何事にも「始まり」があれば「終わり」もあるわけで、楽しかった旅行も最終日です。
ジメジメしたお別れは苦手なので、ここはひとつ一発景気づけにギャンブルでもして帰りましょうかね。
2013年08月07日(水)晴れ
05:40
起床。
文吉は扇風機がきらいなので、昨日兄がつけた扇風機の電源を眠る前に消しておきました。
そのために部屋は蒸し暑くなり、寝汗をかいています。
何気にベランダのサッシ窓を開けたら涼しい潮風がサアーッと入ってきました。まさに天然のクーラーです。
なんで、こんなにさわやかな朝を迎えられるのに窓を閉め切っていたのか、都会人の文吉にはいまだに謎のひとつとなりました。
たぶん、兄は「潮騒がうるさくて眠れなくなると悪い」と気を使ったのだと思いますが、お気遣いはいりません。
06:30
みんなで朝食をすますと、隣の家にあいさつに行きます。
隣は母の実家で、叔父夫婦がすんでいます。
叔父は早起きで有名な人なので、この時間に押しかけないと散歩かゴルフに出かけてしまいます。
久しぶりにあった叔父はもう80になるのにものすごく元気です。快活に笑って迎えてくれました。
08:00
母と散歩を兼ねて墓参りに行きます。
実家から母の足であるいて約20分。いい運動になるようです。
母は週に3回くらいは亡き父と語らいにいくそうです。
帰りのみちすがら、小さな波止場をとおります。
ここは文吉が子供のころから釣りをしたり、船の間を泳いだりした場所です。
夏休みにはラジオ体操もここでやりました。
実家のすぐ近くにある小さな祠です。恵比寿様を祀っており、昔から小さな子供たちの遊び場になっています。
母はかならずここで休憩してから家に帰るそうです。
実家に戻ると、大事な仕事が待っていました。
それは「梅干し」の梱包です。
もし、「文吉にとっておふくろの味とは?」と質問されたら即答します。
母が作った紫蘇の葉がたっぷり入った梅干しは絶品で、文吉は赤ん坊のころから毎日この梅干しで生きてきました。
二年ほど前に持って帰ったものが底をついてきたので、母に無理言って頼んでいたのです。
「今はだれも食べる者がいなくなってしばらく作ってなかった」とボヤキながらもこの日のために用意していてくれました。
A4の用紙が入るくらいの大きさで深さが10cmはあるタッパに2杯分詰め込むと、ビニール袋できっちりとめて段ボールに押し込みました。
残念ながら、写真をとるのを忘れていました。
11:00
妹とOZさんが車で来てくれたので、さっそく乗り込んで出発します。
途中にある長崎北郵便局でさきほどの梅干し段ボールを郵パックで送ります。
送料はけっこうかかりますが、これを飛行機に積んで持って帰ることを考えたら安いもんです。
文吉が今回はまだ「ちゃんぽん、皿うどん」を食べていないと言ったので、お昼が決定しました。
新地の中華街に本店があって、浦上にも支店のある「江山楼」が旨いというので、浦上にやって来ました。
「王さんのちゃんぽん」はさすがにうまいです。
お腹も膨れたので、OZさんの運転で一路、大村の長崎空港へ向かいます。
13:10
長崎空港到着。
入り口付近で面白い看板を見つけました。
最近、タヌキが出没するようです。さすがわローカル空港ですね。
都会にもタヌキはいますが、空港にはたぶん現れないと思います。
たぶん、飛行機に乗る金も持っていないと思います。
空港で飛行機の予約をします。
「何で来たときに帰りの予約をしなかったのか?」
それは個人の自由です。
さいわい、17:00の便がとれました。
それでは時間もあることだし、出かけますか。
13:50
休憩とトイレを兼ねてやってきたのが、「大村夢ファームしゅしゅ」
ここのソフトクリームは自家栽培の天然素材が売りで、ブルーベリーアイスには丸々ブルーベリーの粒がいっぱい入っていました。
これは文吉が薄い胸をたたいて推薦しますよ。
ここ、大村で一番有名なものというと、やっぱりあれでしょ。
日本で最初の競艇場「大村ボート」です。日本のドン「笹川良一」先生の銅像もたっていました。
文吉が高校時代に行きつけだったラーメン屋のオヤジがボートきちがいで、「お前はボートの選手にピッタリだ、お前が選手になったら毎日ラーメン食べさせてやる」とよく言われたものです。
ラーメンのためにプロの選手になるほど文吉は根性が座っていませんでしたけどね。
来たからには手慰みで買うでしょ。でも、文吉一家は皆、シロウトです。
舟券の買い方すら知らないような奴らです。まともに考えて当たるはずがありません。
思い思いになけなしの100円玉を握りしめてあてずっぽうで窓口に行くありさまでした。
でも、ビギナーズラックって本当にあるんですね。
妹が買った1-4だけが連複できました。
なんと、百円が5百40円になったと大はしゃぎでした。
文吉は最終的に8百円もスッてしまいました。ちょうど昼に食べたちゃんぽんと同じ値段です。
いくら、文吉が貪欲でもちゃんぽん二杯は食べられませんよね。
15:30
再び空港に戻ってきました。
お土産店をぶらついてから、ちょっとレストランで休憩します。
メニューを見ると珍しいものが乗っていました。
珈琲または紅茶と桃カステラのセットです。
桃カステラというのは長崎では桃の節句(ひな祭り)に食べるスイーツです。
女の子が産まれたときのお祝い返しに配る習慣もあります。
オメデタイ食べ物として文吉の脳裏にはインプットされています。
19:00
名残はつきませんが、飛行機は定刻通りに出発し、文吉は雲上の人になりました。
真っ暗で雲は見えませんでしたが。
21:10
羽田空港へ到着し、21:40のバスで自宅に帰りましたとさ。
おしまい。
【おまけ】
家に帰ってから、届いた梅干しを賞味しました。
やっぱり、これです。この大きな梅干しでないと文吉は力がでてきません。
味はそうとう酸っぱいですよ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
ここをクリックしてランキングを上げればより多くの方に見ていただく機会が増えると思います。
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ジメジメしたお別れは苦手なので、ここはひとつ一発景気づけにギャンブルでもして帰りましょうかね。
2013年08月07日(水)晴れ
05:40
起床。
文吉は扇風機がきらいなので、昨日兄がつけた扇風機の電源を眠る前に消しておきました。
そのために部屋は蒸し暑くなり、寝汗をかいています。
何気にベランダのサッシ窓を開けたら涼しい潮風がサアーッと入ってきました。まさに天然のクーラーです。
なんで、こんなにさわやかな朝を迎えられるのに窓を閉め切っていたのか、都会人の文吉にはいまだに謎のひとつとなりました。
たぶん、兄は「潮騒がうるさくて眠れなくなると悪い」と気を使ったのだと思いますが、お気遣いはいりません。
06:30
みんなで朝食をすますと、隣の家にあいさつに行きます。
隣は母の実家で、叔父夫婦がすんでいます。
叔父は早起きで有名な人なので、この時間に押しかけないと散歩かゴルフに出かけてしまいます。
久しぶりにあった叔父はもう80になるのにものすごく元気です。快活に笑って迎えてくれました。
08:00
母と散歩を兼ねて墓参りに行きます。
実家から母の足であるいて約20分。いい運動になるようです。
母は週に3回くらいは亡き父と語らいにいくそうです。
帰りのみちすがら、小さな波止場をとおります。
ここは文吉が子供のころから釣りをしたり、船の間を泳いだりした場所です。
夏休みにはラジオ体操もここでやりました。
実家のすぐ近くにある小さな祠です。恵比寿様を祀っており、昔から小さな子供たちの遊び場になっています。
母はかならずここで休憩してから家に帰るそうです。
実家に戻ると、大事な仕事が待っていました。
それは「梅干し」の梱包です。
もし、「文吉にとっておふくろの味とは?」と質問されたら即答します。
母が作った紫蘇の葉がたっぷり入った梅干しは絶品で、文吉は赤ん坊のころから毎日この梅干しで生きてきました。
二年ほど前に持って帰ったものが底をついてきたので、母に無理言って頼んでいたのです。
「今はだれも食べる者がいなくなってしばらく作ってなかった」とボヤキながらもこの日のために用意していてくれました。
A4の用紙が入るくらいの大きさで深さが10cmはあるタッパに2杯分詰め込むと、ビニール袋できっちりとめて段ボールに押し込みました。
残念ながら、写真をとるのを忘れていました。
11:00
妹とOZさんが車で来てくれたので、さっそく乗り込んで出発します。
途中にある長崎北郵便局でさきほどの梅干し段ボールを郵パックで送ります。
送料はけっこうかかりますが、これを飛行機に積んで持って帰ることを考えたら安いもんです。
文吉が今回はまだ「ちゃんぽん、皿うどん」を食べていないと言ったので、お昼が決定しました。
新地の中華街に本店があって、浦上にも支店のある「江山楼」が旨いというので、浦上にやって来ました。
「王さんのちゃんぽん」はさすがにうまいです。
お腹も膨れたので、OZさんの運転で一路、大村の長崎空港へ向かいます。
13:10
長崎空港到着。
入り口付近で面白い看板を見つけました。
最近、タヌキが出没するようです。さすがわローカル空港ですね。
都会にもタヌキはいますが、空港にはたぶん現れないと思います。
たぶん、飛行機に乗る金も持っていないと思います。
空港で飛行機の予約をします。
「何で来たときに帰りの予約をしなかったのか?」
それは個人の自由です。
さいわい、17:00の便がとれました。
それでは時間もあることだし、出かけますか。
13:50
休憩とトイレを兼ねてやってきたのが、「大村夢ファームしゅしゅ」
ここのソフトクリームは自家栽培の天然素材が売りで、ブルーベリーアイスには丸々ブルーベリーの粒がいっぱい入っていました。
これは文吉が薄い胸をたたいて推薦しますよ。
ここ、大村で一番有名なものというと、やっぱりあれでしょ。
日本で最初の競艇場「大村ボート」です。日本のドン「笹川良一」先生の銅像もたっていました。
文吉が高校時代に行きつけだったラーメン屋のオヤジがボートきちがいで、「お前はボートの選手にピッタリだ、お前が選手になったら毎日ラーメン食べさせてやる」とよく言われたものです。
ラーメンのためにプロの選手になるほど文吉は根性が座っていませんでしたけどね。
来たからには手慰みで買うでしょ。でも、文吉一家は皆、シロウトです。
舟券の買い方すら知らないような奴らです。まともに考えて当たるはずがありません。
思い思いになけなしの100円玉を握りしめてあてずっぽうで窓口に行くありさまでした。
でも、ビギナーズラックって本当にあるんですね。
妹が買った1-4だけが連複できました。
なんと、百円が5百40円になったと大はしゃぎでした。
文吉は最終的に8百円もスッてしまいました。ちょうど昼に食べたちゃんぽんと同じ値段です。
いくら、文吉が貪欲でもちゃんぽん二杯は食べられませんよね。
15:30
再び空港に戻ってきました。
お土産店をぶらついてから、ちょっとレストランで休憩します。
メニューを見ると珍しいものが乗っていました。
珈琲または紅茶と桃カステラのセットです。
桃カステラというのは長崎では桃の節句(ひな祭り)に食べるスイーツです。
女の子が産まれたときのお祝い返しに配る習慣もあります。
オメデタイ食べ物として文吉の脳裏にはインプットされています。
19:00
名残はつきませんが、飛行機は定刻通りに出発し、文吉は雲上の人になりました。
真っ暗で雲は見えませんでしたが。
21:10
羽田空港へ到着し、21:40のバスで自宅に帰りましたとさ。
おしまい。
【おまけ】
家に帰ってから、届いた梅干しを賞味しました。
やっぱり、これです。この大きな梅干しでないと文吉は力がでてきません。
味はそうとう酸っぱいですよ。
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【文吉からのお願い】
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やっぱりタヌキは外さないのですね。
お母さん手作りの梅干し! 懐かしい色具合 生唾が
沸いてきました!写真を見ながらで ごはんが食べられそう(^〇^)。
此方北海道 連日の雨ですっかり 涼しくなりました!。
コメントありがとうございます。
どうやらどこへ行ってもタヌキはついて回るようです。
もしかして、去年ポン吉と長崎に行ったときに、空港周辺で文吉がエサをやっているところを目撃されたのかもしれません。
コメントありがとうございます。
母の梅干しは実家ではあまり食べる者がいなくなって、最近は作っていなかったそうです。
でも、文吉は大好物なので無理を言って作ってもらっていました。
でも、子供のこういう我儘は実は親にとっては嬉しいものだと思います。
身体が動くうちは頑張って作ってもらおうと思います。
北海道はもう涼しくなったんですね。早いですねえ。
バイクに乗れるのもあと少しなんでしょうね。
東京名物をお兄さんとお母さんに送らねば。なにがいいのでしょうか。東京物語か?浅草のきんつばか。虎谷の羊羹か。
これで3拍子揃っちまったな。良いんだか悪いんだか
そんなことより、なんだかんだ楽しい九州旅行だったじゃん。いいなあ、羨ましいなあ。
そんなことより、文吉のお母さんの梅干、俺も大好きです。めちゃめちゃ酸っぱいけど、めちゃめちゃ美味しいんだよなあ、これが。
初めて頂いてからすっかり嵌まってます。今でも毎日食べています。目を閉じ、口をすぼめて幸せを感じています。
間接的にでも文吉の親孝行を応援していこうと思ってます。
お母さんと美味しい梅干に感謝です。
コメントありがとうございます。
長崎空港は大村湾に浮かぶ人工の島で、外部とは橋一本でしか繋がっていないのに。
タヌキがいるということは誰かが連れてきたんでしょうね。
自然に発生するはずがありません。
東京名物は”東京バナナみいつけた”が一番喜ばれます。
最近はキャラメルやイチゴ味なんかもあって、子供たちには大変うけますよ。
コメントありがとうございます。
母の貴重な梅干しを湯水のように毎日何個も食べているのを見ると、うれしいような、腹立たしいような。
なぜなら、塩分が相当強いので、文吉は一日一個食べるのさえ戸惑っているのです。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。何事も控えめにしないとそのうちに大変なことになるよ。
でも旨いものは美味いからなあ。
コメントありがとうございます。
ポン吉は次回登場しますよ。あの醜い腹を抱えて。
夜になったら、ポンポコポンポコポンポコリンと腹太鼓をうって、スッポンポンで徘徊しますよ。
でも、それはポン吉のために伏せておきますね。
ここだけの秘密のことですよ。
次回のブログでは割愛しますから。