西武バスのLV系エルガ(マイチェン後)です。
《本文》
西武バスが14日から所沢エリアで運行を開始する、廃食油を燃料とするバス。
西武バス 管理部・渡邊浩平主任:
廃食油や動物油が原料の燃料になっている「リニューアブルディーゼル」を使用したバスの運行になります。
「リニューアブルディーゼル」とは、廃食油や動物油などを原料に製造する、再生可能資源由来の代替燃料だ。
精製から消費までに排出されるCO2を、石油由来の軽油と比べ約9割削減できるほか、既存の車両や給油施設をそのまま使用できるため、初期投資がかからないことも特徴の1つだ。このリニューアブルディーゼルを使った路線バスの運行は国内初となる。
西武バス 管理部・渡邊浩平主任:
軽油の場合、1台あたり年間で30トン近いCO2の排出が進んでいる状態なので、もう少しその数値を抑えられるかが課題の1つです。
FNNニュース
《続報》2022年7月17日15時22分追加 同日15時のNHKニュースより
車は全く改造せず使えて、CO2も削減出来ますが、燃料費は軽油の3倍以上も掛かるそうです。
《本文》
脱炭素の取り組みを進めるため、廃棄された油などを使った代替燃料を活用する動きが企業の間で広がっています。
このうち埼玉県のバス会社は家庭で使われた食用油などから作った代替燃料で、今月からバスの運行を始めています。
埼玉県所沢市に本社がある「西武バス」は、今月14日から所沢市と志木市を結ぶ路線で代替燃料を使ったバスの運行を始めました。
この燃料は、家庭で使われた食用油や廃棄された肉の油などから作られたもので、今の車両をそのまま使い、軽油の代わりの燃料にすることができるということです。
燃料費は軽油の3倍以上かかりますが、廃棄された油などを利用しているため、製造過程を含めたトータルでみれば、軽油を使った時と比べて二酸化炭素の排出量を削減できるということです。
この燃料で走るバスは、今のところ1台だけですが、会社ではさらに増やすことも検討するとしています。
西武バスの渡邊浩平主任は、「今のバスをそのまま使えるので、水素で走る燃料電池のバスなどと比べて、初期投資がかからないことがメリットだ」と話しています。
この燃料は、大手コンビニ向けに商品を配送するトラックなどでも使われているということで、脱炭素への取り組みが課題となる中、運輸や配送の業界で代替燃料を活用する動きが広がっています。
航空業界でも代替燃料導入の動き
廃油などから作った代替燃料を導入する動きは、航空業界でも広がっています。
植物や廃油などから作った航空機の代替燃料「SAF」は、化石由来の従来の燃料と比べて二酸化炭素の排出量を80%程度減らせるとされています。
これまでの燃料と混ぜて使うことができるということで、国土交通省は2030年までに、国内の航空会社が使う燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げています。
SAFをめぐっては、世界的な需要の高まりを受けて国内でも官民が連携し、生産や供給の体制を整えようという動きが広がっています。
NHKニュース
《本文》
西武バスが14日から所沢エリアで運行を開始する、廃食油を燃料とするバス。
西武バス 管理部・渡邊浩平主任:
廃食油や動物油が原料の燃料になっている「リニューアブルディーゼル」を使用したバスの運行になります。
「リニューアブルディーゼル」とは、廃食油や動物油などを原料に製造する、再生可能資源由来の代替燃料だ。
精製から消費までに排出されるCO2を、石油由来の軽油と比べ約9割削減できるほか、既存の車両や給油施設をそのまま使用できるため、初期投資がかからないことも特徴の1つだ。このリニューアブルディーゼルを使った路線バスの運行は国内初となる。
西武バス 管理部・渡邊浩平主任:
軽油の場合、1台あたり年間で30トン近いCO2の排出が進んでいる状態なので、もう少しその数値を抑えられるかが課題の1つです。
FNNニュース
《続報》2022年7月17日15時22分追加 同日15時のNHKニュースより
車は全く改造せず使えて、CO2も削減出来ますが、燃料費は軽油の3倍以上も掛かるそうです。
《本文》
脱炭素の取り組みを進めるため、廃棄された油などを使った代替燃料を活用する動きが企業の間で広がっています。
このうち埼玉県のバス会社は家庭で使われた食用油などから作った代替燃料で、今月からバスの運行を始めています。
埼玉県所沢市に本社がある「西武バス」は、今月14日から所沢市と志木市を結ぶ路線で代替燃料を使ったバスの運行を始めました。
この燃料は、家庭で使われた食用油や廃棄された肉の油などから作られたもので、今の車両をそのまま使い、軽油の代わりの燃料にすることができるということです。
燃料費は軽油の3倍以上かかりますが、廃棄された油などを利用しているため、製造過程を含めたトータルでみれば、軽油を使った時と比べて二酸化炭素の排出量を削減できるということです。
この燃料で走るバスは、今のところ1台だけですが、会社ではさらに増やすことも検討するとしています。
西武バスの渡邊浩平主任は、「今のバスをそのまま使えるので、水素で走る燃料電池のバスなどと比べて、初期投資がかからないことがメリットだ」と話しています。
この燃料は、大手コンビニ向けに商品を配送するトラックなどでも使われているということで、脱炭素への取り組みが課題となる中、運輸や配送の業界で代替燃料を活用する動きが広がっています。
航空業界でも代替燃料導入の動き
廃油などから作った代替燃料を導入する動きは、航空業界でも広がっています。
植物や廃油などから作った航空機の代替燃料「SAF」は、化石由来の従来の燃料と比べて二酸化炭素の排出量を80%程度減らせるとされています。
これまでの燃料と混ぜて使うことができるということで、国土交通省は2030年までに、国内の航空会社が使う燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げています。
SAFをめぐっては、世界的な需要の高まりを受けて国内でも官民が連携し、生産や供給の体制を整えようという動きが広がっています。
NHKニュース