元麻酔科医の岡庭先生が作った出版社で、最初は医師国家試験の対策本の出版社だった。自分は大学医学部を95年卒で、その当時は医師国家試験対策本イヤーノート、問題集クエスチョンバンクが既に有った。
その後、メディックメディアは看護師国家試験、管理栄養士国家試験等の分野にも続々と進出。中でも出色のシリーズが、病気がみえるシリーズ。内科外科をメインに臓器別に消化器、循環器、呼吸器、腎泌尿器、といった具合に一冊税抜き3千円台で発売し、3〜5年程度毎に改訂。最近は皮膚科、眼科、耳鼻科が出て、小児科も出て更に、からだがみえる〜人体の構造と機能
いわゆる解剖生理学も出た。
東大医学部卒で在学中に司法試験に合格した方も、病気がみえるシリーズを国家試験の基本書にしていたようで、読者層は医師看護師、理学療法士、放射線技師その他のコメディカル、及び学生で購買層が幅広いので廉価で出版出来る。しかし全部揃えるとなると一冊税込4千円として15冊で6万円になるので決して安くはない。しかし最新のデータで、病気毎の記述であり、昔のダラダラとした記述の基本書とは一線を画している。
自分も15冊揃えている。中々一冊ずつ読み切る時間がないが、折に触れて事典的に使っている。
自分は波動医学等にも興味があり、そういったジャンルの医学には役に立たない面もあるが、現在の標準医学の到達点を把握するのには最良のシリーズだと思う。