世の中には無謀なことを考える人がいるもんです。真冬に秩父で野宿しようと企んで、あえなく撃沈してしまいましたとさ・・・
二月の三連休と言うのにどこへ行くかが中々決まりません。こんな時はとりあえずキャンプ道具を持って家を飛び出すことにします。
寒い中を走るんだから温かいところへ行くに限ります。温泉があったらモア・ベターですね。
2013年02月09日(土)晴れ
三連休の初日です。
とりあえず伊豆の方へ行こうと思い、支度をします。
二年前に行ったことがある伊豆のライダースハウス「やどかりの家」ならテントもいらないので、荷物も少なくて済みます。
08:10(2257)
ガソリン満タンで自宅を出発します。
浦和所沢線を走っていると、突然携帯が鳴りだしました。
なんと、ポン吉から「これから秩父にキャンプに行こうよ」とのお誘いです。
まあ、いいか。伊豆はまた今度ということで。
ポン吉とは道の駅「あしがくぼ果樹公園」で落ち合うことにしました。
天気は上々。風もそれほどないので快適に国道299号を北上します。
ポン吉は先週「巾着田」でプチ・アウトドアを経験したのがすごく楽しかったらしくて、今度は本格的なキャンプに挑戦したかったようです。
「お前が行けないなら一人でも行く」と強気の発言をしていますが、本当はまだそこまでの自信はないのでどうしても文吉に同伴して欲しいようです。
10:40-12:38(2319)
道の駅「あしがくぼ果樹公園」到着。
先に出発していたポン吉はすでに到着していて、寒そうに肩をすぼめています。
二人とも、ここに来たことを少し後悔しています。
やっぱり秩父は寒いです。
所沢付近とは確実に5度くらい違うんじゃないでしょうか。風も少し吹いてきました。
道の駅のすぐ上にある西武秩父線「芦ヶ久保駅」まで昇って行って、この辺でキャンプできそうな場所はないか見渡しますが、適当な場所はありません。
とりあえず体の中から暖まりたくなったので、少し早いけどお昼にします。
ここでのお気に入りは「ずりあげうどん」。高速ではないけど、旅の無事を祈ってゲン担ぎにはなるでしょう。
文吉は上品に中(250g)、ポン吉は品無く大(350g)。
かき揚げを一皿トッピングしてシェアして食べます。
なんていうとおしゃれに感じるかもしれないけど、ようするにケチっただけです。
お腹がふくれたら元気もでます。それではとりあえず秩父に向けて出発します。
途中で横道にそれて「羊山公園」に立ち寄ります。ここは高台にあるので、秩父市が一望できます。
到着したら、まずは二台のバイクを並べて記念撮影。
秩父というより埼玉県のシンボルともいえる武甲山(1295m)が東南の方向にそびえています。
反対側には秩父の街がパノラマ写真のように広がっています。
パノラマと言えば、文吉のスマホにはパノラマ写真が撮れるアプリが入っています。
物は試しといじくってみたら、こんなのが撮れました。
恐るべし、スマホ・アプリですね。
続いて訪れたのが道の駅「秩父」。
ここでは美味しい水をポリタンクに調達したらすぐに立ち去ります。
13:50(2348)
色々と悩んだけど、結局やって来たのは「ミューズパーク」。昨年のホタル狩り以来です。
あのときは初夏だったので、寒さ対策は関係無かったけど、今回はこれが一番の悩みの種です。
時間はたっぷりあるので、一周しながら適当な場所探しをします。
【ミューズ・アロー】
注釈にはこんなことが書かれていました。
秩父神社の女神と武甲山の男神は、一年の歳月を互いに想い続け、秩父夜祭の晩だけ出会えるという伝説がある。
ふたりの神が想いあうように、大切な人への真直ぐな想いを矢に託す。武甲山の山頂を向いて立ち、心を込めて矢を引き放てば、矢は音にその姿を変え、武甲山に届くかのように、熱い想いを乗せて丘を渡ってゆく。
ふたりで放つふたつの矢の響きが合わさり、美しくこころに響くとき、想いはかない、そして空へと届くだろう。 ・・・
うーん、いかにも臭い演出ですね。
最後にやってきたのが、パルテノン神殿。
ここの注釈にはこんなことが書かれています。
ギリシャ神殿風のデザインの柱をもつ吹き抜けの床面積282㎡、160人収容の避難休憩施設です。
災害時には、避難生活が送れるように配慮されている。
うーん。今日は災害時ではないから、ダメなのね。
オリンポスの神々は二人を迎えてはくれましたが、ここでもキャンプは無理ですね。
風は冷たく二人の頬をなでていきます。
しょうがないので、まだ日があるうちに帰ることにします。キャンプはあきらめました。
帰りの道すがら、本日最後の武甲山をパチリ。
【文吉が撮ったShadow750jrと武甲山】
【ポン吉が撮ったLet's4と武甲山】
このころにはかなり日が傾いて来て、温度もどんどんさがってきました。
こんな時は、お風呂に入りたいな。ということで、「武甲の湯」に立ち寄りました。入湯料600円
生き返りました。やっぱり冬のツーリングには温泉は欠かせませんね。
ちなみにここの露天はこの界隈では一番広いということを売りにしています。
でも、せいぜい3畳くらいしかありません。まあ、いいけどね。
お風呂から出るころにはもう、あたりは真っ暗になっています。
ここから家まではポン吉の原付だと約2時間半くらいの距離です。
しかも途中には街灯もないような真っ暗な峠越えもあります。
夜の走行に不慣れなポン吉にはかなりの冒険です。
しょうがないから少し戻って、国道140号沿いの有料道路「皆野寄居バイパス」を使ってショートカットしますか。
料金所に着いておどろいたことがありました。
文吉のバイクは軽自動車と同じ300円に対して、ポン吉のバイクは原付なので40円。
いったい、この差はなんなの?
40円が安いのではなくて、300円が不当に高すぎます。
断固として言いたいのは、バイクは二輪車です。タイヤは二つしかついてないってことです。
100円でも高いくらいです。
でも、長瀞をショートカットするだけでもずいぶんと違いました。あっというまに寄居です。
このとき、文吉の頭に悪魔のささやきが聞こえてきました。
「ここから関越の花園ICはすぐ近くだよーーーん」
そうか、その手があったか。なるほど、それ良いね。
だったら、ポン吉はどうなる。下道を一人で帰れば良いじゃん。子供じゃ無いんだし。
って、善人の文吉がそんな薄情なことするわけないでしょ。
文吉が考え付いたのは道の駅「はなぞの」です。
あそこには広くて立派な休憩所があります。そこで野宿ができるじゃないか。
ポン吉に話をしたら「グッドアイデアだね。腹も減ったし」と、喰うことだけしか考えていません。
19:15(2384)
道の駅「はなぞの」到着。
広い駐車場には10台ほどの車が駐車していますが、バイクは一台もありません。
休憩所に入ると、どういうわけか誰もいません。二人の貸切状態です。
ここでまた文吉に悪魔のささやきが聞こえてきました。
「せっかくキャンプ道具と食料もあるんだし、ここで料理しちゃえーーーん」
そんなことはいけません。ここは火気厳禁のはずだし・・・どこにも書いて無いなあ。
さっきは悪魔の声をむげに断ったし、ここは悪魔の顔を立ててやるか。
ポン吉に相談したら「【禁煙】て書いてるけど、【火気厳禁】とは書いてないから、いいんじゃねえ」
こいつ、根っからの悪党です。何か問題がおきたら、みんなポン吉のせいにしちゃえば良いや。
そうと決まればさっそく夕食の支度にかかります。
みなさん、「マルタイラーメン」ってご存知でしょうか?
九州人はインスタントラーメンといったら、必ず食べたことのある超ベストセラーのラーメンです。
文吉も子供のころは良く食べました。
この棒状のラーメンを今回は用意しております。東京でも売っているんですよ。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
ワカメたっぷりの「ラーメンの具」と言うドライシーズニング(別売り)を一つまみ入れて、イワシの缶詰とデザートの茶碗蒸しをつけたら完璧なディナーです。
なんて文吉は料理上手なんでしょう。
お腹がふくれたら眠くなりますよね、普通の人は。
でも、夜行性で気の小さいポン吉は違うみたいです。
ソニータブレットにワンセグ・アダプターをつけてテレビ観戦が始まりました。
ちょうどこの日は女子フィギュアスケートのフリースタイルをやっていました。
文吉も浅田真央ちゃんが滑りはじめたころまでは記憶にあるのですが、その後はわかりません。
ふと、文吉の体が宙に浮いたような感じがしてハッと気が着いたら、ポン吉に寝袋をガッポリ被せられて、チャックまでされました。
ああ、こいつも寝るんだなと思うより早く文吉のつぶらな瞳は閉じてしまいましたけど。
04:15
文吉は気持ちよく目覚めました。
それに比べて、となりでいびきをかいてドテーッとトドのように寝ている物体があります。
でっかい腹を上下に動かして見にくいったりゃありゃしない物体です。
心優しい文吉はそのまま寝かして、コーヒーの準備をします。
ふと気が着いたら、いつの間に来たのか見知らぬおじさんが向こうの席で転寝しています。
いくら休憩所には風は入ってこないといってもこれじゃあ寒いでしょ。
普段着のまま椅子に座って、テーブルに背中をもたせ掛けてコックリしていました。
それはさておいて、ポン吉を優しく蹴っ飛ばしてコーヒーを飲ませてやりました。
「お前、昨日は早く寝たから後片付けしたり、周りが気になって俺は一睡もできなかった」
などと、平気で大嘘つける男です。気の良い文吉は無視しますけど。
ポン吉の話ではあのおじさんは昨日のうちにやって来て不審な様子なので、ずっと気になっていたそうです。
とりあえず、まだ外が薄暗いうちに証拠隠滅のため片づけます。
その前にポン吉の初野宿記念にパチリ。
外が明るくなったので、道の駅の外壁に描かれたお祭りの絵をバックにShadow750jrの記念撮影。
駐車場にはほとんど昨夜と同じ状態で、10台ほどの車が駐車しています。みなさん、車の中で野宿しているんですね。
何のためかわからないけど。
07:10
道の駅「はなぞの」を出発します。
まずは朝食を摂りたいですね。
国道140号そいにある「吉野家」で朝定食「ベーコンエッグ定食」をいただきました。
さあ、もう思い残すことはありません。
国道140号の玉淀橋を渡って、国道254号(川越街道)を通って帰ります。
09:30
秋ヶ瀬公園にやってきました。
なぜって?
走っている内に体がブルブル震えるくらい寒くなったんですね。
「これはお風呂にでも入って暖まらないと凍え死んじゃう。」って思ってもまだお風呂はどこも開いてません。
10時になるまでちょっと時間調整が必要なんですよね。
秋ヶ瀬公園では朝早くからカートで楽しむ人たちがいました。
先週練習した「流し撮り」の格好のターゲットですね。
文吉の自宅から歩いて5分のところにスーパー銭湯があります。
だいたい月に一回は来ていますが、今日ほど気持ち良く入れたことは無いですね。
ああ、生き返りました。
体が温まったら、ポン吉とはこれでお別れです。
「家に着くまでがツーリングだからな。気を付けて帰れよ」
ということで、おしまい。
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【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
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2013年02月09日(土)晴れ
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とりあえず伊豆の方へ行こうと思い、支度をします。
二年前に行ったことがある伊豆のライダースハウス「やどかりの家」ならテントもいらないので、荷物も少なくて済みます。
08:10(2257)
ガソリン満タンで自宅を出発します。
浦和所沢線を走っていると、突然携帯が鳴りだしました。
なんと、ポン吉から「これから秩父にキャンプに行こうよ」とのお誘いです。
まあ、いいか。伊豆はまた今度ということで。
ポン吉とは道の駅「あしがくぼ果樹公園」で落ち合うことにしました。
天気は上々。風もそれほどないので快適に国道299号を北上します。
ポン吉は先週「巾着田」でプチ・アウトドアを経験したのがすごく楽しかったらしくて、今度は本格的なキャンプに挑戦したかったようです。
「お前が行けないなら一人でも行く」と強気の発言をしていますが、本当はまだそこまでの自信はないのでどうしても文吉に同伴して欲しいようです。
10:40-12:38(2319)
道の駅「あしがくぼ果樹公園」到着。
先に出発していたポン吉はすでに到着していて、寒そうに肩をすぼめています。
二人とも、ここに来たことを少し後悔しています。
やっぱり秩父は寒いです。
所沢付近とは確実に5度くらい違うんじゃないでしょうか。風も少し吹いてきました。
道の駅のすぐ上にある西武秩父線「芦ヶ久保駅」まで昇って行って、この辺でキャンプできそうな場所はないか見渡しますが、適当な場所はありません。
とりあえず体の中から暖まりたくなったので、少し早いけどお昼にします。
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文吉は上品に中(250g)、ポン吉は品無く大(350g)。
かき揚げを一皿トッピングしてシェアして食べます。
なんていうとおしゃれに感じるかもしれないけど、ようするにケチっただけです。
お腹がふくれたら元気もでます。それではとりあえず秩父に向けて出発します。
途中で横道にそれて「羊山公園」に立ち寄ります。ここは高台にあるので、秩父市が一望できます。
到着したら、まずは二台のバイクを並べて記念撮影。
秩父というより埼玉県のシンボルともいえる武甲山(1295m)が東南の方向にそびえています。
反対側には秩父の街がパノラマ写真のように広がっています。
パノラマと言えば、文吉のスマホにはパノラマ写真が撮れるアプリが入っています。
物は試しといじくってみたら、こんなのが撮れました。
恐るべし、スマホ・アプリですね。
続いて訪れたのが道の駅「秩父」。
ここでは美味しい水をポリタンクに調達したらすぐに立ち去ります。
13:50(2348)
色々と悩んだけど、結局やって来たのは「ミューズパーク」。昨年のホタル狩り以来です。
あのときは初夏だったので、寒さ対策は関係無かったけど、今回はこれが一番の悩みの種です。
時間はたっぷりあるので、一周しながら適当な場所探しをします。
【ミューズ・アロー】
注釈にはこんなことが書かれていました。
秩父神社の女神と武甲山の男神は、一年の歳月を互いに想い続け、秩父夜祭の晩だけ出会えるという伝説がある。
ふたりの神が想いあうように、大切な人への真直ぐな想いを矢に託す。武甲山の山頂を向いて立ち、心を込めて矢を引き放てば、矢は音にその姿を変え、武甲山に届くかのように、熱い想いを乗せて丘を渡ってゆく。
ふたりで放つふたつの矢の響きが合わさり、美しくこころに響くとき、想いはかない、そして空へと届くだろう。 ・・・
うーん、いかにも臭い演出ですね。
最後にやってきたのが、パルテノン神殿。
ここの注釈にはこんなことが書かれています。
ギリシャ神殿風のデザインの柱をもつ吹き抜けの床面積282㎡、160人収容の避難休憩施設です。
災害時には、避難生活が送れるように配慮されている。
うーん。今日は災害時ではないから、ダメなのね。
オリンポスの神々は二人を迎えてはくれましたが、ここでもキャンプは無理ですね。
風は冷たく二人の頬をなでていきます。
しょうがないので、まだ日があるうちに帰ることにします。キャンプはあきらめました。
帰りの道すがら、本日最後の武甲山をパチリ。
【文吉が撮ったShadow750jrと武甲山】
【ポン吉が撮ったLet's4と武甲山】
このころにはかなり日が傾いて来て、温度もどんどんさがってきました。
こんな時は、お風呂に入りたいな。ということで、「武甲の湯」に立ち寄りました。入湯料600円
生き返りました。やっぱり冬のツーリングには温泉は欠かせませんね。
ちなみにここの露天はこの界隈では一番広いということを売りにしています。
でも、せいぜい3畳くらいしかありません。まあ、いいけどね。
お風呂から出るころにはもう、あたりは真っ暗になっています。
ここから家まではポン吉の原付だと約2時間半くらいの距離です。
しかも途中には街灯もないような真っ暗な峠越えもあります。
夜の走行に不慣れなポン吉にはかなりの冒険です。
しょうがないから少し戻って、国道140号沿いの有料道路「皆野寄居バイパス」を使ってショートカットしますか。
料金所に着いておどろいたことがありました。
文吉のバイクは軽自動車と同じ300円に対して、ポン吉のバイクは原付なので40円。
いったい、この差はなんなの?
40円が安いのではなくて、300円が不当に高すぎます。
断固として言いたいのは、バイクは二輪車です。タイヤは二つしかついてないってことです。
100円でも高いくらいです。
でも、長瀞をショートカットするだけでもずいぶんと違いました。あっというまに寄居です。
このとき、文吉の頭に悪魔のささやきが聞こえてきました。
「ここから関越の花園ICはすぐ近くだよーーーん」
そうか、その手があったか。なるほど、それ良いね。
だったら、ポン吉はどうなる。下道を一人で帰れば良いじゃん。子供じゃ無いんだし。
って、善人の文吉がそんな薄情なことするわけないでしょ。
文吉が考え付いたのは道の駅「はなぞの」です。
あそこには広くて立派な休憩所があります。そこで野宿ができるじゃないか。
ポン吉に話をしたら「グッドアイデアだね。腹も減ったし」と、喰うことだけしか考えていません。
19:15(2384)
道の駅「はなぞの」到着。
広い駐車場には10台ほどの車が駐車していますが、バイクは一台もありません。
休憩所に入ると、どういうわけか誰もいません。二人の貸切状態です。
ここでまた文吉に悪魔のささやきが聞こえてきました。
「せっかくキャンプ道具と食料もあるんだし、ここで料理しちゃえーーーん」
そんなことはいけません。ここは火気厳禁のはずだし・・・どこにも書いて無いなあ。
さっきは悪魔の声をむげに断ったし、ここは悪魔の顔を立ててやるか。
ポン吉に相談したら「【禁煙】て書いてるけど、【火気厳禁】とは書いてないから、いいんじゃねえ」
こいつ、根っからの悪党です。何か問題がおきたら、みんなポン吉のせいにしちゃえば良いや。
そうと決まればさっそく夕食の支度にかかります。
みなさん、「マルタイラーメン」ってご存知でしょうか?
九州人はインスタントラーメンといったら、必ず食べたことのある超ベストセラーのラーメンです。
文吉も子供のころは良く食べました。
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お腹がふくれたら眠くなりますよね、普通の人は。
でも、夜行性で気の小さいポン吉は違うみたいです。
ソニータブレットにワンセグ・アダプターをつけてテレビ観戦が始まりました。
ちょうどこの日は女子フィギュアスケートのフリースタイルをやっていました。
文吉も浅田真央ちゃんが滑りはじめたころまでは記憶にあるのですが、その後はわかりません。
ふと、文吉の体が宙に浮いたような感じがしてハッと気が着いたら、ポン吉に寝袋をガッポリ被せられて、チャックまでされました。
ああ、こいつも寝るんだなと思うより早く文吉のつぶらな瞳は閉じてしまいましたけど。
04:15
文吉は気持ちよく目覚めました。
それに比べて、となりでいびきをかいてドテーッとトドのように寝ている物体があります。
でっかい腹を上下に動かして見にくいったりゃありゃしない物体です。
心優しい文吉はそのまま寝かして、コーヒーの準備をします。
ふと気が着いたら、いつの間に来たのか見知らぬおじさんが向こうの席で転寝しています。
いくら休憩所には風は入ってこないといってもこれじゃあ寒いでしょ。
普段着のまま椅子に座って、テーブルに背中をもたせ掛けてコックリしていました。
それはさておいて、ポン吉を優しく蹴っ飛ばしてコーヒーを飲ませてやりました。
「お前、昨日は早く寝たから後片付けしたり、周りが気になって俺は一睡もできなかった」
などと、平気で大嘘つける男です。気の良い文吉は無視しますけど。
ポン吉の話ではあのおじさんは昨日のうちにやって来て不審な様子なので、ずっと気になっていたそうです。
とりあえず、まだ外が薄暗いうちに証拠隠滅のため片づけます。
その前にポン吉の初野宿記念にパチリ。
外が明るくなったので、道の駅の外壁に描かれたお祭りの絵をバックにShadow750jrの記念撮影。
駐車場にはほとんど昨夜と同じ状態で、10台ほどの車が駐車しています。みなさん、車の中で野宿しているんですね。
何のためかわからないけど。
07:10
道の駅「はなぞの」を出発します。
まずは朝食を摂りたいですね。
国道140号そいにある「吉野家」で朝定食「ベーコンエッグ定食」をいただきました。
さあ、もう思い残すことはありません。
国道140号の玉淀橋を渡って、国道254号(川越街道)を通って帰ります。
09:30
秋ヶ瀬公園にやってきました。
なぜって?
走っている内に体がブルブル震えるくらい寒くなったんですね。
「これはお風呂にでも入って暖まらないと凍え死んじゃう。」って思ってもまだお風呂はどこも開いてません。
10時になるまでちょっと時間調整が必要なんですよね。
秋ヶ瀬公園では朝早くからカートで楽しむ人たちがいました。
先週練習した「流し撮り」の格好のターゲットですね。
文吉の自宅から歩いて5分のところにスーパー銭湯があります。
だいたい月に一回は来ていますが、今日ほど気持ち良く入れたことは無いですね。
ああ、生き返りました。
体が温まったら、ポン吉とはこれでお別れです。
「家に着くまでがツーリングだからな。気を付けて帰れよ」
ということで、おしまい。
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【文吉からのお願い】
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お疲れさん
いや~、それにしても秩父は寒いかったあ。
でも今回の「男の野宿」、いろいろあってこれはこれで面白かったよ。
正直、一人のキャンプはまだまだ不安を覚えるけど、これからは、どんどん出て行こうと思う。
とりあえず、近場であっちこっち行ってみようと思っています。
おつかれさん。今回は波乱万丈のツーリングでしたね。
なにしろ”寒さ”という敵にはあのナポレオンでさえ敗北したくらいだから。
やっぱりこの時期にテントはちょっと無謀だったね。
暖かくなるまでは、日帰りツーリングで経験値を上げていくのが一番だと思う。あせることはないからね。
でも、どんどん前に出て行こうというのは良いことです。
前に出て困るのは腹だけど。
おはよーさんです
羊山は大学の時にサークルの仲間たちと行ったことがあります。確か銅像がありましたよね、誰だか忘れたけど。
向こうの丘に一面に広がる芝桜がちょーきれいだった。道の駅での野宿はスゲーっす
夏場だと文吉さんと一緒のテントでいいと思うのですが。
この時期だとしダウンの寝袋がいりますよね、しかしたいしたものです、秩父と言えば寒いところ、早朝は日陰でアイスバーンになっているところがありそうですが。
しかし、無謀というか、まあむちゃくちゃというか、野次喜多珍道中を見ているようです、珍道中、これからも楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
確かに銅像がありました。誰でしたっけ?
西武鉄道の創業者だとおもいましたけど。
ここの芝桜は超有名で季節には大渋滞になりますので文吉はまだ行ったことがありません。
コメントありがとうございます。
今回文吉はライダーズハウスに泊まるつもりだったので、寝袋と調理道具だけでテントはじさんしていませんでした。
Shadow750 jrの荷台にくくりつけている大きなバッグはポン吉の荷物です。
彼はシートとハンドルの間の隙間に立て掛けて両ひざで挟んでのってきましたので、文吉が荷台に乗せてやったのです。
それにしても素人というのは恐ろしいものです。
この冬空に秩父でキャンプができると思っていたんですから。
文吉が予定通り伊豆に行っていたら、ポン吉は今頃は良くて肺炎、下手したら凍死しているところでした。