1928年(昭和3年)に、くろがね吟社が創設されて、間もなく100年になろうとしています。八幡製鐵株式会社の中で誕生した吟社は、その後第二次世界大戦中のくろがね誌発行中断を経て、1953年(昭和28年)に再発刊に漕ぎつけ現在通巻983号(2023年10月)となっております。また製鐵所同好会から独立し、市民川柳会として北九州市を中心に活動を展開しております。現在会員は200名です。社風としては、一党一派に偏せずくろがね流を確立して、会員の活動を応援しております。「川柳は砥石であり、目薬でもあります」自分磨きを一緒にやろうではありませんか。
主幹 古谷 龍太郎
【2023年(令和5年)10月】
■第46回全日本川柳2023年広島誌上大会の結果■
【1】くろがね吟社関係
💮表彰者
マスコミ柳壇の指導を10年以上行
った者・・・古谷 龍太郎
💮秀句
初恋忌ひとり聴く夜の神田川
・・・・時津 みつこ
【2】一般部門入賞者
■第71回八幡東区総合文化祭
川柳大会■
🔷大会前日7日、会場の設営を行った。舞台が皆さんをお待ちしています!!
◆事前投句の締め切りが過ぎ、117人の方から応募頂きました。ありがとうございました。激励のコメントが同封されていましたので、呼名を紹介して感謝にかえます。
(敬称略)順子、直子、あやめ、みきお
末男、れい子、昭三郎、久男、心咲
★10月8日(日)、八幡東区生涯学習センターにて3年ぶりの対面句会(リアル大会)です。当日、多くの方とお会いできること楽しみにしています。ワクワク・ドキドキしながら披講を受けたいと思います。スタッフ一同お待ちしています。
■句碑まつり川柳大会のお礼■
下記の通り報告します。参加ありがとうございました。来年もお願いします。😂 😁
★秀句、順位★
★参加者(敬称略)★
★秀句、佳句、選者吟★
◇課題「アドリブ」 斎藤 はる香 選
◇課題「緩む」 荒川 八洲雄 選
◇課題「響く」 大島 凪子 選
◇課題「ゆらゆら」 間瀬田 紋章 選
◇課題「臨時」 梅崎 流青 選
◇課題「モデル」 古谷 龍太郎 選
■今月のくろがね誌■
■交換柳誌に掲載されました・・・ やまびこ抄■
■きらめき抄■
■おめでとうございます■
◇川柳マガジン皐月賞◇ 令和5年5月募集
課題 「上」
<佳作>
生き上手四角い部屋に丸く住む 櫻木 山彦
■他地区の川柳大会の紹介■
★龍太郎、孤遊、聖、余人、みつこ、
蘭、和江、游心が参加予定
★孤遊、みつこ、龍太郎が選者
■龍太郎主幹 市民センター講座■
【1】槻田市民センターの<大人の自遊大学(後期)「出会おう!学ぼう!楽しもう!」>の4回シリーズの1回目に登壇。「川柳の歴史文化を学ぶ」について10月20日(金)講演する。10月3日のラ・フランス句会後、センターの職員に伺ったところ、現時点で26名の申し込みがあるとのこと。
☆くろがね10月各地句会日程表☆
見学、大歓迎!!会場の職員にお尋ねください😀
■うれしい話■
10月8日開催の第71回八幡東区総合文化祭川柳大会の投句先を担当している。北は北海道、南は沖縄から
投句を頂いている。感謝します。また、大会当日は、大会の司会を担当する。
さて、岡山県の呼名<心咲>さんから、3年ぶりの大会の盛会を祈る一筆箋と名刺を頂いた。うれしくなり、名刺に記載のアドレスに、お礼と併せて游心の名刺およびプロフィールの写真を添付した。再度メールのやりとりができた。同じ趣味の川柳を通じて楽しみが広がる。機会あれば、同じ句会で呼名されることを楽しみに励みたい。
■くろがね復刊70周年記念・・・・校正の説明会開催■
9月25日の午後、校正担当者8名の参加を得て分担、内容説明会を1時間余り実施した。いよいよスタート。龍太郎主幹、みつこさん、游心も同席した。尚、都合が悪く出席できなかった2名分は同じ句会のメンバーにことづけた。
写真左から 龍太郎 みつこ のばら ちづ子 幹子 和江
順子 蘭 ひろこ ひよこ (撮影 游心)
★游心の所感
①まずは、校正のスタートができ安堵
②所属の句会が異なるメンバー、くろがね誌で呼名
を知っているが顔を知らないメンバーもおり、自
己紹介できたことは有意義。顔を思い出しながら
作品を読むのは楽しみの一つ。
③この句集の第1編は、20年前に龍太郎さんが、腱
鞘炎になりながら(まだ、PCに慣れていない時代
と推測)ほぼ独りで原稿をまとめたとあった。今
回の第2編は、第1編の編集方針をほぼ踏襲。そ
の話を初めてうかがえたメンバーがほとんどだっ
た。今回は少なくとも、句集の制作に関与できた
メンバーを増やすことができた。これは、仕掛け
た私の狙い。プロセスを踏んでいるので少し時間
を要するが次へ繋ぐ意味もある。
(私の妄想:せっかちな龍太郎さん、俺に任せらや
ぁ、あっという間に完成させるのになあと。でも
手を出しちゃぁダメです。次へつながりません。
我慢、我慢。実は私もせっかちです😁 。)
④第1編が、今風な言い方ではバージョン1.0、今回
はバージョン1.01 と言ったところ。もし、次回
第3編を企画するならバージョン1.3にはした
いところですね。
■選評 火花抄 (9月号から私の好きな句)■
<八木 幹子 選>
☆ 洪水も戦火も居間に押し寄せる 蘭 ☆
最近の台風では線状降水帯が発生し、あっという間に洪水になります。戦火も毎日のように新聞、テレビで報じられています。だんだん日常化していくこれらのことに暗い気持ちになりますが、せめて居間ではゆったりとくつろぎたいです。
☆ ばあちゃんの知恵袋よりスマホ見る 春江 ☆
本当よねと思いました。長い間スマホはいらないと
思っていましたが、使い始めるといろいろと便利です。知りたい情報がアッという間に手に入り、まさに知恵袋であり、百科事典でもあります。私は時短料理レシピがお気に入りです。
<宮本 嘉代子 選>
☆ ママゴトできついセリフを言う五才 けんいち☆
最初にこの句を見た時に五才の子供の姿ではなくこの子の母親の姿がみえました。そして「クスッ」と笑えましたと同時に、子供はちゃんと親の言動や態度を観ているのだと、自分の子育ての頃を思い出しました。特にこの句の中の私のいいと思ったところは「きついセリフ」とされているところがいいと思いました。五才の子が、まるで台本のセリフの様に言っている様子が笑えますが、考えさせられました。
☆ 父と子の会話背中がゆるんでる 廣 ☆
私は男の子二人を育てましたが、こどもが主人と相談事など話している時の様子は、まさにこの句のような時間だったかなと思いました。父と子のおだやかな時間、信頼の態度、母としてその中に入れない空気、まさに男同士を感じたものです。主人と子供とその時を思いださせてくれた句でした。
****** END *****