慎重に守備に気をつかいながら立ち上がったRマドリード。
これが正解だった。そして何度か得点できそうな展開もつくった。
バルサはゴンザレス主審が公平な笛を吹くので、いつもにようにファウルをもらえない。
とくにロナウジーニョは再三シミュレーション気味のプレーをやるにで、ゴンザレスはまったく笛を吹かなくなった。
それでもバルサは後半30分に怒涛の攻撃。
決定的なボールがロナウジーニョにPA内で渡ったのに、彼はカシージャスの正面にしかボールを蹴れなかった。 これが彼の力を物語っている。
そしてその直後、Rマドリードのカウンター攻撃。
センターバックの2人に対して、バティスタからファンイスティロイ、そしてまたバティスタへワンタッチでのパス交換。
そしてバティスタは柔らかいボールをゴール右隅に沈めた。
なんと美しいゴールなんだろう。 バティスタはやっと報われた。
後半もバルサは大したプレーができずに時間が過ぎていく。
デコ、プジョルを交代のカードを切るとは、なんと悲しい選択だろう。
しかしシェスターは78分、ガゴを入れた。
大丈夫かな。しかしアウトはスナイデルだから、まあいいいか。
ついに81分、ついにシャビまで下げた。
もうあの強いバルサは存在しない、とライカールトは思ってるんだな。
後半80分からバルサは怒涛の攻撃。
しかしフィニッシュが決まらない。
怖さがない。
やはりメッシがいないとダメなのかね。
そしてゲームセット。
今日素晴らしかったのは、カンナバーロとぺぺのCB二人にエインセ。 それからディアラとバティスタの二人のビボーテ。
Rマドリードにとって会心の勝利だが、バルサの力量不足を感じさせるゲームでもあった。
プジョルもデコもシャビも面白くないだろう。
ロナウジーニョが頼りにならないこともみんが感じたことだろう。
もはや相手選手から敬意も払われない選手に成り下がっている。
カンナバーロに、シュミュレーションまがいのプレーをした直後、激しく罵られていたシーンは象徴的だった。
ゴンザレスはあのあと、二度とロナウジーニョが倒れても笛を吹かなくなった。
ライカールトの采配にも疑問を感じる。
プジョルをCBで、マルケスを二列目で、ザンブロッタを右SBで使うべきだ。ロナウジーニョを早めに下げていれば、こういう展開にはならなかったのではないか。
ドスサントス、ボージャン、ロナウジーニョがを並ても、あのバルサのトータルフットボールはできないだろう。
[バルサ×Rマドリード 0-1 リーガ第17節]









