131230巾着田キャンプツーリング

２０１３年もいよいよ残り２日になりました。
心残りのひとつに「今年はキャンプツーリングに行ったのが少なかったなあ」と思っています。
特に夏場に家庭の事情でほとんど行けませんでした。
”悔やむくらいなら、まずは行動”というのがモットーの文吉はそんなわけで急きょキャンプをしてきました。


2013年12月30日（月）晴れ

6:10
起きてみたら、とっても素敵な快晴です。
我が家のベランダから観る富士山もことのほかご機嫌麗しく、今年の幕引きにはまたとない良い天気です。



文吉のマンションからはこの季節限定の富士山が望遠レンズで撮るとこんなに綺麗に大きく見えるんですよ。


さて、12月の30日というと、どこのご家庭でも何かと忙しいものと相場が決まっております。もちろん我が家も例外ではありません。
早くから妻は暮の大掃除や正月の用意と、それはもう見ている方が目が回るくらい動き回っています。
でも、こんな時、日本のお父さんっていったら何をしていいものかわからないもんですよね。

もちろん、平均的なお父さんである文吉も例外ではありません。
一人、部屋の片隅でぼけーっとしていると、どうにも邪魔でしょうがない存在になるんですね。

そんなわけで今年を振り返ってみました。そしたら「今年はキャンプツーリングにあまり行かなかったなあ」って漠然と思ったわけですよ。
このまま後悔しながら年を越すのはちょっと悔いが残りますね。
普通の大人ならそう考えるはずです。

そんなわけで、どうせ暇をもてあましているはずのポン吉に連絡してみると、やっぱりまだ寝ていました。
そして言うにことかいて「お前、この忙しいのにキャンプかよ？」とつまらない質問です。

「行くのか？行かないのか？どっちだよ」
「もちろん行くに決まってんだろ」

つまりは暇なんですね。


10:20（6239）
いつものスタンドでSHADOW750jrを満タンにします。

10:55
某駅でポン吉と待ち合わせていざ出発。

12:05
浦和所沢線を西に進んで飯能駅前を左折して国道16号を横切り、入間川を渡リます。
国道299号をさらに西北に行くと、目的地に到着。ここまでわずか1時間ちょっとです。

察しの良い方はもうわかりましたね。ここはいわずと知れた巾着田（きんちゃくだ）です。

10月初旬には曼珠沙華の自生地として有名でものすごい人出で賑わいますが、今は人っ子一人いない状況です。
ましてやこんな時期にキャンプしようなんて酔狂な人が世の中にいるはずがありません。
いるとしたら、そいつは文吉とポン吉くらいなものです。

さっそくテントを張って、持参のバケツ型たき火台に紙やその辺の枯れ枝を突っ込んでたき火の用意をします。

お昼は妻が用意してくれたおにぎりをパクつきます。
忙しい合間に作ってくれた妻には感謝です。





おにぎりの中身は文吉の好物の「タラコ」と「梅干し」。
ポン吉も私の実家の母が作ってくれたこの梅干しが大好きです。
そしてミカンも添えてくれるこの心遣いが嬉しいですね。

「とっても美味しゅうございました。」ポン吉がめずらしく素直な感想を言いました。


さて、夜まではまだ時間がありすぎます。
かといって、特に何をやるという目的もない二人はとりあえずバイクに戻って、このあたりを走り回ってみます。
もしかしたら、お風呂がどこかにあるんじゃないかと思って走ったんですが、東へ３ｋｍほど行っても見つけることができませんでした。
しかたがないので、沿道にあった「ガスト」でコーヒーを頼んで時間調整をします。

18:00
この時期のお日様ってとっても恥ずかしがり屋さんですね。
あっという間に沈んで、あたりは暗くなりました。

キャンプ地まで戻るころには真っ暗です。あわてて電池式のヘッドライトをつけて、大急ぎで夕食の準備をします。
とは言っても”土鍋”でラーメンを作るだけです。

デザートにはたき火の中にアルミホイルにくるんだ「金時イモ」を放り込んでおきます。

なにしろ、流石に年の瀬ですから、寒いのなんのって、どんなに重ね着や厚着をしてもブルブルと震えてしまいます。
それにしてもなんてきれいな星空なんでしょう。
ここは埼玉ですよ。いくらなんでもこの星空はありえないくらいの美しさです。
写真に撮れないのが本当に残念です。

それではラーメンを土鍋のままいただきます。



おイモもこれまた美味しくできました。やっぱりイモは「焼き芋」に限りますね。



21:00
いつまでも外にいるわけにもいかないので、テントの中で寝袋にくるまって、友と語り合う。
これもまた、キャンプの楽しみの一つです。

気がついたら３時を過ぎていました。さすがに限界ですね。おやすみなさい。


2013年12月31日（晴れ）

6:00
泣いても笑っても2013年は本日限りです。
テントの中で目覚めた二人がまずやることは・・・
そうです。朝食ですよね。

でも、実は何にも用意がしてないんです。
しかも、あたりはとっても寒い。
テントに降りた夜露が凍って張り付いています。

いつの間に来たのか、河原では超望遠のカメラを三脚に取り付けたカメラマンたちが数人スタンバっていました。
そうです。実はここの河原では運が良ければカワセミも観ることができるんですよ。
そう思ってキョロキョロしてみましたが、見つけることはできませんでした。

せめて、この看板で我慢してもらいますかね。




お腹が空きました。
寒いうえに面倒くさいので、「昨日のガストでモーニングでも食べるか」ってことで珍しく意見の一致を見た二人はすぐに出発します。

バイクで約10分走るとガストはあったんですが、「開店は10時」というのでガッカリ。
しかし、ここで引き返すようでは男がすたるってもんで、さらに１ｋｍほど行くとマクドナルドがありました。

やっと温かいものを口にすることができました。
セットで頼んだコーヒーがなんと五臓六腑にしみわたることか。

まわりが温かくなる10時ころまであまり客がいないことを良いことに居座り続ける二人でした。

10:50
テントを片づけて一路帰ることにします。








11:40
秋ヶ瀬公園到着。
芝生で夜露で湿っているテントを干して、コンロでお湯を沸かしてカップ麺を作ってすすります。

14:30
気が付いたら気温が15度まで上昇していました。厚着をしていると汗ばむくらいです。
30分ほど芝生の上で転寝をしてしまいました。

15:40
ポン吉とはここで別れます。

本当にこの一年、いろいろと付き合ってくれてありがとう。
公私ともにお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

16:20
家に帰ると、妻もやっと掃除が終わったようで一息入れる時間でした。
やっぱり邪魔なオヤジがいないとはかどるもんなんですね。

家の中もすっかり正月モードに変わっていて、花まで活けてあります。



「そうそう、キャサリンにも着物を着せてあげなくちゃ。」



それでは、皆様、この一年、本当にお世話になりました。
良いお年をお迎えください・・・。








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