MEC食事法の提唱者の渡辺信幸先生の著書によれば、糖質と蛋白質は1g4kcal、脂質は1g9kcalとなっているが、これは熱力学的数値で、実際の生体の化学反応や消化吸収過程により得られるエネルギーとは異なると書かれてある。生理学の参考書を読むと、確かにギッブスエネルギーという熱力学的な概念が出てきて、物理化学的な概念で糖質、蛋白質、脂質のカロリーが定義されていた。生理学者としては生体も物理法則に従うシステムと考えたいのだろうが、実際の身体はそんなに単純ではないというか、物質の燃焼エネルギーを生体が全て摂取出来ると考える方に無理がある。
真の栄養学的なカロリーは理論値とは大幅に異なるのだろう。実際、自分が摂取しているカロリーは3000kcalはあるはずだが、どんどん痩せていく。成人男性の標準摂取カロリーは2450kcalだから、僕の場合、だんだん体重が増えていかないとおかしい理屈だ。この辺りに新しい栄養学の展開が見え隠れする。もう少し勉強して追求したいと思っている。
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