今日は少し技術的な話をします。
シマノ/'22ステラ、'14ステラも賛否両論ありましたが、それ以上に悪い意見が多くでています。
・から回しだと滑らかだがラインテンションを掛けるとゴリゴリする。
・新品で金属が擦れる様な音がする。
・新品でもノイズが凄いetc.
少なくともSEXY-DYNAMITE'SのHPだけでも読んでいる人だと分かると思いますが、
常々僕は新品だからこそグリスアップをした方が良いと言ってきました。
新品だから問題無い、新品だから間違い無い。
リールにおいてだけの話ですが、どんだけ昔の話しているのですか?
確かに昔はそうでしたが、どんだけユーザー側知識が退化しているのでしょうか。
'22ステラを持ち込みでご相談されたお客さんや身近な仲間には話していますが、
少し使うと馴染むと思い使っていたが馴染まない。
馴染みません、絶対と言い切っても過言で無いですが、マメにオイル等でメンテをする人だと馴染むのも有り得ますが水洗いのみ、思い出した時位にオイル位挿すけどどこに挿せばいいかは良く知らない。
そんな人は絶対に馴染みません。
それに付いて説明します。
これが新品'22ステラを分解した所。
自分で包丁を研いだ事が有る人は分かると思いますが、研ぐ前に砥石を水に浸けて水を染みさせるじゃないですか?
あるいは自動車整備をする人だと、パーツを組み合わす時にオイルストンで面をととのえますよね?
オイルストンもオイルに浸けオイルを吸わせてから面を磨いて馴染ませます。
包丁だと水、オイルストンだと油。
ではステラはどうでしょう?
表面を馴染ませる為に抵抗を抑える必要量の油脂は有るでしょうか?
マスターギアはどうですか?
新品だから馴染むと思っていても表面がささぐれて酷くなります。
こちらがライトソルト使用で組み直した内部。
油脂がピカピカ反射して滑らかな表面。
この状態で使わないと馴染みなんて絶対に出ません。
だから新品でのグリスアップを勧める訳なんです。
また、初めにグリスアップした時点でほとんどノイズは消えて不満が無くなる人がほとんどです。
10数年を掛けてユーザー側はリールに対し軽い巻き心地を求める時代になりました。
メーカーはそれに応える為、1番の抵抗になるグリスをほぼ付けず組み立てる様になり、巻き心地と引き換えにノイズ等を犠牲にしました。
でも、ノイズが出る原因を初めに求めたのもユーザー側です。
悪い事は全てメーカーや他人のせいにして、知識の浅はかさや成長していない自分を反省する人はほとんどいません。
僕に直接伝授されたりした人は不思議に全員知っています、何かのきっかけになれば。
共に成長しましょう、今日もよろしくお願い致します。
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オズマ
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