ひつじっく Style♪

♪シャロンとダニエルの夫婦でアカペラ多重録音♪
雨の日も風の日も晴レルヤ!

何度でもハマる…フィッツジェラルド♪ (シャロン)

2013年07月03日 | お気に入り


梅雨らしく一日雨模様やった滋賀…今日の雨は激しくなく シトシトな感じで、風も涼しく過ごしやすかったです。
紫陽花に、水連、場所によってはまだ薔薇も…いろんなお花が楽しめる季節でもありますね
↑の写真は、先月後半にダニエルと訪れた、草津市にある「みずの森」のスイレンです。
(記事の後半にも何枚かアップしますので、良ければ見て行ってくださいねっ)

仕事を辞めて1ヶ月あまり…寂しさもありますが自由な時間がいっぱいの毎日が嬉しくもある今日この頃。
…やはり、大好きな本にハマってます



もう何年も前から私のお気にの作家である F.スコットフィッツジェラルド
彼の作品で、アメリカでは現代文学の3本の指に入る名作「グレート・ギャツビー」がまたまた映画化されました~

映画『華麗なるギャツビー』予告編第3弾


今回の主役は何と、あのディカプリオ様…

思えば今から○○年前の、中学生の頃…初めて母と観に行った映画もこの「ギャッツビー」でした。
そのころのスターやったロバート・レッドフォード (古っ(^_^;))に ほのかに憧れてた私…彼が主演、ということで名古屋の映画館まで出かけたんです

それで初めて甘く、儚い「ギャッツビー」の世界を知って…どうしても原作を読んでみたくなったのがフィッツジェラルドとの出会いでした。
多感な少女時代 ( 私にもあったんです、いちおう…) に出会った作家さんやったので、ドーンとのめり込んで…そのころ翻訳されていた彼の作品は、多分ほとんど読破したかも…

敬愛する村上春樹さんの作品に触れる機会をくれたのも、このフィッツジェラルドでした。

今回公開されている映画の方は、ハデハデで極彩色のギャッツビー…74年のレッドフォード版はパステルカラーの世界。
個人的には 古い映画の方が原作の切ない雰囲気を出してた気がします。( ディカプリオは上手かったです! )
それでもやはり…映画を見た後は、またギャッツビーに会いたくなって…というか、1920年代( ジャズエイジ、と呼ばれたバブルの時代です。)の、おとぎ話のような世界に行きたくなったシャロンでした。

彼の作品の、流れる詩のような美しい文章や( 特に、けだるい夏の夜の描写なんかが秀逸 ) 人生の儚さに、煌めくような独特の色を付けたストーリー…
そういう深みのある良さは、この歳になってやっと味わえる気がしてます。

30代くらいまでは、彼の作品の中では「夜はやさし」が一番好きやったのですが…今は「ギャッツビー」の個性あふれる人物描写や迫力の方に魅かれます。
こんなふうに…何度読んでもいろんな味わい方ができる作品って、やっぱスゴイですよねっ!
ちなみに、2008年にブラピが主演した「ベンジャミンバトン、数奇な人生」も、彼の短編小説を原案に作られたものです。
この映画を観られた方は、解っていただけると思いますが…見終わった後の(読み終わった後の) なんとも言えない感じ…どちらかと言えば悲しいストーリーの中に人生を深く考えさせられる鍵のようなものが隠されていて…心のごく深い部分をえぐられるような感じ…これが彼の作品の特長のひとつやと思います。

時代の寵児として若い才能を開花させたフィッツジェラルド…晩年は、彼の作品と時代とのギャップの中で数々の素晴らしい作品たちも忘れられて…アルコール依存などで不遇の日々の中、44歳の若さでこの世を去りました。
彼の人生とギャッツビーの人生のシンクロは、あまりにも有名です

…なんだかつらつらとマニアックなことばかり書いてしまいましたが<(_ _)>
最後は、可憐なスイレンの写真でホッとしてくださ~い























今回、コメント閉じてますm(__)m いつも温かい励ましやコメント、感謝です