ヘンロ旅日記（10）

我が家に咲いています。

一年ぶり二作紫陽花の花。

 

11月10日‥昨晩から今朝まですっきりと眠れない一晩過ごしてしまった。

眠れないこととは何だろう・・。

眠れなかった訳は帰りの日程を一日早めるかどうか。

帰りのサンライズ夜行寝台個室の寝台券は予定通りの日にちで持っているが日程が一日早く終えて仕舞う。

日程を一日早めるかどうかの‥又寝台券を変更出来るかどうかを確認してから決めようと考えていた。

そんなことで悩んでいた。

自分の考え通りに行かない。

四国の駅は私の遍路巡り駅は無人駅が多くみどりの窓口が限られている。

又そんな中何処で寝台を変更しようか不安が募っていました。

そんな中今治駅にはみどりの窓口がある。

駅前の近くにあるステーションホテルからの駅みどりの窓口までが遠かった。

私の体力のなさが遠くしています。

力を振り絞って今治駅みどりの窓口へ赴いた。

一日繰り上げの寝台券の空きがあるかどうか今治駅みどりの窓口へに行きました。

寝台は2席空いていましたが変更せずにホテルに帰ってきた。

明日はホテルを出てバスに乗り札所へ行き以降は宿坊まで歩く計画です。

ホテルに着いてチェックインしてから直ぐにスーパーマルナカに夜の食材を買いに行きました。

ホテルからスーパーマルナカまでは歩くこと15~20′ぐらいかかる。

お弁当、おにぎり、酎ハイ、お茶を買ってからスーパーの出口を間違えた。

スーパーから外へ出て帰りの道が分からなくなってしまった。

スーパー周りを見てから歩き出せば良かったのに自分の考えでうろうろ歩いている内に全く分からなくなってしまった。

夜の今治市内は初めての町である商業地、住宅街は初めて見る物ばかりで今自分の立ち位置が分からない。

小学生に聞いたり、年配風の男性に聞いたりしながら駅を目指しながらホテルにやっとたどり着いた。

今治ステーションホテルは二度目利用で今回はツインのシングルユースで広い部屋風呂に気分も良くなりました。

広くなったことはシングルの部屋が空いてなかったと言っていた。

ただ200円高くなって5200円の素泊まりです。

明日の歩く行程を確認して今日も又熱めの満杯にした風呂に入った。

11月10日‥今日は曇り空の中今治駅前のバス停にいる。

今日の予定は今治駅前7：00発バスに乗り菊間行き阿方下車して54番延命寺からは歩いて56番泰山寺57番栄福寺58番仙遊寺まで歩く予定です。

55番南光坊は前回10月に打終えている。

今治駅からバス15分ぐらい乗った。

路線バスのためバスの停留所が多い。

バス停阿方で下車して道路を横断して、横道に入り町中の舗装された住宅街を歩き、54番延命寺までは舗装された田舎道を歩いて行くと途中に大きな沼があった。

暫く進むと正面に延命寺の山門が見えてきた。

大きな森の中にあるここ延命寺は山門入ると正面に本堂、左側階段上に太子堂静かな周囲が住宅がある.

空はどんより曇って、太陽の輝きがが見えてこない。

時間はまだ8：00前の遍路にしたら早朝です。

延命寺を打終えて下車したバス停の道に戻って国道38号線の交通量の多い道を歩く。

国道歩き始めて30分雨が降り始めた。

雨が次第に本降りのなってきました。

国道38号線沿いの大きな衣料品店があった。

まだ開店前の時刻に建物に近づいていくと開店前の従業員が慌ただしく開店の準備をしていた。

お店の方に雨合羽に着替えたい旨を話しお願いしたら店内の着替え室を案内されて雨具に着替えた。

もう外へ出ると激しく雨が降る。

あまりにも激しい雨に56番泰山寺目前にありましたが近くの住宅の庇に入って雨宿りをした。

15分経った頃雨脚も弱くなり泰山寺に着く。

 

泰山寺は集団のお遍路が到着して境内はごった返していた。

雨の中打終えると山門から外へ、前もって地図を頭に入れて置いたが雨の影響で道を間違え

道沿いに会った会社の人に57番栄福寺までの道を聞いた。

57番栄福寺までの道を知って前もって決めていたスーパーで今晩の夕食を買い求めた。

県道317号スーパーフジでの買い物でした。

今晩の宿は58番仙遊寺宿坊素泊まりで予約した。

スーパーフジは店内広く早朝が綺麗になっていた。

雨に濡れた私が店内を汚しはしないか、店内の従業員に迷惑掛けられないように注意をしていた。

店内隅の場所に空いたスペースにリュックを置きお弁当、お茶、おにぎり、お菓子用パン、を購入してリュックに詰めて

スーパーフジを後にした。

外は小降りながら雨は降っていた。

住宅街から蒼社川の橋を渡り直ぐの信号右折して川沿いを雨の中歩く。

川沿いの道は歩道は無い。

車と出会う度に避けて歩く道は雨降りは神経が疲れ、、疲労が重なる。

雨中の川沿い歩きが30分以上続く。

57番栄福寺につく頃は雨も激しく降る。

 

本堂太子堂の礼拝に激しく降ってきた雨足の強さに脱帽しながら打ちました。

納経所は女性の住職の奥さんでした。

住職の奥さんに次の58番仙遊寺までの道を尋ねました。

奥さんは私に向かって気の毒そうな、大変そうな､、顔を私に向けながら道路に出たら左折して下さい。

その時の私はこの雨降りの中歩いて行くことを気の毒に思っていたに違いないと確信していた。

その時の奥さんの表情が忘れられない。

57番栄福寺を打終え激しく降る雨の中次の58番仙遊寺への遍路道を歩くスタートしました。