今日はよくわかる内科学の腎疾患の始めの方を読んだ。慢性腎臓病の項目を読んで認識を新たにした。
自分が医学生の頃は腎臓病は分類が多くてよく分からない領域と思っていた。
この感じは世界的にも同じだった様で、腎疾患は腎臓専門医が扱うものだった。
しかし、慢性腎臓病という概念が出来て、腎疾患は一般内科医が診る病気になった。
慢性腎臓病の患者数は日本だけで1,320万人
成人の8人に1人が慢性腎臓病だそうだ。
近年の糖尿病の急増に機を同じくしている。
これは軽度の異常も含むので、実際に治療が必要な人はもっと少ないが。
世界人口の9%が慢性腎臓病という調査もあり、コモンディジーズである。
糖尿病の治療薬にSGLT2阻害薬という糖をオシッコに出す薬が有るが、慢性腎臓病の治療薬としても注目されているらしい。
こう言ったトピックも知らなかった。
実際に治療に従事している訳じゃないので、知らなくても済むが、やはり受診者への説明とか、受診者からの説明とかで、知らないと業務に支障を来たしかねない。
やはり医師は生涯勉強だなと再確認した。
内科学の基本書を最新版にして良かったとつくづく思った。
特に内科学は臨床医学の根幹なので、最新版で勉強しないと時間の無駄になる。
受診者からも教えてもらう事があるが、よく知らなかった事項については即日勉強する。
内科学の勉強は優先順位筆頭なので、これからもスキマ時間に勉強して行く。