コスモスを撮影している時だった。自分からはあまり人には話しかけないが、時々話しかけられる時がある。
たいがいは咲いている花のことやカメラのことだ。
この日もある青年に話しかけられた。ボケの話であった。前ボケと後ボケをどう使い分けているかのような話であった。
後ボケは狙いやすいが、前ボケは何をどれくらいぼけさせるか程度が難しいと話した。撮った写真を持ち歩いていないのでカメラに付属の液晶で見せるしかないが、完璧ではない。
きっかけはそのような話題であるが、その人の撮影情景なども聞くことが出来る。その青年は夜景を良く撮ると話していた。親父から引き継いだレンズがあり、それから写真にハマったと言っていた。
さほど長い会話ではないが、妙に覚えている。事故にあって、体に障害が残ったが、天気の良い日で体調が良いときには散歩がてらカメラを持ってこの界隈を歩いていると話していた。
人はそれぞれだなと思う時がある。いろいろな喜びや悲しみを抱えて生きている。ちょっとした会話の中でそうした一辺に触れることが出来るのも又人生の楽しさだろうか。
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