「蒲生邸事件」宮部みゆき著。
スキーへ行ってたりして、読書のページを繰る手はすっかり止まっていた。
それでも何となく手にして、二・二六を前にして加速度的に読み終えた一冊。
予備校受験の為、上京していた孝史は宿泊先のホテルで火災に遭い、時間旅行の能力を持つおとこに助けられ降り立ったのは、今まさに二・二六事件が起ころうとしている昭和十一年の帝都・東京。
そこは当時、ホテルのある場所に建っていた洋館・蒲生邸。
そこで起こったのがもうひとつの事件・・・。
未来から来て歴史として結果は知っていても、その実何も知らないことに恥じ入る主人公。
そして
「君は学が無い割に頭がいい。そのくせ妙に勘が鈍い。」
と、言われてしまいます。
そうなんです。
未来では鈍感だって力になるんですからね。
たび重なるタイムトリップは旅行者の寿命を縮めるという。
700Pに迫る時間旅行は同行者のボクもさすがに体力を消耗しました。
それにしても、雪がしんしんと降り積もる昭和十一年の東京。
未来のスキー場関係者に時間旅行者がいたら、きっと死ぬ気で雪を持ち帰っていただろうな。
ワシを見習って鈍感力を鍛えるベシ
なんて かのK君が言っていますもの。。。
しかしどうやって鍛えればいいのよ鈍感力?
あ 私は既に身についているからいらないわんこ☆
こんなときは大人の練習帳?
K君。もったいぶらずにビー玉全部くれればよかったのに☆
そうだっ!
困った時は、だあさんに聞けばいいか!
それじゃダメ?