愛知の踏切で轢き逃げ

   愛知県津島市の名鉄尾西線の踏切で6月9日、81歳の高齢女性が倒れているのが見つかり、高齢女性はその後死亡が確認されました。
　警察は高齢女性をＺ２１Ａ/２３Ａコルトではねて死亡させたまま逃げた過失運転致死などの疑いで、7月29日、64歳の会社員の男を逮捕しました。

　逮捕されたのは津島市の会社員・増田直人容疑者(64)です。
　増田容疑者は6月9日午前11時20分ごろ、津島市藤浪町5丁目の名鉄尾西線の踏切で、愛西市の若山礼子さん(81)をコルトではねて死亡させたまま逃げた過失運転致死と道交法違反の疑いが持たれています。
　現場を通りがかった人が踏切で若山さんが倒れているのを見つけて119番通報し、病院に搬送されましたが、およそ4時間後に死亡が確認されました。

　事故当日は、警察への通報はされていませんでしたが、若山さんが当時持っていた手押し車が不自然に曲がっていたことを不審に思った家族が翌日になって警察に相談して捜査が始まりました。
　警察によりますと、現場近くの防犯カメラの映像などから増田容疑者のコルトの特定に至ったということです。
　コルトの左側には、事故の際にできたとみられる傷が残っていました。
　調べに対し、増田容疑者は「事故当時は交通事故を起こした認識がなかったので、ひき逃げについては認識はありませんでした」と容疑を否認しています。

ＦＮＮニュース