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さて、知人にすすめられ最近読んだ本の感想を記したいと思います。
「シニアの品格」
定年を間近に控える59歳の男性会社員が主人公のお話です。
シニア人材として働く中で、後輩上司との人間関係や妻との夫婦関係で悩む主人公が「話すと元気になる」と噂の奥野老人88歳に相談します。
主人公と奥野老人の対話がストーリー仕立てで描かれた本です。
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「シニア」は高齢者を指すイメージですが、調べてみるとどうやら、「上級者」という意味があるそうです。企業においては、年齢に関係なく上級者の肩書きとして普通に使われています
本の前半は、世界企業で成果を出しキャリアを築いてきた主人公が「昔は俺だって」「またまだ負けたくない」と自暴自棄に陥る様が描かれます。
物語がすすむにつれ、主人公は奥野老人との対話を通して自分や他者の強みと弱みに目を向けるようになります。すると悩んでいた人間関係がだんだんとうまくいくようになるのです。
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題名の印象とは異なり、コーチングなどの心理学をベースとした考え方が散りばめられおり、自分以外の人の考え方を理解することで人間はずっと成長できるというメッセージが込められています。
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毎日子育てに追われ限界ミドサーの私ではありますが、人生の後半に「幸福」を感じることができるよう今からできることもあるのかも!?
と考えさせられる一冊となりました◎
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