身近なフェイクニュース

　母によると、地球の丸く見える丘展望館が既に閉館しているのだと言う。
「地球の・・・」とは、某Ｃ県Ｃ市の海の見渡せる小高い丘にあり、３６０度の大パノラマがぐるりと見渡せるというもの。
東洋のドーバーといわれる屏風ヶ浦や果ては筑波山や富士山まで望めるという。
えっ？　先日の犬吠埼マリンパークに続いて「地球・・・」まで！？
そもそも、田舎に住んでいれば、どこにいたって、たいがい地球は丸く見えるものだしなあ。
まあ、いつも地球が四角や三角に見えているかも知れない都会の人には、ひょっとしたら物珍しいのかもしれないけど。
そうか。展望館のある小高い丘に登れば、入館料払ってまでして館内に入らずとも景色は見渡せないこともない訳だしな。よって閉館やむなしか。
シャッター街でも、なんで続けていけているのか不思議な店があるけど、それがまたひとつ、いつの間にか消えていたみたいなものか・・・。
その後、立ち寄ったイオンでも、またあらたに店仕舞いしている店が、ひとつふたつ見受けられた。
勝手なもので、あったらあったで気にもしないけど、なくなったらなくなったで気になるものです。
しかし、家に帰り、閉館について検索してみると・・・。
閉館してない！？
展望館のＨＰを見ても、他の検索結果を見ても、閉館のへの字もみつける事は出来なかった。
あぶない、あぶない。うっかりフェイクニュースを鵜呑みにするところだった。
週刊誌の見出しを見ただけですべてを理解してしまう母の事だ、新聞か何かでちらっと見た記事を、よく読みもせず勘違いしたものだろう。
ネットニュースなんかでも、見出しにつられて見てみると、全然内容が違ってたりするものなあ。
（当ブログも、そんなところがありますが・・・。）
そんなあやふやな話が、伝言ゲームのように原型も留めずに伝わっていったとしたら・・・。
事実かどうかよりも、人は面白半分にそう思いたい方に、より惹かれてしまうものなんですかね。
信じるも信じないも自己管理です！