前回のあらすじ

水の底になる予定の駅に行ってきました。
2013/12/27 16:31 川原湯温泉駅

107系の普通列車で川原湯温泉を後にします
[吾妻線 537M 高崎15:10→大前16:57]
《川原湯温泉 16:31発》
そろそろ日が暮れそうなのに、乗っているのが上り(高崎方面)ではなく下り列車なのは仕様です。

長野原草津口の手前で新線が合流します。線路も引かれているので、架線設置はまもなく始まるかと思われます。
長野原草津口から先は、1971年に新規に開業した区間です。そのため、ほとんどの駅が高架・トンネル化で、川沿いの村落の風景に似つかわしくない高規格路線になっています。

537Mの乗客の大半は帰宅路の高校生。その高校生たちは多くが長野原草津口と群馬大津で下車。川原湯温泉から3つ目の羽根尾に着く頃には、乗客は半減していました。
羽根尾は元貨物駅だったため、側線をたくさん抱えています。現在は貨物の設定はありませんが、「草津」を始めとする万座・鹿沢口止まりの列車が回送されてきます(万座・鹿沢口が1面1線しかないため)。

《大前 16:57着》
そして、列車は終点の大前に到着しました。

吾妻線の線路はここで途切れています。

大前は、本来『暫定』の終着駅のはずでした。吾妻線はこの先山を越えて長野県に入り、信越本線とつなぐ計画があったからです。しかし、既に国鉄(当時)が斜陽になっていたのと、浅間山由来とされる地熱でトンネル工事が難しいとされたため、吾妻線は大前で途切れることになってしまいました。

107系は15分だけ停車して折り返し高崎行きになります。

大前の駅には屋根も改札もありません。

大前駅全景。なにもない。

沿線に温泉を多く持つ吾妻線ですが、観光需要は一つ手前の万座・鹿沢口(→万座温泉・鹿沢温泉)まで。そのため、大前には1日5往復しかやってきません。
(参考までに、万座・鹿沢口までは特急含め13往復)

駅らしいといえるのはホームの待合室ぐらい。中にいる人たちはみんな537Mに乗ってきた『鉄』な人たちです。
需要・施設ともに、1日5往復もあることにびっくりするレベルの駅です。

そんなわけで、15分の大前滞在はあっという間に終わりました。
あとはこの電車に乗って、本日の宿のある高崎まで戻ります。
[吾妻線 542M 大前17:12→高崎18:57]
《大前 17:12発》

《中之条 18:01着》
中之条で115系の普通列車とすれ違いました。

吾妻線では115系が基本で、107系は1日2本しかありません。逆を言えば数少ないロングシートを引き当ててしまったということでもありますが……

《高崎 18:57着》
そんなこんなで、列車は無事に高崎に到着しました。
高崎駅で夕食をとった後、ホテルに向かいます。

本日のお宿は駅前にある「ワシントンホテル高崎」。ビジネスホテルとしては高級なワシントンホテルグループですが、素泊まりは4800円とお手ごろでした。
ホテルでカメラの充電と荷物整理をしてから、再び高崎駅へ。

22時を回っていましたが、人の流れは夕食をとったときと変わりません。

改札の中は、3月の改正で誕生する「スワローあかぎ」の広告があふれていました。

夜の高崎駅は、各方面の列車に加えて上野からのホームライナー的特急「あかぎ」がやってくるためにぎやかです。

特に2番線は特急を表す赤字がずらりと並んでいます。
おや、真ん中に変わった表示が…・・・

間もなくやってきたのは22時23分発の「あかぎ5号」。昼間すれ違った(第8回参照)157系色の185系でした。

5番線には107系の水上行が停車中。

高崎駅の2・4番線ホームの奥には、切欠きホームの3番線があります。ここは非電化の八高線の列車が使用しています。
停車していたのはキハ111+キハ112の小川町行き最終列車です。

小田原からやってきたE231系の快速。

115系の桐生行き。

桐生行きが発車したあとの発車番線表示機に、一際輝く『寝台特急』の文字。
そう、本日の目玉はこの寝台特急――「あけぼの」です。

22時41分。「あけぼの」到着5分前にもかかわらず、高崎どまりのE231系(967M|高崎22:36着)が2番線をふさいでいました。

2分前。ようやく2番線が空きました。あとは「あけぼの」が来るのを待つのみ。
2013/12/27 22:46 高崎駅2番線

EF64に牽かれて現れた「あけぼの」。
機関車が明かりのない位置に入ってしまうため、全体的に色調が暗くなってしまったのは残念な限りです。
一呼吸置いた後、「あけぼの」はゆっくりと高崎駅を離れていきました。

「あけぼの」が去った後も、高崎駅の賑わいは変わりません。なぜなら、上野方面から続々と列車がやってくるからです(写真は22:50着の上野発前橋行969M)。
高崎駅に最後にやってくる列車(989M)はなんと1:37着。高崎駅の眠りはまだやってきそうにありません。

跨線橋から見た高崎駅。




続々と列車が発車していきます。

こうして、12月27日の夜は更けていくのでした。
ここでみなさんに残念なお知らせが。
この帰省はまだ半分しか終わっていません。
続く!

水の底になる予定の駅に行ってきました。
2013/12/27 16:31 川原湯温泉駅

107系の普通列車で川原湯温泉を後にします
[吾妻線 537M 高崎15:10→大前16:57]
《川原湯温泉 16:31発》
そろそろ日が暮れそうなのに、乗っているのが上り(高崎方面)ではなく下り列車なのは仕様です。

長野原草津口の手前で新線が合流します。線路も引かれているので、架線設置はまもなく始まるかと思われます。
長野原草津口から先は、1971年に新規に開業した区間です。そのため、ほとんどの駅が高架・トンネル化で、川沿いの村落の風景に似つかわしくない高規格路線になっています。

537Mの乗客の大半は帰宅路の高校生。その高校生たちは多くが長野原草津口と群馬大津で下車。川原湯温泉から3つ目の羽根尾に着く頃には、乗客は半減していました。
羽根尾は元貨物駅だったため、側線をたくさん抱えています。現在は貨物の設定はありませんが、「草津」を始めとする万座・鹿沢口止まりの列車が回送されてきます(万座・鹿沢口が1面1線しかないため)。

《大前 16:57着》
そして、列車は終点の大前に到着しました。

吾妻線の線路はここで途切れています。

大前は、本来『暫定』の終着駅のはずでした。吾妻線はこの先山を越えて長野県に入り、信越本線とつなぐ計画があったからです。しかし、既に国鉄(当時)が斜陽になっていたのと、浅間山由来とされる地熱でトンネル工事が難しいとされたため、吾妻線は大前で途切れることになってしまいました。

107系は15分だけ停車して折り返し高崎行きになります。

大前の駅には屋根も改札もありません。

大前駅全景。なにもない。

沿線に温泉を多く持つ吾妻線ですが、観光需要は一つ手前の万座・鹿沢口(→万座温泉・鹿沢温泉)まで。そのため、大前には1日5往復しかやってきません。
(参考までに、万座・鹿沢口までは特急含め13往復)

駅らしいといえるのはホームの待合室ぐらい。中にいる人たちはみんな537Mに乗ってきた『鉄』な人たちです。
需要・施設ともに、1日5往復もあることにびっくりするレベルの駅です。

そんなわけで、15分の大前滞在はあっという間に終わりました。
あとはこの電車に乗って、本日の宿のある高崎まで戻ります。
[吾妻線 542M 大前17:12→高崎18:57]
《大前 17:12発》

《中之条 18:01着》
中之条で115系の普通列車とすれ違いました。

吾妻線では115系が基本で、107系は1日2本しかありません。逆を言えば数少ないロングシートを引き当ててしまったということでもありますが……

《高崎 18:57着》
そんなこんなで、列車は無事に高崎に到着しました。
高崎駅で夕食をとった後、ホテルに向かいます。

本日のお宿は駅前にある「ワシントンホテル高崎」。ビジネスホテルとしては高級なワシントンホテルグループですが、素泊まりは4800円とお手ごろでした。
ホテルでカメラの充電と荷物整理をしてから、再び高崎駅へ。

22時を回っていましたが、人の流れは夕食をとったときと変わりません。

改札の中は、3月の改正で誕生する「スワローあかぎ」の広告があふれていました。

夜の高崎駅は、各方面の列車に加えて上野からのホームライナー的特急「あかぎ」がやってくるためにぎやかです。

特に2番線は特急を表す赤字がずらりと並んでいます。
おや、真ん中に変わった表示が…・・・

間もなくやってきたのは22時23分発の「あかぎ5号」。昼間すれ違った(第8回参照)157系色の185系でした。

5番線には107系の水上行が停車中。

高崎駅の2・4番線ホームの奥には、切欠きホームの3番線があります。ここは非電化の八高線の列車が使用しています。
停車していたのはキハ111+キハ112の小川町行き最終列車です。

小田原からやってきたE231系の快速。

115系の桐生行き。

桐生行きが発車したあとの発車番線表示機に、一際輝く『寝台特急』の文字。
そう、本日の目玉はこの寝台特急――「あけぼの」です。

22時41分。「あけぼの」到着5分前にもかかわらず、高崎どまりのE231系(967M|高崎22:36着)が2番線をふさいでいました。

2分前。ようやく2番線が空きました。あとは「あけぼの」が来るのを待つのみ。
2013/12/27 22:46 高崎駅2番線

EF64に牽かれて現れた「あけぼの」。
機関車が明かりのない位置に入ってしまうため、全体的に色調が暗くなってしまったのは残念な限りです。
一呼吸置いた後、「あけぼの」はゆっくりと高崎駅を離れていきました。

「あけぼの」が去った後も、高崎駅の賑わいは変わりません。なぜなら、上野方面から続々と列車がやってくるからです(写真は22:50着の上野発前橋行969M)。
高崎駅に最後にやってくる列車(989M)はなんと1:37着。高崎駅の眠りはまだやってきそうにありません。

跨線橋から見た高崎駅。




続々と列車が発車していきます。

こうして、12月27日の夜は更けていくのでした。
ここでみなさんに残念なお知らせが。
この帰省はまだ半分しか終わっていません。
続く!
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