文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

20200812名栗ツーリング

2020-08-12 | ツーリング

いやあ、暑い日が続いていますね。

埼玉県では37℃を超えるところも出ています。

今年の夏はコロナがまだ続いているのに猛暑も加わって、まいってしまいます。

何か、明るいニュースはないのでしょうか・・・。

 

さて、文吉は先日、一冊の本を読みました。

実は「会津若松」へのツーリング記事を読んでくれた、ある知人の方からこんなメールをいただいたのです。

『ツーリング道中記、楽しく拝読しました。会津若松へ行ったなら是非、会陽院という医院跡を見てきて欲しかったナ。そこは渡邊鼎という医師が野口英世少年の手を手術をした病院でその医師こそ私の曾祖父にあたります。野口少年が医学に目覚めた所でもあり、言わば野口英世の恩師と言うべき人です。

今はその手術室で珈琲を飲む事ができますよ。』

 

文吉は野口英世のことはもちろん、知っていますよ。

千円札は文吉が一番よく使うお札ですから、福沢諭吉より、良く目にします。

幼い時に手に火傷して、それを高名な医者に手術してもらったのがきっかけで医者を目指したことも知っています。

でも、その手術をしたお医者さんのことまでは存じておりませんでした。

そのお医者さんがまさか、文吉の知人の曾おじいちゃんだったなんて。

さらに、本まで出ていて一冊送ってくれるとのこと。

 

 

ありがたく頂戴しまして、読ませてもらいました。

まだまだ文吉の知らない偉人が日本にはたくさんいるんですね。

このお医者さんのことは「皆さんにもぜひ、知ってほしいな」と思いました。

 

【00】

ISBN978-4-89757-830-9

C0021¥1500

 

 

2020年08月12日(水)晴れ

起きてみると、うだるような暑さです。

でも、せっかくの休みですから、文吉は予定通り秩父へツーリングに行きます。

「午後から雷雨だよ」

妻が心配しています。

甘いですね。文吉が出かけるときは「晴れる」ってことをまだわかっていない。

と、この時は高をくくっていました。

今日は秩父で「ライダーズ弁当」を買って、名栗渓谷で涼みながら食べるって壮大な計画をしています。

 

07:36(11412)

すでにお日様も、まるで怒ったようにカンカン照りの中を出発します。

 

文吉が鼻歌まじりで、浦和所沢線を西へ走っていたときのことです。

航空公園の手前1kmくらいのところまで来た時に、左側の路肩から怪しい二人組が前方に突如飛び出てきました。

特殊な制服を着た屈強そうな二人です。

冷静沈着な文吉はすっと身構えて、少し緊張しながらも流星号を減速しました。

一人は大きな赤い旗を振り回して、もう一人は文吉を路肩から中古品を売っているお店の駐車場へと手招きしています。

「お急ぎのところ恐縮です」

と言いながらも、有無を言わせぬような態度で誘導された先には、数名の同じ制服を着た人たちがいました。

「はて、何か違反でもしたかな」

いぶかしむ文吉に対して「今、交通安全のキャンペーンをしており、二輪車の方にお願いをしています」

と言いながら、何やらビニール袋に入ったチラシのようなものを配っていました。

 

【01】

 

ああ、よかった。全くドッキリさせてくれますよ。

でも、文吉はこんなチラシをもらったことよりも、「良い画が撮れたぞ」とほくそ笑みました。

というのは、先日取り付けたドラレコがきっちり動いているのです。

 

気を取り直してひたすら走り続けます。

日高から国道299号をさらに西へと進みます。

正丸トンネルを抜け、秩父市で左折して三峯の方へ進みます。

 

10:20

今日の最大の目的地「大滝食堂」到着。

少し、早かったかな。まだ駐車場には一台もお客が来ていません。

お店の軽自動車が停まっているだけでした。

 

 

【02】

 

【03】

 

それもそのはずです。

店の入り口の張り紙と木札を見て、愕然としました。

 

【04】

 

ここは、バイク乗りなら知る人ぞ知る(つまり、知らない人は知らない)有名なお店です。

ここの弁当は器がバイクのガソリンタンクの形状をしており、ぜひ、ひとつ欲しかったのに。

食べ終わった器をきれいに洗って、我が家の家宝として残しておきたかったのに。

しかも、明日だったら開いていたのに。

 

【05】

 

しかたないので、二百m戻って道の駅「大滝温泉ゆうゆう館」へ行きました。

 

【06】

 

とりあえず、次の目標に備えて昼食をゲットしておかなくてはいけません。

が、しかし、ここの食堂もお休みでした。小さな売店がかろうじて開いていましたが、弁当はありません。

世間にはコロナだけでなく、お盆休みもあることをこの時はじめて知りました。

 

それにしても暑い。

そばのコンビニで最中アイスと秩父の名水のペットボトルを買って、その場でムシャムシャ、ゴックン。

ついでに、PCを立ち上げてドラレコの記録映像を再生してみました。

なんと、数分前の映像しか撮れていません。

あの、警官たちとのカラミはどこへ行ったのだ?

 

とりあえず、妻に連絡しておきます。

と、その時です。何やら頭上からポツンと落ちてきました。

本当に今日は厄日です。

「雲行きが怪しくなってきたから、もう、帰るよ」

そして、もと来た道をひたすら帰るのでした。

 

おしまい。

 

ってわけにはいきませんよね。

流星号が走り出すと、またあの熱暑が戻ってきました。

今度は背中に、お日様の陽をあびながら走ります。

 

11:50(11527)

道の駅「果樹公園 あしがくぼ」到着。

あまりに暑いので休憩します。

この道の駅は「ずりあげうどん」が名物です。

むかし、文吉は旅の安全をガン掛けして、途中で「うどん」を食べるという習慣を持っていました。

おかげで、ツーリング中に大きな事故にあわずに済んでいました。

お腹が減ったな。ここはひとつ、うどんでも食べていくか。

 

【07】ぶっかけうどん、シイタケ天ぷらセット 810円

 

冷たいのにして正解でした。美味しいです。

シイタケの天ぷらも案外いけますね。

 

これで気を良くした文吉は、もう、雨なんか気にしないで予定の続きをすることに決めました。

正丸トンネルの手前を右折して県道53号の曲がりくねった道を登っていきます。

 

いやあ、うっそうとした林道っていいですね。

せせらぎに沿った道は天然のクーラーでマイナスイオン出しまくりです。

涼しい、気持ちいい、もう、最高です。

しかし、登り切ったら今度は降るんですね。とうぜんですけど。

下界が近づいてくるにつれて、また暑さがぶり返してきました。

それも半端ない。 少しは遠慮しろよって言いたくなります。

 

13:05

道端に湧き水の水飲み場がありました。

【08】

 

【09】

 

【10】

 

【11】

いやあ、生き返りました。(死んだわけではないけど)

つい、飲むだけでなく、顔を洗って、頭まで水をかぶりました。

そうなると、ただ帰るのももったいなくなったので、ちょっと寄り道します。

 

13:20

有間ダム到着。

こんなに暑くても、ダムには水が蓄えられています。

これだけあれば、水不足に悩むことはないでしょう。

 

【12】

 

PCを立ち上げて、ドラレコ記録を確認します。

そして、驚きの事実をしりました。

またしても、直近の数分しか記録されていないのです。

これはなぜだ?

いろいろ悩んだ末に文吉は一つの回答を得ました。

なんと、記録媒体のマイクロSDカードが1Gだったのです。

これじゃあ、連続した撮影は無理ですね。

記録しては、新しいデータに上書きされていたのです。

 

頭上をみると、なんだか怪しい雲がでてきました。

みるみる間に太陽が顔を隠してしまいました。

これはいかんでしょう。すぐに帰ることにします。

 

県道を走り切ると、青梅市につながります。

いったんは青梅街道を東に進みますが、国道16号に乗り換えて埼玉方面に進みます。

このころになると、雨が降ってきました。

だんだん、ポツ・・・ポツ・・の感覚が狭くなってきます。

濡れながら、どこかカッパに着替えるところを探していると、狭山市で「PCラボ」を見つけました。

屋内の駐車場に流星号を停めておりると、上着のベストがびしょ濡れです。

さいわい、中のT-シャツは湿っている程度なので、ベストだけ脱ぎました。

 

せっかくですから、店内で先ほどの問題点を解決します。

つまり、32GのSDカードを購入したわけです。

もう、これでどんなに走っても、一日分くらいのデータは消えないで残してくれるでしょう。

妻に「あと、30分くらいで帰る」と連絡します。

なんでも、自宅周辺はものすごい雷雨だったけど、今は止んでいるみたいです。

外に出ると、こちらの雨もやんでいました。

カッパに着替えることもなく出発します。

 

17:25(11546)

無事に自宅到着。

おちついてから録画を確認したら、バッチリ帰り道が撮れていました。

何も、変化がなく、面白くもない映像が続いていましたけど・・・。

 

バイバイ

 

【追伸】

ゲリラ豪雨と申しますか、文吉が秩父に行っている間に、都心ではものすごいことになっていました。

テレビのニュースで池袋や、さいたま市の様子を流していましたが、坂道に車を止めたら、水没してしまった人がいました。

少し濡れた程度の文吉の被害はたかが知れています。

やっぱり文吉は「妖怪晴れ男」だったんですね。

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知ってます (りーとも)
2020-08-13 13:25:11
文吉さん、鼎さん知ってますよ
五年生の時に社会科見学でいきました
そのときはあんまりビンとこなかったけどそんなにすごい人なんだとおもいました
うどんのげんかつぎっておもしろい
お茶だちならしっているけど、うどんをたべるおまじないはおもしろいです
今度からもうどんを食べてください
返信する
勉強になりました (文吉)
2020-08-13 14:45:51
りーともさん、コメントありがとうございます。
会津若松の小学生はみなさん知っているんですね。
流石です。
今度、福島にまた行く機会があったら、ぜひとも寄ろうと思います。
さて、今回は文吉の留守中におきた雷雨は予想以上にすごかったようです。
今日のニュースでも続報で川に落ちて亡くなった方もいたそうです。
小雨程度でうとましく思った自分が恥ずかしくなりました。
返信する
りーともと一緒に行きました (りー)
2020-08-13 17:59:19
文吉さん、お疲れ様です。
渡辺鼎の医院には私もりーともと一緒に社会科見学で行きました。
もともと幼いころに父から話は耳にたこができるくらい聞いていました。
なんといっても、野口英世と渡辺鼎は会津若松の偉人としてセットで刷り込まれています。
今回、このような形で紹介していただき本当にうれしかったです。
福島県出身者として御礼申し上げます。
知人の方にもよろしくお伝えください。
(本もISBN番号まで記載してありますので探しやすいですね。)

それにしても昨日のゲリラ雷雨はものすごかったです。
私は家で趣味の音楽をヘッドホンで聞いていたら、息子があわてて洗濯物を取り込んでくれました。
その後、土砂降りになって雷は鳴りだすし、怖かったです。
文吉さんはそんなことも知らずにツーリングされていたんですね。
本当に妖怪晴れ男の伝説はすごいですね。
返信する
本当に。 (文吉)
2020-08-14 08:58:37
リーさん、コメントありがとうございます。
会津の人にとっては「野口英世と渡辺鼎は会津若松の偉人としてセットで刷り込まれている」んですね。
なるほど。

ISBNE番号のことを知っているなんて、さすがですね。
文吉は昔、書籍を海外に送る仕事をしていたことがあって、取次(本の問屋さん)とはこの番号で注文をだしていました。


8/12の雨は本当にすごかったんですね。
近年、「ゲリラ雷雨」という言葉があちこちで聞かれるようになりました。
急に曇ったかと思ったら、いきなり集中豪雨がやってくる。
そして、サッと通り過ぎていく。
うまく、その瞬間に屋内にいたら何でもない。
でも、へたに外に出ていたら命の保証もないくらいの危険な状態になるようです。
埼玉では車が川に落ちて、三人のうち二人は自力で脱出したけど、一人はいまだに行方不明ということがありました。
文吉はそんなことも知らずにのんきに走り回っていたんです。
自分が妖怪晴れ男で本当に良かったと思います。

ちなみにりーさんがヘッドホンで聞いている趣味の音楽ってどんなのですか。
なんか、クラシックか何か聞いていそうですね。
演歌だったら、なお良いですけど。



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フラメンコです (りー)
2020-08-15 09:03:25
文吉さん、おはようございます。
ご質問されましたので、お答えします。
クラシックでも、演歌でもなくてもうしわけございません。

三年前から、勤めている図書館のサークルに入っています。
ダイエットにもなるし、お友達もいて、楽しいですよ。
家では、YouTubeで映像を観ながらヘッドホンできいています。

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かっこいいですねえ (文吉)
2020-08-15 16:15:41
りーさん、コメントありがとうございます。
趣味がフラメンコですか、カッコいいですねえ。
あの情熱的な踊りはそうとう体力も使うでしょうし、確かにダイエットの効果もありそうです。
文吉は田舎でこの季節になると盆踊りをやっていました。
炭坑節なら今でも踊れます。
って、えらい違いですね。
たぶん、ダイエット効果は期待できませんね。

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