あべ 龍 選>

 戦禍の子夢に蓋して耐えしのぐ  けんいち 

 良い句がたくさんあり、選定するのに苦労をしました。多くの人に掲載したいので複数の入選者には一句だけにしてもらいました。中でも「あじさい川柳会」のけんいちさんの「戦禍の子夢に蓋して耐えしのぐ」は今の世界情勢を言い得て見事な句でした。

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