この本は積読で、なかなか目を通すことが出来ていません。
が、秋の夜長ということで、連休を利用して一気に読んでみました。私が数学関係の本を熟読したことはめったいにない。
きっと数学の魅力がふんだんに詰まった一冊で、何か新しい気付きを得たいと心が感じて読み進めたのだと思う。
学生時代、数学は得意な方ではなく、どちらかというと苦手。
もし学生時代に、この本に出会えていたら、数学をやる気になって取り組んだかもしらない一冊。
もっと早くこの本に出逢えば、どんなに良かっただろうか思い始めています。
フェルマーの最終定理は300年以上も解決されず、多くの勉強家たちが挫折していった中、
意外にも定理に解決の理論を発見したのが、「谷山・志村予想。」
学習書を紐解けば、多くの西洋人ばかりが出てくる中で、数学会にこれほど偉業をなしえた日本人がいたことは驚き。
その影には、どんな国語の学習書にも記載されていない、悲劇の純愛物語が有ったようです。
この本で得た知識は、この歳になって初めての情報が多い。
本を読み終えた後、数学を勉強してみようかとさえ、思ってしまいました。
そしてピタゴラスの定理をはじめ、様々な法則が発見されている昨今。
興味を持てば、数学情報満載の幸せな時代に生まれてきたかを感じます。
学生時代、数学が苦手だった人も、読んでみる価値が有ります。
この本を読むときに、おすすめのコーヒーは、こちらです。