110703【番外編】文吉の闘傷生活028

文吉の自宅療養期間もあと10日を切りました。
7/11の社会復帰に向けてカウントダウンが始まりました。

2011/06/27（月）雨

05:00
起床。

メールの整理をして、DVD「仁」②を観ましました。
この「現代の医者が江戸末期にタイムスリップして医療にあたる」
というストーリーは面白いですねえ。
文吉は放映されていたころに、見過ごしていたので、あらためてDVDで押さえておこうと思っています。

ブログ「闘傷生活26」(6/20-6/26)をアップしました。
起きていると、昨日の蚊に刺された手足が痒くて仕方がありません。
両手、足、首などむき出しになっていたところは全て刺されています。
妻が数えたら70ヶ所も刺されていました。
その衝撃的な写真がこれです。決してエイズではありません。



蚊の世界では、血を吸うのはメスだけだそうです。
いくらジャニーズ系のイケメン文吉だからって、こんな女性ファンにはあまり好かれたくないですね。

すこし熱もでてきたようです。一日中だるくて、一歩も外へ出ないで過ごしました。
どうしても我慢できないときは、風呂場に行って、水シャワーを痒いところに当てます。
そのあと、タオルで押さえるようにして水分をふき取って、薬を塗ります。
あとは我慢との戦いです。

一息入れるために先日長崎の友人からいただいたカステラの残りをいただきます。
前回の「オランダケーキ」もいいけれど、文吉はやはり昔ながらの「カステラ」の方が好きですね。
slowlifeさんの言うように底のザラメの歯ごたえがたまりません。
卵をたっぷり使った手作りのカステラは最高のスイーツです。





2011/06/28（火）曇り

05:10
起床。

熱はなくなりましたが痒みはとれません。
今日はコンビニ以外は一歩も外へ出ないと決心しました。

労災の手続き上、相手の保険会社に電話して、必要な書類に記入してもらうよう依頼しました。
相手の了解が得られたので、コンビニに行き、メール便で書類を送りました。

昨日のブログを読み返して、いくつかの修正をしました。

本当は今日はリハビリの予定だったのですが、蚊にさされたためにキャンセルの電話をしました。
刺されたところをマッサージなんてしたら、痒くてたまらなくなりますからね。




2011/06/29（水）晴れ

04:50
起床。今日はものすごく暑い一日になりそうです。

09:40
病院に自分で車を運転していきました。
久しぶりの車の運転は、少し緊張しました。
もともと、車庫入れが下手なので駐車場では特に緊張しましたねえ。
でも、オートマチックの車です。左足ってまったく使うことが無いんですよね。
もっと、早く運転を開始しておけばよかったと思います。

今日は治療やリハビリではなく、シャドウⅡ（松葉杖）を返却しにきたのです。
この一月半ほどお世話になったシャドウⅡ（松葉杖）です。
少し、名残惜しいのですが、今度は若い女性にでも愛してもらえたらと思います。
お借りするときに払っていた預託金8000円を返していただきました。

夕食は妻とスシローへ行きました。
スシローは平日なのにすごく混んでいて、20分も待たされました。




2011/06/30（木）晴れ

05:40
起床。今日も良い天気です。

09:00
妻がパートにいくついでに、駅まで送ってもらいました。
東上線で池袋へ行き、山手線に乗り換えます。

10:00
ここは通称「原宿」と呼ばれているところです。
いわゆる山手線の渋谷の手前にある「原宿」ではなくて、大塚と駒込の間にある「原宿」です。
まあ、世間的には「お年寄りの原宿」と呼ばれているところですね。
正式名称は「巣鴨駅」です。



降りてみると、やはりお年寄りの方が多いですね。
商店街もお年寄りの方目当ての渋い品揃えのお店が目立ちます。


この「真っ赤なパンツ」なんて渋すぎて、他では店頭に置けないような代物ですね。


とおりのあちこちに托鉢のお坊さんが立っておられます。



「お年寄りの原宿」を代表するのがここです。
自分の悪いところと同じ場所を洗い清めると治ると言われている"洗い観音"です。
高岩寺（こうがんじ）というお寺におられるのですが、思っていたより小さなお寺でした。

せっかくですから、洗い観音さんに文吉の悪いところを治してもらいましょう。
文吉の悪いところと言えば「あたま」ですよね。



しっかり、観音様の頭を洗ってさしあげましたよ。
ついでに、おみ足も洗わせていただきました。

今日は本当に暑いので、昔なつかしの「心太」をいただきました。
ちなみにこれは「トコロテン」って読むんですよ。



文吉が子供のころは、実家の目の前の海でいくらでも"テングサ"がとれました。
それを天日で干して、母が良く心太を作ってくれたものです。
夏の暑い日にはこの冷やしたプヨプヨが一番のおやつでしたね。

帰りに土産ように豆大福と塩大福を包んでもらいました。


13:50
一旦家に帰って、妻と大福をいただきました。

昔からの変わらない大福には麦茶が一番合いますね。

防腐剤などの添加物が入っていない大福は日持ちがしません。
お年寄りの方によっては明日生きているか分からない人もいますから、その日のうちに食べきらないといけないのでしょう。
だからと言って、あわてて食べて喉に詰まって、明日が無くなっても当局は一切関知しません。

実は、妻の両親が大福が好物なので、すぐに車で持っていきました。
明日になると皮が硬くなって、美味しさが半減するからです。

後で「とても美味しかった」とお礼のお電話をいただきましたので、まだまだご健在のこととお喜び申し上げます。

15:00
バイク屋さんより電話がありました、Shadow750の修理が終わったとの連絡です。
さっそく、自宅まで持ってきてもらいました。
久しぶりのご対面です。うれしくない筈がありません。

生まれ変わったShadow750は本当にまぶしいくらい輝いています。
ああ、この子のためなら足の一本や二本くらい無くしても良いって気になります。
実際には足が無かったら乗れませんけど。

16:20
今日は妻がパートのシフトの関係で"夜の部"のため出かけていきました。
一人で家にいてもただ蒸し暑いだけなので、先日も行った、近くの温泉に行きました。

妻は働いているのに夫はのんびり温泉に入るのです。
こんな罰当たりな夫ではありますが、お風呂に入るのは実に気持ちの良いものです。


2011/07/01（金）晴れ

03:40
起床。
DVD「ヤマト」を観ました。豪華キャスト（山崎つとむ、西田敏行、木村拓哉・・・）
の割にはストーリーが40年前のものなので、古臭く感じました。

09:10
Shadow750のメンテにはげみます。トップケースを1.5Cm後ろにずらしたら、タンデムしやすくなりました。

文吉は社会復帰の日を７月11日（月）からと勝手に決めております。
しかし、しばらくはシャドウγ（杖）を持参しての通勤になると思います。
したがって、Shadow750に乗れるのはまだまだ先の話です。

でも、完全復活したShadow750が今、文吉の目の前にあるのです。


傷ついたり、壊れたりしたところは全て新品に取り替えられました。
風防だって、GIVIのユニバーサルスクリーンをバイク屋さんがネットで探してつけてくれました。
そして、一番カスタマイズされたところはトップケースです。
これもGIVIのE470です。これで、荷物の積載能力とセキュリティが飛躍的にアップします。

10:55
バイク屋さんに歩いて行って、料金の確認をしました。
保険でほとんどが支払われており、足りない分は文吉の背広や靴の分をあてて、なんとかしていただきました。

11:20
車で出かけたついでに、バイク用のワックスを購入してきました。


2011/07/02（土）晴れ

04:30
起床。
DVD「仁」③を観ます。

09:40
バイクを磨ことにしました。
昨日購入したワックスは、直接つけて拭き取るだけなので「水洗い」不要なのです。
とても綺麗になりました。






14:10
妻と川越「二輪館」に行きました。

バイクカバーDay Black OVE7 4L を購入。
本当はバイク用のシューズも欲しかったんだけど、予算の関係で今回は見送ります。

久しぶりに帰りは関越高速道路を運転しました。
川越ICから所沢ICまでのわずか一区間ですが、下道の混雑と違って爽快に流れていました。

午後は軽く昼寝をしようと思って横になったら、二時間も爆睡してしまいました。
おかげで、夜に眠気がまったくおきません。
ネットでいろいろ検索などして遊んだので、ついつい夜更かししてしまいました。



2011/07/03（日）晴れ

07:00
起床。妻に起こされるまで眠っていました。

09:50
さっきまでは「今日は散歩に秋ヶ瀬公園へ行こう」と思っていました。
でも、この蒸し暑さです。

蒸す→むし→虫→蚊
なんて連想していって、先日の「藪蚊の悲劇」が頭の中でフィードバックしてきます。

これを専門用語で"トラウマ"と言うのでしょうか？
漢字で書くと"虎馬"ですね。なんとなく"馬鹿"と似てますね。行くのをやめました。

代わりに「藪蚊のいないところ」へ行くことにします。

そんなわけでやって来たのが「おたくの聖地」秋葉原です。
駅を出たとたん、メイドさんたちが可愛らしく作った声で呼び込み合戦をしています。

「冥土の土産（メイドのみやげ）」に寄っていく人も大勢いるんでしょうね。
でも、文吉のお目当てはそんな駄洒落ではありません。

約一週間後から社会復帰するためには、少しくらい人混みにも慣れておかないとと思ったのです。
実際に、電車の中でもシャドウγ（杖）をついて立っている文吉に、席を譲ってくれる人は一人もいませんでした。
これが現実です。甘えてはいけません。

毎日の通勤ラッシュも覚悟しないといけないのです。
この一週間はそんな「日常に慣れることもリハビリ」と心して過ごそうと思います。

けっきょく、秋葉原ではブラブラ歩き回っただけ。
出掛けにipodのイヤホンを忘れたので、一番安いのを探して300円で購入しただけでした。

お昼はつけ麺を飛び込みのお店で食べましたが、なかなか美味しかったです。
麺の盛りは、並、大、特大のどれでも同じ値段で、文吉は大にしました。750円

カメラは一応持参していましたが、一枚も写真を撮ることなく帰ります。

16:50
自宅に帰ってきました。

家でくつろぎながら見たテレビのニュースで秋葉原がでてきました。
なんと、今日から歩行者天国が再開されたとのことです。
人々が楽しそうに、車の来ない大通りを歩き回っています。
ニュースを見るまで全然知りませんでした。




・・・つづく

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