①追突した方もされた方もウィラーエクスプレスのMS0系エアロエースです。
(追突したエアロエース)
(追突されたエアロエース)
②観光バスは本牧運輸と言う会社のMS9系エアロエースorAS9系スペースアローAです。
トラックはオリックスレンタカーのFEA/FGA系キャンター(リヤボデーは三菱にしては珍しく東洋ボデー)です。
《本文》
ゴールデンウィークも中盤に入った30日、バスの事故が相次ぎました。神奈川県では高校生が乗る観光バスとトラックが衝突、栃木県でも高速バス同士の事故が発生しました。乗客が、事故の瞬間について語りました。
事故直後の30日午前3時ごろ、乗客が夜行バスの車内を撮影していました。
「大丈夫ですか」
暗闇に響く、乗客の不安そうな声。
「誰? 誰?」
「いま何かぶつかって…煙の(ような)においがするので」
緊迫した言葉も飛び交います。
直後、明かりがつくと、大勢の乗客の姿が映し出され、事故が起きた際に作動するスマートウオッチの機械音が、車内に鳴り響いたということです。
「すいません、どなたか110番(警察に電話)していただけませんか」
◇
ゴールデンウィークで多くの乗客が乗っていたのは、格安の夜行バスとして人気の「WILLER(ウィラー)」でした。
30日、街で聞くと…
「新幹線よりは半額くらい安い。学生は結構使っている人多いと思う」
警察によると、30日午前3時ごろ、東北自動車道の下り線で「WILLER」のバス同士の事故が起きたのです。
それぞれ東京を出発し、福島と仙台へと向かっていた「WILLER」のバス。その途中、那須塩原市の下り線で仙台行きのバスが故障し、路肩と走行車線にまたがって停止していたところに、福島行きのバスが後ろから衝突しました。
追突されたバスの運転手は、「エンジンが止まって路肩に寄せようとしたが、寄せきれなかった」などと話しているということです。
2台のバスにはそれぞれ、運転手と乗客41人と38人が乗車し、ほぼ満席の状態でした。2台のバスの乗客、合わせて4人がケガをして病院に搬送され、このうち20代の男性が左足を骨折、20代の女性が骨盤骨折の重傷です。
当時の状況について、追突したバスの乗客は…
追突したバスの乗客
「ちょっと夢見心地で寝ていたら…体に軽く衝撃がバサッとくるのがあって、起きたら体じゅうに破片みたいなのがついてて。左目の方がごろごろしている感じ。多分、破片が入ったのかな」
「けっこう高速バス・深夜バス乗るんですけど…ちょっと怖くなったかなと」
また、この乗客は、今年2月にもWILLERの夜行バスに乗ったといいますが…
追突したバスの乗客(今年2月に乗車した際)
「自分が乗ったところが、シートベルトが壊れていて。壊れているのに乗せているんだ、と思って、自分の中では。自分が乗る前に、ちょっとチェックしなければいけないのかなと思いましたね」
さらに、警察などによると、30日朝は、神奈川県横浜市で観光バスとトラックがぶつかる事故が発生。高校生を含む9人がケガをしました。現場は、日産スタジアムと横浜アリーナ近くの交差点で、観光バスは日帰りのキャンプに向かっていたということです。
◇
レジャーなどの外出が増えるGW期間中に、相次ぐバス事故。事故とは別のバス会社は、苦しい現状を明かします。
神姫観光バス 運輸担当部長 岡部和彦さん(※事故とは無関係の会社)
「“2024年問題”も抱えているなかで、安全運行を第一に考えて、通常であれば乗務員1人で運行する路線であっても、渋滞等予測されますので、乗務時間が延びるということを考えまして、2人態勢でゴールデンウィーク期間中は走るという路線を設定しています。“乗務員不足”というのは、一番の課題です」
ほかにも、乗客の安全確保など、業務に追われるバス会社。人材確保が、ますます深刻となっています。
NNNニュース
(追突したエアロエース)
(追突されたエアロエース)
②観光バスは本牧運輸と言う会社のMS9系エアロエースorAS9系スペースアローAです。
トラックはオリックスレンタカーのFEA/FGA系キャンター(リヤボデーは三菱にしては珍しく東洋ボデー)です。
《本文》
ゴールデンウィークも中盤に入った30日、バスの事故が相次ぎました。神奈川県では高校生が乗る観光バスとトラックが衝突、栃木県でも高速バス同士の事故が発生しました。乗客が、事故の瞬間について語りました。
事故直後の30日午前3時ごろ、乗客が夜行バスの車内を撮影していました。
「大丈夫ですか」
暗闇に響く、乗客の不安そうな声。
「誰? 誰?」
「いま何かぶつかって…煙の(ような)においがするので」
緊迫した言葉も飛び交います。
直後、明かりがつくと、大勢の乗客の姿が映し出され、事故が起きた際に作動するスマートウオッチの機械音が、車内に鳴り響いたということです。
「すいません、どなたか110番(警察に電話)していただけませんか」
◇
ゴールデンウィークで多くの乗客が乗っていたのは、格安の夜行バスとして人気の「WILLER(ウィラー)」でした。
30日、街で聞くと…
「新幹線よりは半額くらい安い。学生は結構使っている人多いと思う」
警察によると、30日午前3時ごろ、東北自動車道の下り線で「WILLER」のバス同士の事故が起きたのです。
それぞれ東京を出発し、福島と仙台へと向かっていた「WILLER」のバス。その途中、那須塩原市の下り線で仙台行きのバスが故障し、路肩と走行車線にまたがって停止していたところに、福島行きのバスが後ろから衝突しました。
追突されたバスの運転手は、「エンジンが止まって路肩に寄せようとしたが、寄せきれなかった」などと話しているということです。
2台のバスにはそれぞれ、運転手と乗客41人と38人が乗車し、ほぼ満席の状態でした。2台のバスの乗客、合わせて4人がケガをして病院に搬送され、このうち20代の男性が左足を骨折、20代の女性が骨盤骨折の重傷です。
当時の状況について、追突したバスの乗客は…
追突したバスの乗客
「ちょっと夢見心地で寝ていたら…体に軽く衝撃がバサッとくるのがあって、起きたら体じゅうに破片みたいなのがついてて。左目の方がごろごろしている感じ。多分、破片が入ったのかな」
「けっこう高速バス・深夜バス乗るんですけど…ちょっと怖くなったかなと」
また、この乗客は、今年2月にもWILLERの夜行バスに乗ったといいますが…
追突したバスの乗客(今年2月に乗車した際)
「自分が乗ったところが、シートベルトが壊れていて。壊れているのに乗せているんだ、と思って、自分の中では。自分が乗る前に、ちょっとチェックしなければいけないのかなと思いましたね」
さらに、警察などによると、30日朝は、神奈川県横浜市で観光バスとトラックがぶつかる事故が発生。高校生を含む9人がケガをしました。現場は、日産スタジアムと横浜アリーナ近くの交差点で、観光バスは日帰りのキャンプに向かっていたということです。
◇
レジャーなどの外出が増えるGW期間中に、相次ぐバス事故。事故とは別のバス会社は、苦しい現状を明かします。
神姫観光バス 運輸担当部長 岡部和彦さん(※事故とは無関係の会社)
「“2024年問題”も抱えているなかで、安全運行を第一に考えて、通常であれば乗務員1人で運行する路線であっても、渋滞等予測されますので、乗務時間が延びるということを考えまして、2人態勢でゴールデンウィーク期間中は走るという路線を設定しています。“乗務員不足”というのは、一番の課題です」
ほかにも、乗客の安全確保など、業務に追われるバス会社。人材確保が、ますます深刻となっています。
NNNニュース