鹿児島県鹿児島市で24日あさ早く、30系プリウスを酒気帯び運転をして20歳の男が逮捕されました。男は警察の検問から車でおよそ5.5キロ逃げた後、建物に衝突して停止し、現行犯逮捕されました。
鹿児島西警察署によりますと、24日午前4時過ぎ、鹿児島市中央町の南国センタービル前で警察が交通違反の取り締まりのために検問をしていたところ、プリウスが停止の呼びかけに応じず、そのまま走り去りました。
警察はパトカーで追跡しましたが、犯人のプリウスは武岡トンネルを通って鹿児島市田上方向に逃走しました。
(記者)「逃走開始からおよそ3分後、容疑者が運転する車はこちらの建物に衝突し停止しました」
犯人のプリウスが衝突したのは、検問の場所からおよそ5.5キロメートル離れた道路沿いの倉庫で、プリウスも倉庫も大破しました。
(近くの住民)「パトカーが『止まれ』と言って、『ガチャン』と音がした。びっくり。近くに行ったら(酒の)匂いがしたから飲酒運転かなと思った」
犯人の薩摩川内市平佐町の自称建設作業員・上萬愛斗(20)からアルコールが検出されたため、警察は酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
警察の調べに対し、「お金がなかったので運転して帰ろうとした」と、容疑を認めているということです。警察は、プリウスに同乗していた知人の男2人についても、飲酒運転と知りながら同乗した疑いもあるとみて調べています。
MBCニュース