世界情勢は新たな激動の次元に入った//
オバマのアジア歴訪、ウクライナ、タイ、パレスチナ//
アメリカ帝国主義オバマ政権は、中国のADIZの受け入れを拒否し、佐世保・沖縄の米海兵隊装備を強化している。13年3月の釣魚台(「尖閣列島」)有事の際の日米共同作戦の策定は、安倍政権の集団的自衛権承認による憲法第9条改悪を盛り込んだ本年末の新ガイドライン策定で実戦過程に入る。東・南中国海での偶発的衝突も含めて軍事的緊張を高めている。
一方では、4月のオバマ・アジア歴訪で単に昨年のアジア外交の取り戻し手当てではとどまらず、日本帝国主義・安倍政権の軍事大国への衝動に一定の歯止めをかけながらアメリカ帝国主義を軸にした日韓の関係強化に向って動いている。しかしうまくいかない。韓国に対して経済の対中依存を見据えながらかなり激しく対日改善を要求している。安倍政権がなんらの「日韓関係の改善策」を打ち出してもいないのに、ある種一方的に(改善)を要求している。
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2013年2月 世界の政治・軍事―世界の動きⅠ
(【 】内は作成者コメント)
《北朝鮮の核実験》
○中国政府は北朝鮮の核実験予告を受けて新たな金融制裁を課す方向。異例の措置 (13.2.1)。昨年12月の安保理採決の制裁決議を踏まえたもので、北京市の北朝鮮系銀行の支店を対象にしたもので実効性はない。
【中国が北朝鮮をコントロールできていないということを示唆する。北朝鮮の体制崩壊は中国自体の大動乱を引き起こすから、簡単な決断ではない。】
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