雲辺寺を打ち終えた時にここで時間を費やすわけにはいかない。
先を急がなければと言う思いに駆られた。
雲辺寺境内のベンチから京都泊まりの宿観音寺駅前の白梅旅館に電話を入れた。
電話の内容は今晩遅くなるけれどお願いします・・と言う内容でした。
白梅旅館はおそくなっても構わないと言ってくれた。
電話の話を終えると急いで雲辺寺を発つことにした。
又再び納経所へ行き次の札所大興寺の遍路道を確認した。
山門出て左方向に歩く道を教えて頂き歩き始めました。
雲辺寺境内の道は松の葉の枯れ葉が多く足にはとても優しい遍路道です。
7月は初夏を迎えていて緑が一層色よく元気づける。
空王も晴れて気持ちよく歩ける。
雑木林の中の山道は快適誰一人出合う遍路も無く一人マイペースの歩きが続きました。
遍路道を歩いていると四国みちの表示にで会うことが多い。
看板表示は矢印と方向とkmが書かれている。
書かれていてもその殆ど見ることは少ない。
歩いているときは看板があるなぐらいしか・・やり過ごす。
ここの遍路道を選んだ理由は下り坂を歩けると言ったことだけでした。
下りの歩きは上りよりは楽かな・・と言った他愛ない選び方でした。
ここの遍路道の多くは下り坂になっていて始め和歩きやすかった。
表示看板ももう古くなって文字も見えずらくなっていました。
遍路道の下りはすこしづつ歩き苦しくなってきました。
下り坂の土崩れを、土流れ防ぐための柵がある階段が作られている。
私にとってこの階段がくせ者になって歩きにくく下りの歩き方に苦痛が生じた。
私の足幅、、歩幅に出来ていない。
ここまで歩いてきた疲れも重なって大興寺までの下りの歩きは雲辺寺の上りよりも違って又きつかった。
雲辺寺から歩き始めて2時間ぐらい経った時にはもう休もうと思いベンチがあり休むことにした。
ここのベンチで休んでいると三角寺から民宿岡田で同宿した若い男性が後やってきて合流した。
ここで初めてガウディという名を知った。
名前はTwitterーのハンドルネームでした。
ガウディさんが私にもやらないかと誘いがあってここで私はTwitterを知ることになりました。
ベンチに座り30分位親切丁寧に教えて頂きました。
教えて頂いた後ガウディさんから私に追い着いた経緯は雲辺寺のロープウエイに乗って経験したかったと言っていました。
ロープウエイに乗っている時間私は歩いていました。
いかに歩き方が遅いか証明をしていた。
ガウディさんが先に行ったと後から再び歩き始めた。
私にとって大興寺7,5km大変長い時間が掛る歩きになると大変さが不安に駆り立てられました。
遍路道を抜ける頃には足も弱まってこれから舗装道路歩きはどうだろうか心配になってきました。
240号線道路は車が少なく道幅もあり疲れてはいるが何とか持ち堪えようと必死で歩いていました。
天候は晴れて汗が噴き出してきている。
汗を拭う暇も無くただひたすら歩いていました。
ここまで来る間には水を頭から被ったことがありもう一度水をかぶれないか家を見て回りながら歩いていました。
だが周りは住宅が少なく住宅があっても道路奥の方に住宅があるので離れた住宅まで行き水を被ろうなどと思いもしない。
そんな中後方からバスが止まってた。
私に乗って良いよと言ってくれた。
このときは神様に運転手が見えた。
運転手は15~16人の遍路おばゃんたちが歩いているよ、、と言っていました。
バス運転手は5分位で止まって私は降ろされました。
てっきり大興寺近くまで行ってくれると思っていたがそうは問屋が卸さない・・と云った具合でがっかりした。
運転手の言われたままバスから降りてから暫くすると集団のおばちゃん達が小屋の前で休憩するのと出合いました。
横目に見ながらお先にといった感じで先を歩きました。
しかしながらおばちゃん達の先を歩いていましたが歩き始めて5分位で追い着かれ私が後からついて行く格好になってしまいました。
おばちゃん達が見えなくなって道路端に水道の長いゴム管があって水浴びしようと建物内に入り頭に水を掛けたいことを話すと直ぐにいやな顔をせず良いですよ・・と言ってくれた。
私はその言葉に感謝して水道の蛇口をひねってホース先端部分を頭に近づけ水を被った。
水道を使用している時に建物の中から女性が冷たいお茶のペットボトルを手に持ち私に差し出してくれました。
私は遠慮無く頂きこれから大興寺までの水分補給に大変うれしかった。
建物は集会所になっていて、今日は4~5人来ていて何か忙しく動いていました。
私は住所名前を書き御礼の言葉を言い集会所を後にした。
もう集団遍路のおばちゃん達の姿は見えなくなった。
私は持っている遍路地図を頼りに歩いていましたが中々大興寺まで着けなかった。
途中で一度聞いて大興寺に着いた時間はもう終える時間30分位前に着いた。
民宿岡田のお父さんが言っていた裏門から入らないで表側の山門から入るように言われ教えて頂いていました。
しかしもう遅い時間で納経所が閉まってしまう。
もうここまできて時間が無いから表裏は無いから裏門から入った。
目の前の裏門があって表門まで回ってロス時間がもったいない勘弁して下さいとつぶやきながら裏門から入った。
裏から回ると修復工事中が目に入った。
本堂が修復中でした。
私は取り急ぎ納経所へ急いだ。
御朱印を頂いた。
納経所の男性にこれから観音寺までの地図を頂き尋ねたところもう地図が古いですよと言われました。
早々に打ち終えて山門に向かいました。
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