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うしおととら2、迷家(マヨイガ)感想

【ネタバレ】
2016年春アニメの感想の続きです。
2016年春開始で夏以降に続いたものの感想はそのうち書くとして、春に終わったアニメの感想はこれで最後かもしれません。

◎「うしおととら」(2期、全13話、通算全39話)

総合評価3点(5点満点)

原作が古いこともあってか少し古い感じの絵柄をベースに、現代的なアレンジ。
子供向けとしては少し毒がありますが、それは現在からみた場合であって、1990年代当時は子供向けでも少し毒があるものもそれなりにあったのでは。

潮の成長と とら等との信頼や仲たがいや仲直りや友情や愛情や、男の子がバトルなどの様々な経験を経て成長していくところが全体としては上手く描かれてはいますが、潮に感情移入ができなかったことと、好みではないということです。

蒼月潮(cv畠中祐)、とら/シャガクシャ(cv小山力也)、中村麻子(cv小松未可子)、井上真由子(cv安野希世乃)、秋葉流(cv細谷佳正)、蒼月紫暮(cv藤原啓治)、羽生礼子(cv牧野由依)、オマモリ様(cv茅野愛衣)、ジエメイ(cv花澤香菜)、白面の者(cv林原めぐみ)など。



○ 1話。麻子でさえも潮のことを忘れていて、落ち込む潮。でも、とら は覚えていて。それえでもさみしい潮。1期と同じ雰囲気。

○ 2話。獣の槍は1期で溶けてしまったので、新たに作ろうと、生贄を。別の手段で何とかなりましたが。

○ 4話。白面の者の使いがジエメイを名乗って自衛隊関係者などに陳情。白面の者が閉じ込められているところの前の柱を壊せば白面の者は退治できると嘘をついて。やけに簡単に騙され、検討した形跡もなく翌日に攻撃を決定しました。

潮と とら はそれを止めに、と思ったら自宅に寄ってからという潮の呑気さ。

6話。自衛隊の潜水艦を止められず、魚雷が大量発射、柱が破壊、白面の者が復活し、潜水艦を軽く一蹴。さすがにこれで、自衛隊も自分がしたことの間違いに気づいたでしょうね。

潮は潮で、母に久しぶりに会えたから感傷に浸り、魚雷が当たるまで感傷に浸り、何のためにやってきたのだか・・・

○ 7話。白面の者が強く、自衛隊等も、ようやく間違いに気づいたようで。

自分の至らなさにも気づいた潮でしたが、母からの憎しみでは倒せないという言葉に耳を貸さず、自分のこんな目に合わせた白面の者を憎しみだけで倒しに行くも、まるで歯が立たず、しかも獣の槍も壊されてしまい。
今信じなければならないのは とら だと言う母の言葉にも耳を貸しませんし、とら が流(流が とら に勝負を挑んできたので、仕方なく殺しただけ。)を殺したので怒って絶交するし、まあ、中学生でマザコンであって、ヒーローでも何でもないですから、こうなるのは自然ですが、見ていて潮に対して気分は悪いです。


○ まあ、潮と とら が仲直りして協力して白面の者に勝利はしましたが、潮は妖怪になる寸前でしたし、とら は死ななければおかしい状況でしたし(でも、実は生きているのでしょうけれど。)、崩壊する日本列島を支えるために多数の妖怪達が柱などになって支えることにしたので日本も助かりましたし、おおむねハッピーエンドですが安易なハッピーエンドにならなかったところは良かったです。



◎「迷家‐マヨイガ‐」(全12話)

総合評価2点(5点満点)

光宗(みつむね)(cv酒井広大)、真咲(まさき)(cv相坂優歌)、光宗の友達だが自分の思い通りになる光宗を支配して優越感にひたりたいだけの颯人(はやと)(cv八代拓)、納鳴村(ななきむら)の場所を知っているけれど実は首謀者の、こはるん(cv佐倉薫)、ヴァルカナ(cv鈴木達央)、今回の人生やり直しツアーを主催したダーハラ(cv高橋伸也)など多数。



○ 大型バスに28人(+ダーハラ、運転手。後から こはるん追加。)が乗り、警察でも見つけられない納鳴村へ「人生やり直しツアー」。
自己紹介が本名ではないこともあってか軽いノリの者と暗い者がいて、それでもその後のゲームを含めて全体として軽いノリで、どこまで本気でやり直そうというのか不明。
運転手が苦言を言うのも分かります。

休憩所に大学生のこはるんが来て、この先の橋を渡ると納鳴村だと(実はかなり遠かったですが。)。

人数が多いので覚えるのが大変ですが、物語自体は、まずは様子見、でしたが、オリジナルアニメですが、きっと面白くなるのだろうと思って見続けましたが、そういうことはなく。
どうなるのだろう?、ということで次回が楽しみな面はいくらかありましたが、いま一つ筋が通りにくい部分があって、なんでそうなるのかが今一つ分からなくなったり、シリアスに変なコメディが入ったり、ということで点が低くなっています。


○ 一部は好奇心で、一部は企みを持ってですが、多くの参加者が世を捨てる理由が自業自得でくだらない部分が結構あるので、あまり同情できません。
それぞれの人間性がどうかと思う人が多く、だからこそそれほどでもないことで世捨て人になろうと思うのかもしれません。

納鳴村らしきところに着いたとき、そこが納鳴村か分からないというのはいい加減すぎますが、結果としてはそうだったようで。
ガスも水道もあって、畑は昨日まで手入れをしていたかのようで、でも誰もいないという怪しさ。元から怪しい噂があったのに、単独行動で村を調べる人が多いのは、危機意識がないですし、そもそも協力することが苦手な人ばかりなのでしょう。だからその程度のことでくじけて世捨て人になろうと思うのかもしれません。

○ バケモノは幻覚なのだろうと思って見ていたのですが、物理的な攻撃をしてきたので、幻覚ではなくバケモノでした。もう少し現実的な物語かと思っていたのですが、まあ、それはいいでしょう

自らの深層心理、トラウマの反映としてのバケモノがナナキと呼ばれているという類の設定は、今や珍しくもありませんが、私は好きですが。

○ オリジナルアニメですが、オリジナルの欠点としてありがちである、(一度読者などに見てもらってその反応を見て修正するとか、時間を置いて見たらこうした方がよかった、ということを経ていないので、)いろいろと物語の詰めが甘い感じ。

シリアス系の物語なのに変なタイミングで変なコメディが入ったりして、コメディ系なのかシリアス系なのかどっちつかずで落ち着かないところはどうかと。

〇 皆は真咲がバケモノのナナキを操っていると思って探し出し、殺すべきだと吊し上げに。
真咲は従兄とともに納鳴村に以前来たことがあり、そのときもバケモノが出て、逃げる時に従兄は行方不明になったので探しに来たと(バケモノは、当時も今回も真咲には見えていないとのこと。)。
その話は信用できないとして糾弾する者が何人かいて、結局はその方向に流され、でも、何故かバスで運転手がやってきて真咲(と勝手に乗り込んだ光宗)を連れて逃げたり(真咲なら、死んだ娘の幽霊に会わせてくれると考えたからですが。)。

〇 神山博士の娘がこはるんで、納鳴村のことを発表しても信じてもらえず不遇だった父の復讐のためと、父のナナキが納鳴村にあるので老化が早まっており、ナナキを取り返すためにこういうことをしたようで。

納鳴村に残る者、元の世界に戻る者、その選択が分かれたところは良かったですが・・・


【shin】
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