前略、できちゃいました。
ということで、ふとした拍子に出来上がってしまったオリジナル編曲「吹奏楽のための「キューピー3分クッキング」」の裏話とかです。
・製作の経緯
まったくもってこんなものができた経緯は、至って単純――吹いてみたかったから。
もう少し詳しく説明しますと、私がこの半年でユーフォニアム(ユーフォ)を始めたことが主なきっかけです。
それまでパーカッション専属だったのですが、いろいろ事情が重なりユーフォを始めました。あ、「響け!ユーフォニアム」(※)は全く関係ないです。いや本当に。やり始めた時知らなかったし。
(※:宝島文庫から出た、ユーフォの子が主人公の文庫小説。京都アニメーションでアニメ化が決定。)
で、練習してる時に「キューピー3分クッキング」が頭に浮かんで、原曲(ハ長調。後半はヘ長調)から少し落とした変ホ長調に直してやってみたら、なんということでしょう。見事に指がはまるではありませんか。
しかも、有名な曲なので誰か一人ぐらい編曲してるかと思いきや、出てくるのはウィンズスコアの木管五重奏版などのアンサンブルばかり。これは作るしかないということで、早速フル編成(※)での編曲に着手しました。
※:ソプラノサックスがなかったりするので、フル編成かといわれると微妙なところ。
・製作期間
総製作期間5日の突貫作業により完成。前回同様、音源と楽譜は別に作成しました。音源が製作4日、楽譜が1日というハードスケジュールでした。
突貫の勢いのまま投稿までしてしまったため、動画はなし。タイトル画像を10分で作成し、そのまま動画化→アップロード。ここまでを30分で行いました。
動画に凝らなかった理由は上でも書いた通り完全にネタだからです。楽譜なんて見なくてもみんなわかる曲(のはず)ですからね。
ちなみに、タイトル画像は、ウィンズスコアの木管五重奏のタイトル画面を参考に自作しました。
・原曲へのリスペクト
基本静サツは原曲リスペクトで編曲をします。つまり、鳴っている音は可能な限り全てを取り込み、ぎりぎりにまで音を詰め込みます。吹奏楽に足を突っ込んだことのある人なら、ミュージックエイトではなくウィンズスコア的な編曲をしているといえば伝わるでしょうか。
が、今回はみんなが聞き慣れたメロディーということで、原曲ぽく仕上げたのは前半のみ。後半は変奏曲として、メロディー以外以外に原曲と無関係のサブメロディーを入れました。というか、ラストはもう変奏ってレベルじゃないですね。
一番最初(第1主題)はクラリネットを中心とした原曲リスペクト区間。ホルンの伴奏の音変化も原曲にあわせています。転調(第2主題)からは始めのメロディーに戻るまでは、トランペットを中心に一般的な吹奏楽曲アレンジとしています。
で、再びの第1主題とおもいきやここで変ヘ長調から変ホ長調へ。ユーフォとオーボエのソロをベースに、アルトサックスとフルートがサブメロディーを奏でます。サブメロディーがやっつけ気味ですが、気にしない方向で。
そして終盤は変ホ長調(第2主題)なんですが……うん、あれだね。もう別の曲だよこれ。それを狙って編曲してはいますが。
ところで、原曲という単語がゲシュタルト崩壊しているわけですが、この「キューピー~」には元となった曲があります。それは、イェッセル作曲の「おもちゃの兵隊の行進」です。しかも吹奏楽曲。一瞬作るのはためらいましたが、「おもちゃの~」とはまた雰囲気が違うので思い切って編曲に取り組みました。
なので、ここでいう原曲とはキューピー版を指しますので、ご注意ください。言ってしまえば、今回作ったのはイェッセル曲のアレンジのアレンジということになります。
・暇な金管
吹奏楽の花形はやはりトランペットに代表される金管。しかし、今回の編曲ではあまり出番がありません。
というのも、原曲のメロディーの音域の問題で、第1主題では低すぎ、第2主題では高すぎるという問題が出てしまったのです。よって、メロディー担当は基本的に木管となり、要所要所に金管が出てきます。
え? ユーフォはばりばりメロディだって? そりゃあ、ちょっと音がきついところがあるけど、音域は元々広いし、響き的に他の金管よりメロディーに向いているしで使い勝手がいいものですから。
ちなみに、現在私のいるところはフル編成じゃないのでこの楽譜を吹くことはできません。
ということで、ありそうでなかった、「吹奏楽のための「キューピー3分クッキング」」を、どうぞよろしくお願いします。
ということで、ふとした拍子に出来上がってしまったオリジナル編曲「吹奏楽のための「キューピー3分クッキング」」の裏話とかです。
・製作の経緯
まったくもってこんなものができた経緯は、至って単純――吹いてみたかったから。
もう少し詳しく説明しますと、私がこの半年でユーフォニアム(ユーフォ)を始めたことが主なきっかけです。
それまでパーカッション専属だったのですが、いろいろ事情が重なりユーフォを始めました。あ、「響け!ユーフォニアム」(※)は全く関係ないです。いや本当に。やり始めた時知らなかったし。
(※:宝島文庫から出た、ユーフォの子が主人公の文庫小説。京都アニメーションでアニメ化が決定。)
で、練習してる時に「キューピー3分クッキング」が頭に浮かんで、原曲(ハ長調。後半はヘ長調)から少し落とした変ホ長調に直してやってみたら、なんということでしょう。見事に指がはまるではありませんか。
しかも、有名な曲なので誰か一人ぐらい編曲してるかと思いきや、出てくるのはウィンズスコアの木管五重奏版などのアンサンブルばかり。これは作るしかないということで、早速フル編成(※)での編曲に着手しました。
※:ソプラノサックスがなかったりするので、フル編成かといわれると微妙なところ。
・製作期間
総製作期間5日の突貫作業により完成。前回同様、音源と楽譜は別に作成しました。音源が製作4日、楽譜が1日というハードスケジュールでした。
突貫の勢いのまま投稿までしてしまったため、動画はなし。タイトル画像を10分で作成し、そのまま動画化→アップロード。ここまでを30分で行いました。
動画に凝らなかった理由は上でも書いた通り完全にネタだからです。楽譜なんて見なくてもみんなわかる曲(のはず)ですからね。
ちなみに、タイトル画像は、ウィンズスコアの木管五重奏のタイトル画面を参考に自作しました。
・原曲へのリスペクト
基本静サツは原曲リスペクトで編曲をします。つまり、鳴っている音は可能な限り全てを取り込み、ぎりぎりにまで音を詰め込みます。吹奏楽に足を突っ込んだことのある人なら、ミュージックエイトではなくウィンズスコア的な編曲をしているといえば伝わるでしょうか。
が、今回はみんなが聞き慣れたメロディーということで、原曲ぽく仕上げたのは前半のみ。後半は変奏曲として、メロディー以外以外に原曲と無関係のサブメロディーを入れました。というか、ラストはもう変奏ってレベルじゃないですね。
一番最初(第1主題)はクラリネットを中心とした原曲リスペクト区間。ホルンの伴奏の音変化も原曲にあわせています。転調(第2主題)からは始めのメロディーに戻るまでは、トランペットを中心に一般的な吹奏楽曲アレンジとしています。
で、再びの第1主題とおもいきやここで変ヘ長調から変ホ長調へ。ユーフォとオーボエのソロをベースに、アルトサックスとフルートがサブメロディーを奏でます。サブメロディーがやっつけ気味ですが、気にしない方向で。
そして終盤は変ホ長調(第2主題)なんですが……うん、あれだね。もう別の曲だよこれ。それを狙って編曲してはいますが。
ところで、原曲という単語がゲシュタルト崩壊しているわけですが、この「キューピー~」には元となった曲があります。それは、イェッセル作曲の「おもちゃの兵隊の行進」です。しかも吹奏楽曲。一瞬作るのはためらいましたが、「おもちゃの~」とはまた雰囲気が違うので思い切って編曲に取り組みました。
なので、ここでいう原曲とはキューピー版を指しますので、ご注意ください。言ってしまえば、今回作ったのはイェッセル曲のアレンジのアレンジということになります。
・暇な金管
吹奏楽の花形はやはりトランペットに代表される金管。しかし、今回の編曲ではあまり出番がありません。
というのも、原曲のメロディーの音域の問題で、第1主題では低すぎ、第2主題では高すぎるという問題が出てしまったのです。よって、メロディー担当は基本的に木管となり、要所要所に金管が出てきます。
え? ユーフォはばりばりメロディだって? そりゃあ、ちょっと音がきついところがあるけど、音域は元々広いし、響き的に他の金管よりメロディーに向いているしで使い勝手がいいものですから。
ちなみに、現在私のいるところはフル編成じゃないのでこの楽譜を吹くことはできません。
ということで、ありそうでなかった、「吹奏楽のための「キューピー3分クッキング」」を、どうぞよろしくお願いします。