真正会 本部・事務部 スタッフブログ

かすみケアグループ研究発表会に参加して

 こんにちは、地域リハ・ケア サポートセンターの岡持利亘です。
3月26日にかすみケアグループ研究発表会に参加しましたので、
感じたことを書いてみたいと思います。

【その1:研究発表会の変遷を感じた】
 かすみケアグループ研究発表会は、2019年度に始まり、今年度で
第3回目を迎えました。グループの利用者さんからの学びや、取り組
みの過程で気づいた疑問や課題等について、チームメンバーと議論し、
考えた結果のまとめを報告します。自分たちの職場での取り組みを、
グループ全体(医療法人、社会福祉法人、一般社団法人)の皆さんと
共有する機会です。
 過去に137題の発表があり、これまでのタイトルの傾向は、下図
(ワードクラウド)の通りです。

第1回 2019年度 60題


第2回 2020年度 35題


第3回 2021年度 42題

参考:ワードクラウドは、UserLocalのAIテキストマイニングを利用しました
https://textmining.userlocal.jp/
青字が名詞、赤字が動詞、緑字が形容詞で、字の大きさが出現頻度を表しています。


 これまでの発表会では、会の趣旨である「自分たちの取組を共有する」
に沿って、「取り組み」という言葉が一番多く出現していました。また、
この2年間は、Covid-19に対応するため様々な工夫をしてきたため「コロ
ナ禍」という言葉が増えました。眺めてみると何となく皆さんの関心事が
浮かび上がってくる様に感じます。来年は、どんなキーワードが増えるで
しょうか?

【その2:ちょっと良かったこと】
 今回は、ハイブリッドでの開催だったため、会場+オンラインのどちら
でも聴講が可能でした。なるべく多くの発表を聴き、可能ならば対話した
いと思い、ノートパソコンを2台並べ、左耳はA会場、右耳はB会場という
両イヤホン体制で臨みました。結果、全てとはいきませんでしたが、それ
ぞれの発表者の内容を聴き、気になる内容には質問やメッセージを送るこ
とができました。何より、「いいな!」と嬉しくなる様な発表が多く、抄
録は書き込みだらけになりました。
 また、チャットでも質問できるため、「検査体制への感謝」、「活動量
を測る」、「介護施設でもケアサービスでない所で、個人の状況を深掘り
し働きかけ」、「動機づけ支援」、「コミュニティーづくり」、「一緒に
行う」、「不安を聴く」、「何度でもくり返す」、「適切な内容の選択」、
「量のコントロール」「自立支援の視点」「価値感の共有」といった単語
がチャットに流れ、「参考になった」「自分の事業所でも取り入れたい」
という対話も一部見られました。
 
【その3:未来に期待したこと】
 発表することの原動力には、日々の業務での気づきや、疑問、感動、悔
しさ、など様々なきっかけがあるかもしれません。自分の中の小さな思い
は、チームの他のメンバーや、グループ内の別の場所で働いている仲間と
も響き合うかもしれません。「私たちはこう思った、私たちはこうしてみ
た」と、伝えることで、別々の部署で働く仲間との共感や共鳴、新たなディ
スカッションを通した気づきがあるかもしれません。
だからこそ、次回は、会場にいる人も、オンラインにいる人も、多くの参
加者による「対話」をもっと増やしたいと思ったのです。長い時間をかけ
て準備してくれた発表チームに敬意を表し、聴くだけでなく「応えられる」
発表会になったらいいなと強く思いました。発表者のスキルも内容も進歩
していますから、座長のスキルやオーディエンスの質問力、どんな環境で
も活発に対話できる様な設定ができたら、ステキだな・・・、というのが
次への期待です。
数々の発表の中から、次の一歩として、全国学会につなげ、そこでの学び
や発表の成果をチームのみんなと分かち合う事で、さらなるチームの成長
につながるといいな、と感じつつ、「次は何を発表する?」と思いながら
帰った充実の一日でした。発表者の皆さん、準備・運営にあたられた皆さ
ん、ありがとうございました。
 ちなみに、発表内容は、後日配信(※法人内限定)で見られるそうなの
で、あらためてメッセージを送り合えるといいなと期待しています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「T.O」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事