紫の落書き帳

唯、思った事を書き殴ってる丈の馬鹿馬鹿しいブログです。読者受けやアクセス数は全く意識してません。

昨日のNHK『おはよう日本』20230328

2023-03-29 20:40:34 | 乗り物
北海道の十勝バスでは、運転手不足を補う為、管理職がバスドライバーを兼任する事になったそうです。
其の一人の営業部長の葛目義隆さん。
ベテランドライバーから指導を受けて練習して居ます。
車はRT/RUHT/HU系ブルーリボンシティの初期型です(マニアの頁に拠ると『帯広22 う ・191』は、U-HU2MMAAらしいです)。





《本文》
北海道帯広市の十勝バスは、深刻なドライバー不足が原因で2023年2月から路線バスの減便や一部運休を行っています。利用者の生活に影響が出ていることから、会社ではドライバー不足を少しでも補おうと、取り組みを始めています。

営業部長もドライバーを兼務する

葛目義隆さん。60歳。十勝バスの営業部長です。長年乗用車には乗ってきましたが、バスの運転経験はありません。免許を取得して大型バスのハンドルを握ることになりました。

「運転手不足が相当深刻化していますので、これはなんとかしなければいけないという思いを管理職みんなが強くもっていました。社内にドライバー候補者が10名ほどいるんですけど私を含めた4人でこの取り組みがスタートしました」

深刻なドライバー不足

十勝バスでは深刻なドライバー不足が続いています。これまでは休日出勤や時間外労働を依頼して運行を続けてきましたが、現場への負担の大きさを考えて2月上旬に減便を決断しました。そのため平日には10路線19便の減便を行っています。コロナ禍で新卒者の採用を控えたことやコロナへの不安などで退職する人が増えたことが原因です。

減便や一部運休を解消するためにはあと20人ほどドライバーが必要だといいますが、募集を出してもほとんど人が集まらないといいます。
十勝バスには123人のドライバーが在籍していますが20代、30代のドライバーがわずか9人しかいないなど人材不足解消の目処は立っていません。

《十勝バスドライバーの人数構成》
(R5年1月現在)

20代と30代・・9人        
40代・・・・・・25人        
50代・・・・・・40人
60代・・・・・・40人
70代・・・・・・9人

十勝バスが始めた新しい取り組み

そこで十勝バスが始めたのが、これまでバスの運転経験がない管理職にドライバーとして働いてもらうこと。なんとか現場のドライバーの負担を減らしたいと考えたからです。立ち上がったのは50代から60代の事務職の4人。事業本部長と営業部長、運行部長、貸切部長です。

会社の危機に少しでも役に立てないかと自ら志願し、管理職業務の合間を縫って2ヶ月間から4ヶ月間かけて教習所に通い、バスの運転に必要な大型二種免許を取得しました。小さくできる事から始めて結果を出していくのが十勝バスのスタイルです。

社内講習では

葛目さんは社内の規定で、教官と一緒に20時間走行しなければならないので、管理職業務の合間に教官の指導を受けながら経験を積み重ねています。大きなバスで難しいのは狭い道の曲がり方です。バスは運転席が前輪よりも前にあるのでハンドルを切るタイミングも重要です。特に固くしまった雪が路肩に残る雪道では通ることができる場所が限られるので特に慎重なハンドルさばきが必要です。バス事故を起こさせないという思いから教官から時に厳しい指導の声が飛びます。

運転技術だけでなく始業前の車両点検も重要です。この日は整備士から運転席周りの機器やライト、エンジンルーム、タイヤなどについて学びました。整備担当者は「運転中の音や乗り心地、スピードによるぶれなどドライバーが気づいた異変はすぐに伝えてもらいたい」と話していました。

長沢さんは管理職がドライバーになることで、社内のドライバーや整備士たちへの理解が深まったと話します。

十勝バス 長沢敏彦 事業本部長
「いつも当たり前のように仕事をしている姿を見てきましたけど、本当に細かいところまで安全運行のために業務して頂いているんだとあらためて感謝する気持ちがわいてきました」

十勝バス 葛目義隆 営業部長
「自分に対しても厳しく取り組んで行かないといけない。責任の重さを感じています。プロドライバーになるので先輩ドライバーから聞いたことを素直に学び、模範となる運転を心がけたい」

去年5月に国の免許制度が変わり、受験資格を得るための特例講習を受ければ普通免許を取った人が1年後には大型二種免許を取得できるようになりました(←マジかい‼️甘すぎひんか⁉️)バスの運転手を目指す人にも大きな緩和になりました。

十勝バス 長沢敏彦 事業本部長
「まだまだ大幅にドライバーが足りないのですが来年度から新卒者を含めて若い層も来て頂けるような取り組みをしているところです。僕ら管理職が生き生きとした姿をみせられれば後についてくる者もいるんじゃないかと思いまして管理職ドライバーを拡大していきたいと考えています。これをきっかけに社外から運転手になりたいというように思って応募して頂けるといいなあと感じています」

国もドライバー不足に対策進める

国土交通省もバスドライバー不足を深刻に受け止めていて、令和5年度からバス会社に対して大型二種免許の取得や受験資格特例講習の費用、また採用活動のためのセミナーやホームページ作成などの費用に対しても助成を行うことにしています。

NHKニュース


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