たまにはチコっと考える

　それは、一週間ばかり前のことじゃった・・・。

　夜、ソファで横になってテレビをみながら、いつもより大きめな声の防災無線を聞いていた。「直るのは月曜日朝未明？　じゃ、明日まる一日断水か。大変だな～」まるで他人事のように。さて部屋に戻るかと用を足した後、手を洗おうとしたら、ん？　水が出ない・・・。どうやら、じぶんちも対象地区だったのを聞き逃していたらしい。というか町のかなりの範囲が断水だった模様。水道管の破損だというが、やはり老朽化だろうか。水道料金が他と比べても高いと感じていたこの町だったが・・・。
　水の出る場所をみつけて、バケツを持って汲みに行ったり、ペットボトルの水で対応したりと。あたりまえのようだが、水がないとホントに困る。水がないと出来ないことって？　お風呂に入れないでしょ（もちろんシャワーも）、洗濯が出来ないでしょ、洗い物が出来ないでしょ、トイレが流せないでしょ・・・。バケツでやっとこさ補充したトイレタンクの水だって、例え小でも流せば、瞬く間に消えていく。いつもノホホンとはいっていた湯舟のお湯だってバケツ何杯分だよコレ。ああ、なんと湯水のように水を使っていたことか。
　普段は、なんの気なしに使ってしまう水だけど、こんな時ばかりは考えさせられるな。ちょうど一日前に、かめちゃん水槽の水替えを終わらせといてよかった。かめちゃんにとっても水は欠かせないものだものね。

 

 

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